搭乗レビュー
#608 (I453) クールなデザインのERJ190で飛ぶハイデラバード。初 Air Costa その1
搭乗写真
総評
インド5レグ目、ヴィーシャカパトナムからはニューフェイス Air Costaに乗り換えて、中南部のテランガーナ州ハイデラバード県の州都、ハイデラバードを目指します。
Air Costaは2013年10月に運航を開始した新興のエアライン。主力機材E190、E170含め現状5機を保有し、チェンナイをハブに中南部中規模都市へのネットワークを有する一介のリージョナル・エアラインにすぎませんが、2014年 シンガポール・エアショーにて、エンブラエルが開発中の新型機E-Jet E2 100機(確定50機/オプション50機)を超大型発注し耳目を集めました。今後の発展、飛躍を予想させるに十分なイベントだった言えるでしょう。
群雄割拠のインド航空業界の一角に割って入る実力があるのかどうか、確かめてみたいと思います。
【チェックイン】
ここヴィーシャカパトナムは軍事要衝なこともありますが、インドの空港は総じてセキュリティが厳しいので、ここで簡単に記しておきましょう。
① 先ず空港ターミナルに立ち入るには、ライフル携帯の軍人らしき人からIDとEチケットのチェックを受けます。基本的に搭乗者でないと入ることはできないようです。
② ターミナル内に入り、先の検閲から距離にして10mぐらいしか離れていないところに、
第二のセキュリティゲートが控えており、同様の検閲があります(何の意味があるのか?)。
③ ここをパスすると、晴れてチェックインエリアに入ることができます。チェックインの際に、全ての手荷物に各エアライン専用のタグを付けておく必要があります。
④ エアサイドに入る際に手荷物のセキュリティチェックがあります。チェックを終えた手
荷物のタグにスタンプが押されたかどうか必ず確認してください。ボーディングの際にこのスタンプがの有無をチェックされ、押されていない場合は搭乗できません。
【搭乗機・機材コンディション】
機番VT-LPB Embraer ERJ-190-100 LR (ERJ-190LR)
2008年10月 初飛行
2008年11月 Nas Air (XY) 登録 (機番VP-CQZ)
2013年11月 Nas Air (XY) 抹消
2013年11月 Fly Nas (XY) 登録 (機番VP-CQZ)
2015年03月 Fly Nas (XY) 抹消
Anadolu Jet (AJA) 登録 (機番TC-YAM)
Bora Jet (YB) 登録 (機番TC-YAM)
2016年03月 Air Costa 登録 (LB) 登録
機齢8.0歳
コンディション良好
2 x GE CF34-10E7
元々スマートなERJ190に、メタリックシルバーとホワイト基調のクールなデザインがめちゃくちゃ恰好よい。乗ってしまえばデザインなんて関係ないと言うなかれ、とっても印象に残るシップでしたよ。
【機内概況・座席(シート)】
Yモノクラス、2+2の標準的なアブレスト。ダークグレーの合皮張りシートにホワイトの内壁、キャビンは一切の飾り気なくシンプルそのもの。舞台が地味なだけに、ターコイズブルーのワンピースの制服を纏ったCAさん達が鮮やかに引き立って見えました。
【機内食・ドリンク】
軽食・スナック類が一通り揃っていましたが、当レグではオーダーせず。リクエストしないとミネラルウォーターすらサーブされませんでした。
【アメニティ】
化粧品会社とのタイアップだと思われる保湿クリームが配られました。
【エンターティメント】
機内誌 ”happy flying!”のみ
【Air Fare】
2レグ、1,000kmを飛んで約US$70は、リージョナルLCCとしては安くはない印象ですが、IndiGoも同様でしたが、インドの航空運賃は一般相場に照らし総じて高めの設定のように感じます。飛行機はまだまだ贅沢な乗り物、安く済ませたい場合は、鉄道やバスの選択肢もあるのでしょう。
【総評】
割り切り型の典型的なLCCのサービス、不必要なものは不必要なのでこれはこれで納得です。
機内も清潔で問題ありませんが、4社を渡り歩いて酷使されたのか、所々に綻びが見られました。
Air Costa含めインドでの5レグ全て、ほぼ定刻での到着(10分以内)は非常に優秀。
たまたま運に恵まれただけなのでしょうか。
冒頭に記しました、エア・コスタの新規発注したE190-E2はファースト6席、E195-E2はファースト12席の2クラス制となるようです。Air Costaは、IndiGo等既存LCCとの差別化として、「プレミアムLCC」(小生造語)を標榜する戦略が浮かんできます。
1番機は2019年にデリバリーされる予定、今後の動向に注目です。
Air Costaは2013年10月に運航を開始した新興のエアライン。主力機材E190、E170含め現状5機を保有し、チェンナイをハブに中南部中規模都市へのネットワークを有する一介のリージョナル・エアラインにすぎませんが、2014年 シンガポール・エアショーにて、エンブラエルが開発中の新型機E-Jet E2 100機(確定50機/オプション50機)を超大型発注し耳目を集めました。今後の発展、飛躍を予想させるに十分なイベントだった言えるでしょう。
群雄割拠のインド航空業界の一角に割って入る実力があるのかどうか、確かめてみたいと思います。
【チェックイン】
ここヴィーシャカパトナムは軍事要衝なこともありますが、インドの空港は総じてセキュリティが厳しいので、ここで簡単に記しておきましょう。
① 先ず空港ターミナルに立ち入るには、ライフル携帯の軍人らしき人からIDとEチケットのチェックを受けます。基本的に搭乗者でないと入ることはできないようです。
② ターミナル内に入り、先の検閲から距離にして10mぐらいしか離れていないところに、
第二のセキュリティゲートが控えており、同様の検閲があります(何の意味があるのか?)。
③ ここをパスすると、晴れてチェックインエリアに入ることができます。チェックインの際に、全ての手荷物に各エアライン専用のタグを付けておく必要があります。
④ エアサイドに入る際に手荷物のセキュリティチェックがあります。チェックを終えた手
荷物のタグにスタンプが押されたかどうか必ず確認してください。ボーディングの際にこのスタンプがの有無をチェックされ、押されていない場合は搭乗できません。
【搭乗機・機材コンディション】
機番VT-LPB Embraer ERJ-190-100 LR (ERJ-190LR)
2008年10月 初飛行
2008年11月 Nas Air (XY) 登録 (機番VP-CQZ)
2013年11月 Nas Air (XY) 抹消
2013年11月 Fly Nas (XY) 登録 (機番VP-CQZ)
2015年03月 Fly Nas (XY) 抹消
Anadolu Jet (AJA) 登録 (機番TC-YAM)
Bora Jet (YB) 登録 (機番TC-YAM)
2016年03月 Air Costa 登録 (LB) 登録
機齢8.0歳
コンディション良好
2 x GE CF34-10E7
元々スマートなERJ190に、メタリックシルバーとホワイト基調のクールなデザインがめちゃくちゃ恰好よい。乗ってしまえばデザインなんて関係ないと言うなかれ、とっても印象に残るシップでしたよ。
【機内概況・座席(シート)】
Yモノクラス、2+2の標準的なアブレスト。ダークグレーの合皮張りシートにホワイトの内壁、キャビンは一切の飾り気なくシンプルそのもの。舞台が地味なだけに、ターコイズブルーのワンピースの制服を纏ったCAさん達が鮮やかに引き立って見えました。
【機内食・ドリンク】
軽食・スナック類が一通り揃っていましたが、当レグではオーダーせず。リクエストしないとミネラルウォーターすらサーブされませんでした。
【アメニティ】
化粧品会社とのタイアップだと思われる保湿クリームが配られました。
【エンターティメント】
機内誌 ”happy flying!”のみ
【Air Fare】
2レグ、1,000kmを飛んで約US$70は、リージョナルLCCとしては安くはない印象ですが、IndiGoも同様でしたが、インドの航空運賃は一般相場に照らし総じて高めの設定のように感じます。飛行機はまだまだ贅沢な乗り物、安く済ませたい場合は、鉄道やバスの選択肢もあるのでしょう。
【総評】
割り切り型の典型的なLCCのサービス、不必要なものは不必要なのでこれはこれで納得です。
機内も清潔で問題ありませんが、4社を渡り歩いて酷使されたのか、所々に綻びが見られました。
Air Costa含めインドでの5レグ全て、ほぼ定刻での到着(10分以内)は非常に優秀。
たまたま運に恵まれただけなのでしょうか。
冒頭に記しました、エア・コスタの新規発注したE190-E2はファースト6席、E195-E2はファースト12席の2クラス制となるようです。Air Costaは、IndiGo等既存LCCとの差別化として、「プレミアムLCC」(小生造語)を標榜する戦略が浮かんできます。
1番機は2019年にデリバリーされる予定、今後の動向に注目です。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 7A
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 320
- 出発予定時刻
- 19:00
- 搭乗時刻
- 18:40
- 出発時刻
- 19:08
- 到着予定時刻
- 20:10
- 到着時刻
- 20:11
- 予定飛行時間
- 1:10
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 1
- 離陸滑走路
- 28
- 離陸時刻
- 19:17
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 27L
- 着陸時刻
- 20:06
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westtower様
たびたびすみません、HB-JMBでございます。
>IndiGo等既存LCCとの差別化として、「プレミアムLCC」(小生造語)を標榜する戦略が浮かんできます。<
インドの例ではなく、ヨーロッパの例で恐縮ですが、ドイツのエアベルリンの戦略としては「我々はハイブリッドLCCを目指す」ということを(社是か何かを忘れてしまいましたが)謳っていたことがあった記憶があります。おそらくはこの言葉はwesttower様の表現したいことに近いのではと思われ、書き込みをした次第であります。
エアベルリンの例では、一昔前のライアンエアーやイージージェットを念頭において、「値段はFSCほどは高くないが、サービスはLCCほど悪くない」ということを表現するために「ハイブリッドLCC」という言葉を使っていたように思われます。ただし、英語かドイツ語からの翻訳によるので、本当の表記なり発言はwestower様の「プレミアムなLCC」かもしれませんが・・・。
たしか、スターフライヤーなどもLCCといえるかは微妙ですが、westtower様のおっしゃる意図に近い「値段の割には質がよいサービス」というポリシーと思われますし、ヴァージンアトランティック航空はスターフライヤーより四半世紀以上も前からこのポリシー(ヴァージンの言い方では「同じ値段でワンランク上のサービス」を採用し、(特に1980年台~2000年代半ばぐらい?は)人気を博した例などがあります。
それより昔の1970年代ではIATAによりでたしかヘッドホンを無料で貸し出したり、エコノミークラスでのアルコール無償提供の禁止(これは記憶があいまいですが・・・)といったサービス面の規制がありましたが、非加盟のキャセイ・シンガポール航空・タイ国際航空あたりではIATAで禁止されているサービスができ(今のIATAではこうした規制はなくなり、この3社はIATA加盟しましたが)、「同じ航空券価格でも他社よりよいサービス」をポリシーにそれを実践することでで、今の今までつながる名声を手にしたという例などもあります。
「同じ値段で(ライバルより)上のサービス」を標榜する航空会社は(対外的にそれを宣言しているか否かはさておき)、この頃から今に至るまで時代の流れに合わせて形は変わりつつも、この戦略を標榜している航空会社はこの世界のどこかに存在しているようであるという見方も不可能ではないでしょう。
余談で恐縮ですが、ご参考まで。HB-JMB
HB-JMBさん
ハイブリッドLCCという表現が存在していたこと、勉強不足でした。LCC コスタ・エアのプレミアム化戦略を特別扱いのように書いてしまいましたが、世の潮流というか特に物珍しいことではなかったようですね(新たにレビュー投稿したSCOOTの例をみてもそれを実感いたしました)。LCC各社の競争激化➢差別化としてのプレミアム(ハイブリッド)戦略➢FSC化へのシフト➢そして新たな新興LCCの出現、航空業界の輪廻転生?と言えるのかどうか。
これから全く新しいビジネスモデルが誕生するのか楽しみでありますね。
いつも想像が膨らむテーマをご提起いただき有難うございます。
westtower
前コメントに誤記がありました。お詫びの上、エア・コスタに訂正させていただきます。