Rating: 4
Author: FlyHide

航空会社アエロメヒコ航空

国: メキシコ
IATA | ICAO: AM | AMX
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.48 [63件]
アライアンス: スカイチーム

搭乗レビュー
アエロメヒコ MEX>LHR 大揺れで阿鼻叫喚の機内食タイム

航空会社: アエロメヒコ航空
便名: AM007
エコノミー

搭乗日: 2019/12
路線: メキシコシティ → ヒースロー(ロンドン)

機体記号: N961AM
機材: Boeing 787-8 Dreamliner

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 4ッ星
座席（シート）: 4ッ星

機内スタッフサービス: 4ッ星
エンターティメント: 4ッ星

トイレ・洗面台: 4ッ星
機材コンディション: 4ッ星

地上サービス: 4ッ星

口コミ投稿者: FlyHideさん

アクセス数: 766
投稿日: 2020/01/02

搭乗写真

アエロメヒコのチェックインエリア。
在留者はこの列の先で出国の確認を受け... 続き
アジアと欧州行きの長距離線はだいたい... 続き
ヒースロー行きの搭乗ゲート。ゲートの... 続き
アエロメヒコのモニター付き座席はいつ... 続き
搭乗後に配られたアイマスクと耳栓。
安全のしおり。
機内誌の表紙。
米大陸の路線図。
長距離線用の機材はドリームライナーに... 続き
ゴミ袋。
出発が深夜の便なので、薄暗い中での機... 続き
機内食(1回目)。チキンを選択。大揺... 続き
食後のコーヒー。
機材案内ですが、総距離の表示が謎です... 続き
トイレ。
東海岸に沿って大西洋に抜けるルートで... 続き
機内食(2回目)。オムレツを選択。
エコノミーの座席。
到着です。

総評

イスラエルへ向かう際に利用した2度目の搭乗となるメキシコシティとロンドン(ヒースロー)間のフライトです。前回はブリティッシュ・エアウェイズでしたが、今回はアエロメヒコを利用。空港の第2ターミナルへは出発2時間前に到着し、インボラの可能性があるかもという下心もあって自動チェックイン機は使わずにカウンターでチェックインしましたが、特に何も起こらずに普通に手続きは終了。セキュリティーチェックを抜けて在留者が済ませなければならない出国確認のカウンター(在留者以外は手続きの必要なし)が年末帰省の乗客が多いせいか長蛇の列で、搭乗開始時刻の近くまで手続きに時間がかかってしまいました。

アエロメヒコのアジアや欧州への長距離線は午後11時台に集中しているため、幾つかの隣接した搭乗ゲートは混雑していました。しかしヒースロー行きの搭乗開始は出発予定時刻間際まで遅れ、搭乗時の機体へ向かう通路では連邦警察によるランダムな手荷物検査に引っかかってしまいました。検査の他に渡航目的や外貨の持ち出しなどの質問もありましたが、特に問題なく通過。機内は満席に近く、結局予定より30分程遅れて出発しました。

離陸後は40分程で1回目の機内食。深夜のため機内は薄暗いままでのサービスでしたが、機内食の最中に悲鳴とドリンクが何度もこぼれてしまう程の大きな揺れがしばらく続き、揺れと格闘しながら食事を取る羽目になりました。どうにか食事を終えた頃には揺れも収まり、後はひたすら睡眠。目を覚ました後は音楽を聴きながら読書をして過ごし、2度目の機内食は到着1時間半程前から始まりました。ヒースロー付近の上空は混雑しているのか、しばらく上空で旋回が続いた後に無事着陸。最終的に予定より20分程遅れて雨の中ターミナル4に到着となりました。

トランジットで1泊するため、2019年の途中から始まった入国審査の自動化ゲートを初めて利用しましたが、待ち時間ゼロであっという間に入国完了。かつての長蛇の列と尋問タイムを思うと隔世の感があります。ヒースロー止まりにしていた機内預け荷物も無事にピックアップして外に出ましたが、メキシコとは異なり午後5時でも真っ暗で厳しい寒さに少しばかり戸惑いながら空港を後にしました。

【機内食・ドリンク】
1回目の機内食はビーフかチキンの選択でチキンを選択(チキンカレーでした)、2回目はフレンチトーストとオムレツの選択でオムレツを選択。間食のサービスはありませんでした。味は可もなく不可もなく。メキシコシティからの欧州路線は今までイベリア航空とブリティッシュ・エアウェイズを利用しましたが、双方ともに2食目は軽食扱いだったので、2食ともにホットミールが出る分アエロメヒコの方がサービスは良いです。

 【座席（シート）】
 エコノミーの座席は標準的な3-3-3の9列仕様。モニター、USBポート付き。フットレストはありません。壊れている機能はなく問題なく過ごせました。長距離線では枕、膝掛けの他、水のペットボトルが予め座席に置いてあります。  

【機内スタッフ】 
丁寧な対応で良かったと思います。

 【エンターティメント】
モニターのメニュー表は日本語表示可能なものの、日本の映画は見当たらず。機内誌はいつも通りにスペイン語と英語が併記された記事が充実しています。イヤホンの他、アイマスクと耳栓が搭乗後に配られました。

【トイレ・洗面台】 
特に問題なく使用できました。  

【機材コンディション】
 機材は7年目の787-8。たまに成田にも飛来する機材のようですが、特に目立つような内装の劣化もなく良好なコンデションでした。  

【空港サービス】
 アエロメヒコのハブ空港なのでカウンターの数は多く、自動チェックイン機とカウンターの両方でチェックインが可能です。カウンターの手続きだとたまにプレエコ相当のAM PLUS＋の座席を割り当ててくれることがあるので、並ぶ手間を惜しまなければカウンターでチェックインしてみるのも手かもしれません。

  【総合評価】
日系キャリアほどのきめ細かなサービスはありませんが、個人的には乗り慣れているせいか過不足ないサービスで安心感があります。欧州路線では初めての搭乗でしたが、サービスの内容や質は日本路線や南米路線と特に違いはありません。ただし前回のサンティアゴ行きの時と同様、定時運航についてはイマイチな印象です。