航空会社 エアアジア・フィリピン
- 国
- フィリピン
- IATA | ICAO
- Z2 | APG
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 2.80 [25件]
搭乗レビュー
#636 (I481) 初エアアジア・フィリピン。最悪と評されるニノイ・アキノ空港でトラップに嵌る
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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搭乗機 Z2 RP-C8972 A3... 続き
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マニラ ニノイ・アキノ国際空港
ター... 続き -
チェックインバゲッジがある方はこの長... 続き
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Z2 ボーディングパス
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搭乗前の一枚
【航空フォト】http... 続き -
搭乗前の一枚
【航空フォト】http... 続き -
搭乗前の一枚
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2番ゲートからの搭乗。55分の遅延で... 続き
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マニラ ニノイ・アキノ国際空港
ター... 続き -
搭乗時の一枚
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搭乗時の一枚
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搭乗時の一枚
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搭乗時の機内の様子。搭乗率 約100... 続き
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離陸前の一枚
【航空フォト】http... 続き -
一般席のシートピッチはこんな感じです... 続き
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Z2 ドリンク
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Z2 機内食
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Z2 機内食
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Z2 機内誌 “travel 3 s... 続き
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Z2 機内販売
VACATION E... 続き -
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Z2 機内販売
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Z2 機内販売
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Z2 機内販売
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Z2 機内販売
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総評
下調べでどのサイトを捲っても、ここマニラ ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)の酷評ばかり。その最たる理由は治安面の不安と、ターミナル間の移動が不便なこととされています。百聞は一見に如かず、そんなNAIAの実態は如何にということで、アラートレベルを高めて降り立ったのですが、まんまと罠にはまってしまった間抜けな体験談を、反面教師としてご笑覧ください。
【NAIA ターミナル3】
ホーチミンからのセブパシフィック航空はターミナル3(T3)に到着します。設備面での見劣りや使用に耐えないほど老朽化した点は見受けられず、清掃も行き届き清潔で、抱いていた殺伐としたイメージと異なり、良い意味で拍子抜け。インフラ面では特に問題なし、との印象です。
構内では、空港職員による銃弾詐欺事件が多発しているとのことで、一応警戒しました。隙を見て旅行者の鞄のポケットに銃弾を忍び込ませ、グルの税関職員にそれを摘発させ、法外な罰金を科せる、との手口らしいです。油断も隙も無い空港のようです。
銃弾を入れられることもなく、無事CIQをパスでき、ランドサイドへ一歩踏み出すと、意識過剰でしょうか、出迎えの人たちの視線を痛いほど感じます。この中に、僕をカモにしようと狙っている輩がうようよしているのか、と思いきや、偶々かもしれませんが、T3ビルを出てシャトルバスの停留所に向かうまでの間、怪しげに近づいてこられたり、声を掛けられたりするようなことはありませんでした。
比較的安全とされるVinasunタクシーの偽プレートを手にしつこく勧誘するぼったくりタクシーの横行するホーチミン タンソンニャット空港の方が、よっぽど煩わしい印象です。
【ターミナル間 移動】
さてこの後T3から、エアアジア・フィリピンへ搭乗のためT4まで移動する必要が生じます。
悪評を改善すべく、ターミナル間の無料シャトルバスの運航が始まったとの事前情報は仕入れていたのですが、腹ごしらえをしたファーストフード店の周辺にシャトルバスの乗り場を示す掲示が見当たらず、ターミナルビル出口の警備員に確認した方向に向かうと、乗り場が見つかったことは見つかったのですが…
待つこと10分、情報サイトで事前確認したブルーの最新の車体とは異なる型落ちのバスがやってきました。念のため係員にT4に行くことを確認し乗車しました(運転席周りが私的にデコレーションされているのが気になりましたが)。すると、係員が巡回して来て、20ペソ払え、と言います。てっきり無料と思い込んでいたので面喰いましたが、この時点で、このバスは空港当局の提供するパブリックサービスではなく、私企業の運営する類似サービスではないのかと、間違いに気付きました。
パブリックシャトルはT1➢T2➢T4➢T3➢T1と空港構内を右回りに周回するのに対し、僕の乗ったプライベートシャトルは、T1➢T2➢T3➢T4➢T1と空港郊外の一般道を左回りに巡回します。T3からT4に移動する場合はこちらの方がロスなく短時間で到着するメリットもありました。支払いの後(しかも45円)だったし、エアコンも効いており社内の快適性は問題なかったのでそのまま乗りました。
そのうちにバスは発車、そこまでは良かったのですが…。10分程でT4(と思しき)付近を通過。中央分離帯の切れ目でUターンしてT4に向かうのだろうと思っていると、バスはどんどんT4から離れていきます。ん、これは何かがおかしいと、信号待ちの間に運転手にT4で降車の旨告げると、舌打ち交じりに「ここからでは戻れない、もう1周乗れ」と言われました。バス停係員にはT4で降車することを告げたのですが、ドライバーにも申告しておく必要があったようです。仕方なくその場でバスを降り、とぼとぼと1kmほど徒歩でT4へ戻る羽目になったのでした。
この一件は自分の確認、配慮不足もあったので、一方的にバス会社を責めることはできませんが、悪評通りのNAIAの洗礼を受けた恰好となり自分の中で苦笑してしまいました。
【チェックイン】
チェックインはいつも通りの自動チェックイン機で。荷物もキャリーオンのみ、バゲッジドロップの必要もなくさくっと完了。
フィリピン国内線LCC専用のT4は、平屋の質素な造り。飲食店やショップは一通り揃っており必要最小限不便はないですが、兎に角パッセンジャーに溢れており、搭乗待合室は立錐の余地がないほど。このターミナルのキャパも限界に来ており、待ったなしの対策が必要と感じました。
【ラウンジ】
ラウンジって? 笑
【搭乗機・機材コンディション】
機番 RP-C8972 A320-214
2006年06月 初飛行
2006年07月 エアアジア(AK) 登録(機体記号 9M-AFH)
2014年03月 エアアジア(AK) 抹消
2014年03月 エアアジア・ゼスト(Z2) 登録(機体記号 RP-C8972)
2015年12月 エアアジア・ゼスト(Z2) 抹消
2015年12月 エアアジア・フィリピン(Z2) 登録(機体記号 RP-C8972)
機齢10.8歳
コンディション 問題なし
エンジン 2 x CFMI CFM56-5B4/P
【機内概況・座席(シート)】
Yモノクラス、3+3=6アブレスト。レイアウトに特筆なし
黒の合皮シートはエアアジアの世界標準仕様
自席31A
【客室乗務員】
これぞエアアジア グループのイメージカラー、派手な真っ赤なスーツ。
対応に特筆はなかったものの、英語が聞き取りやすくて印象よし。
【機内食・ドリンク】
フィリピンの代表的な家庭料理 ”チキンアドボ”をオーダーしてみました。
肝心のアドボの量が少なすぎ
しかもコメがモソモソ
【エンターティメント】
モニターなし
機内誌 “travel 3 sixty” 2017年04月号
【トイレ・洗面台】
使用せず
【エピローグ】
エアアジア・フィリピン初搭乗の評価は、55分の出発遅れは減点なるも、それ以外は一般的なエアアジアのスタンダード・サービスが提供され、それ以上でもそれ以下でもなく、LCCと割り切って乗れば特に問題はありません。ある意味、アジア各国にエアアジア ブランドを急速に展開している中で、サービスの質の安定感、ブレがないところは、企業DNAを確り浸透させることができていることの表れと言えるでしょう。
今回のNAIAでの出来事、徐々に改善され始めてきているとはいえ、まだまだ問題の多いことを認識させられました。その国に初めて降り立つ人の第一印象を左右する首都の空の表玄関がこの為体では、フィリピン訪問に二の足を踏む人も少なく無い筈です。観光、経済、投資、産業誘致にとっても大きなマイナスであることは政治家が一番理解している筈。ドラスティックに改革を進めるドテルテ大統領の下で、改善に向かえばよいと願います。
【NAIA ターミナル3】
ホーチミンからのセブパシフィック航空はターミナル3(T3)に到着します。設備面での見劣りや使用に耐えないほど老朽化した点は見受けられず、清掃も行き届き清潔で、抱いていた殺伐としたイメージと異なり、良い意味で拍子抜け。インフラ面では特に問題なし、との印象です。
構内では、空港職員による銃弾詐欺事件が多発しているとのことで、一応警戒しました。隙を見て旅行者の鞄のポケットに銃弾を忍び込ませ、グルの税関職員にそれを摘発させ、法外な罰金を科せる、との手口らしいです。油断も隙も無い空港のようです。
銃弾を入れられることもなく、無事CIQをパスでき、ランドサイドへ一歩踏み出すと、意識過剰でしょうか、出迎えの人たちの視線を痛いほど感じます。この中に、僕をカモにしようと狙っている輩がうようよしているのか、と思いきや、偶々かもしれませんが、T3ビルを出てシャトルバスの停留所に向かうまでの間、怪しげに近づいてこられたり、声を掛けられたりするようなことはありませんでした。
比較的安全とされるVinasunタクシーの偽プレートを手にしつこく勧誘するぼったくりタクシーの横行するホーチミン タンソンニャット空港の方が、よっぽど煩わしい印象です。
【ターミナル間 移動】
さてこの後T3から、エアアジア・フィリピンへ搭乗のためT4まで移動する必要が生じます。
悪評を改善すべく、ターミナル間の無料シャトルバスの運航が始まったとの事前情報は仕入れていたのですが、腹ごしらえをしたファーストフード店の周辺にシャトルバスの乗り場を示す掲示が見当たらず、ターミナルビル出口の警備員に確認した方向に向かうと、乗り場が見つかったことは見つかったのですが…
待つこと10分、情報サイトで事前確認したブルーの最新の車体とは異なる型落ちのバスがやってきました。念のため係員にT4に行くことを確認し乗車しました(運転席周りが私的にデコレーションされているのが気になりましたが)。すると、係員が巡回して来て、20ペソ払え、と言います。てっきり無料と思い込んでいたので面喰いましたが、この時点で、このバスは空港当局の提供するパブリックサービスではなく、私企業の運営する類似サービスではないのかと、間違いに気付きました。
パブリックシャトルはT1➢T2➢T4➢T3➢T1と空港構内を右回りに周回するのに対し、僕の乗ったプライベートシャトルは、T1➢T2➢T3➢T4➢T1と空港郊外の一般道を左回りに巡回します。T3からT4に移動する場合はこちらの方がロスなく短時間で到着するメリットもありました。支払いの後(しかも45円)だったし、エアコンも効いており社内の快適性は問題なかったのでそのまま乗りました。
そのうちにバスは発車、そこまでは良かったのですが…。10分程でT4(と思しき)付近を通過。中央分離帯の切れ目でUターンしてT4に向かうのだろうと思っていると、バスはどんどんT4から離れていきます。ん、これは何かがおかしいと、信号待ちの間に運転手にT4で降車の旨告げると、舌打ち交じりに「ここからでは戻れない、もう1周乗れ」と言われました。バス停係員にはT4で降車することを告げたのですが、ドライバーにも申告しておく必要があったようです。仕方なくその場でバスを降り、とぼとぼと1kmほど徒歩でT4へ戻る羽目になったのでした。
この一件は自分の確認、配慮不足もあったので、一方的にバス会社を責めることはできませんが、悪評通りのNAIAの洗礼を受けた恰好となり自分の中で苦笑してしまいました。
【チェックイン】
チェックインはいつも通りの自動チェックイン機で。荷物もキャリーオンのみ、バゲッジドロップの必要もなくさくっと完了。
フィリピン国内線LCC専用のT4は、平屋の質素な造り。飲食店やショップは一通り揃っており必要最小限不便はないですが、兎に角パッセンジャーに溢れており、搭乗待合室は立錐の余地がないほど。このターミナルのキャパも限界に来ており、待ったなしの対策が必要と感じました。
【ラウンジ】
ラウンジって? 笑
【搭乗機・機材コンディション】
機番 RP-C8972 A320-214
2006年06月 初飛行
2006年07月 エアアジア(AK) 登録(機体記号 9M-AFH)
2014年03月 エアアジア(AK) 抹消
2014年03月 エアアジア・ゼスト(Z2) 登録(機体記号 RP-C8972)
2015年12月 エアアジア・ゼスト(Z2) 抹消
2015年12月 エアアジア・フィリピン(Z2) 登録(機体記号 RP-C8972)
機齢10.8歳
コンディション 問題なし
エンジン 2 x CFMI CFM56-5B4/P
【機内概況・座席(シート)】
Yモノクラス、3+3=6アブレスト。レイアウトに特筆なし
黒の合皮シートはエアアジアの世界標準仕様
自席31A
【客室乗務員】
これぞエアアジア グループのイメージカラー、派手な真っ赤なスーツ。
対応に特筆はなかったものの、英語が聞き取りやすくて印象よし。
【機内食・ドリンク】
フィリピンの代表的な家庭料理 ”チキンアドボ”をオーダーしてみました。
肝心のアドボの量が少なすぎ
しかもコメがモソモソ
【エンターティメント】
モニターなし
機内誌 “travel 3 sixty” 2017年04月号
【トイレ・洗面台】
使用せず
【エピローグ】
エアアジア・フィリピン初搭乗の評価は、55分の出発遅れは減点なるも、それ以外は一般的なエアアジアのスタンダード・サービスが提供され、それ以上でもそれ以下でもなく、LCCと割り切って乗れば特に問題はありません。ある意味、アジア各国にエアアジア ブランドを急速に展開している中で、サービスの質の安定感、ブレがないところは、企業DNAを確り浸透させることができていることの表れと言えるでしょう。
今回のNAIAでの出来事、徐々に改善され始めてきているとはいえ、まだまだ問題の多いことを認識させられました。その国に初めて降り立つ人の第一印象を左右する首都の空の表玄関がこの為体では、フィリピン訪問に二の足を踏む人も少なく無い筈です。観光、経済、投資、産業誘致にとっても大きなマイナスであることは政治家が一番理解している筈。ドラスティックに改革を進めるドテルテ大統領の下で、改善に向かえばよいと願います。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 31A
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 352
- 出発予定時刻
- 08:40
- 搭乗時刻
- 09:02
- 出発時刻
- 09:35
- 到着予定時刻
- 10:05
- 到着時刻
- 11:13
- 予定飛行時間
- 1:25
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- T4 #2
- 離陸滑走路
- 06
- 離陸時刻
- 10:05
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 04
- 着陸時刻
- 11:09
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