搭乗レビュー
〈コロナ禍のカナダ国内線①〉 AC8970搭乗記
- 航空会社
- エア・カナダ
- 便名
-
AC8970
エコノミー
- 搭乗日
- 2020/06
- 路線
- オタワ → モントリオール
- 機体記号
- C-GSJZ
- 機材
- Bombardier DHC-8-402Q Dash 8
- 口コミ投稿者
- Cassiopeia737さん
搭乗写真
-
朝焼けの中を離陸
-
水・消毒液・マスク・手袋・イヤホンが... 続き
-
ターミナルは閑散としています
-
当日のオタワ空港全出発便
-
売店もほとんどが閉店していました
総評
新型コロナウイルス感染症が全世界で急速に拡大していた2020年6月中旬、カナダ・オタワから日本に帰国した際の記録です。全体の行程はオタワ→モントリオール→バンクーバー→成田です。この記事は、第一区間オタワ→モントリオールAC8970便の記録になります。
日本への直行便がバンクーバー発に限られていたこと、カナダ国内線も大幅減便となり幹線のみの運航であったことから、上記の行程となりました。
普段のフライトと異なる点としては、
・チェックインをキオスク端末で済ませることが義務付けられている
・チェックインにおいて海外渡航歴や感染者との接触の有無を尋ねられる
・待機列などいたるところで6フィートの間隔を保たなければいけない
・搭乗ゲートにて額の検温を行う
・機内サービスはキットの配布のみ(マスク、消毒液、水など)
などがあげられます。
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搭乗便は早朝6時発のため、午前3時半に一番乗りで空港入りしました。あまり物に触れないよう意識しながら、対面の必要がないキオスク端末でチェックインを済ませます。チェックイン過程で、海外渡航歴や過去に感染者との接触がないことなどを確かめられます。
搭乗時刻が迫るとともに、徐々にほかのお客さんの姿が見られ始めました。それでもターミナルは驚くほど寒々しい雰囲気でした。北米人には慣れないマスクを着用していることもあり、声を出す人はおらず、キオスク端末からチケットが吐き出される音だけが響いていました。
セキュリティチェックポイントでも厳重な感染症対策が行われていました。待機列では6フィートの間隔をあけて並び、職員ともできるだけ間隔を取ります。職員の中には医療用フェイスマスクを着用している人もいました。
搭乗開始時刻になると、搭乗客全員に対して検温が実施されました。検温を通過した後も、常に6フィートの間隔を保って搭乗します。
客室乗務員もマスクと手袋を着用していました。搭乗時に手袋、消毒液、水などのセットが渡されます。
搭乗が完了すると、感染拡大対策のため、最低限のサービスのみを行う旨がアナウンスされました。実際には到着まで一切のサービスはありませんでした。毛布など、使い捨てができない備品はすべて利用できません。
使用機材はボンバルディアDHC8-Q400です。2-2配列のうち通路席がブロックされ、利用できる座席のうちだと搭乗率は6割程度でした。
飛行自体はいたって平常通り、朝焼けのイースタン・オンタリオの風景に癒されます。オタワからモントリオールへは車でも2時間ほどで行ける距離で、空が明けきらないうちに降下・着陸。
降機の際も6フィートの間隔を維持し、厳戒態勢のモントリオール空港を、次の乗り継ぎ便のゲートへ向かいます。
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カナダの首都オタワに留学していた2020年3月、新型コロナウイルス感染症がついにオタワでも猛威を振るい始めました。街は急速にロックダウン体制にはいり、通っていた学校も閉鎖となりました。ロックダウン初期にはまだまだ社会にも希望的観測が多く、私自身も学校再開を待っていました。しかし5月半ばに学期末までの休校が決定し、泣く泣く帰国便を手配した次第です。
未知のウイルス流行期においても緊急輸送をはじめ滞りのない物流を支えた方々にこの場を借りて謝意を述べたいと思います。
日本への直行便がバンクーバー発に限られていたこと、カナダ国内線も大幅減便となり幹線のみの運航であったことから、上記の行程となりました。
普段のフライトと異なる点としては、
・チェックインをキオスク端末で済ませることが義務付けられている
・チェックインにおいて海外渡航歴や感染者との接触の有無を尋ねられる
・待機列などいたるところで6フィートの間隔を保たなければいけない
・搭乗ゲートにて額の検温を行う
・機内サービスはキットの配布のみ(マスク、消毒液、水など)
などがあげられます。
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搭乗便は早朝6時発のため、午前3時半に一番乗りで空港入りしました。あまり物に触れないよう意識しながら、対面の必要がないキオスク端末でチェックインを済ませます。チェックイン過程で、海外渡航歴や過去に感染者との接触がないことなどを確かめられます。
搭乗時刻が迫るとともに、徐々にほかのお客さんの姿が見られ始めました。それでもターミナルは驚くほど寒々しい雰囲気でした。北米人には慣れないマスクを着用していることもあり、声を出す人はおらず、キオスク端末からチケットが吐き出される音だけが響いていました。
セキュリティチェックポイントでも厳重な感染症対策が行われていました。待機列では6フィートの間隔をあけて並び、職員ともできるだけ間隔を取ります。職員の中には医療用フェイスマスクを着用している人もいました。
搭乗開始時刻になると、搭乗客全員に対して検温が実施されました。検温を通過した後も、常に6フィートの間隔を保って搭乗します。
客室乗務員もマスクと手袋を着用していました。搭乗時に手袋、消毒液、水などのセットが渡されます。
搭乗が完了すると、感染拡大対策のため、最低限のサービスのみを行う旨がアナウンスされました。実際には到着まで一切のサービスはありませんでした。毛布など、使い捨てができない備品はすべて利用できません。
使用機材はボンバルディアDHC8-Q400です。2-2配列のうち通路席がブロックされ、利用できる座席のうちだと搭乗率は6割程度でした。
飛行自体はいたって平常通り、朝焼けのイースタン・オンタリオの風景に癒されます。オタワからモントリオールへは車でも2時間ほどで行ける距離で、空が明けきらないうちに降下・着陸。
降機の際も6フィートの間隔を維持し、厳戒態勢のモントリオール空港を、次の乗り継ぎ便のゲートへ向かいます。
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カナダの首都オタワに留学していた2020年3月、新型コロナウイルス感染症がついにオタワでも猛威を振るい始めました。街は急速にロックダウン体制にはいり、通っていた学校も閉鎖となりました。ロックダウン初期にはまだまだ社会にも希望的観測が多く、私自身も学校再開を待っていました。しかし5月半ばに学期末までの休校が決定し、泣く泣く帰国便を手配した次第です。
未知のウイルス流行期においても緊急輸送をはじめ滞りのない物流を支えた方々にこの場を借りて謝意を述べたいと思います。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 5A
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 06:00 EDT
- 出発時刻
- 05:54 EDT
- 飛行高度
- 11,000 ft
- 到着予定時刻
- 06:45 EDT
- 到着時刻
- 06:31 EDT
- 予定飛行時間
- 0+45
- 出発空港 天気・気温
- showers/6℃
- 出発ゲート・スポット
- 16
- 出発空港 風速・風向
- 300°/6kt
- 離陸時刻
- 06:02 EDT
- 到着空港 天気・気温
- cloudy/8℃
- 到着空港 風速・風向
- 300°/8kt
- 到着ゲート・スポット
- 2
- 着陸時刻
- 06:28 EDT
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