いざニューヨークへ！ - アメリカン航空 口コミ・評価

まだ真っ暗なオヘアに降りて乗り継ぎ、やっと明るくなり始めたころ、依然霧の晴れない中を出発、いよいよ今回の出張の山場の一つ、東海岸へと向かう。搭乗機はAAの727。２週間弱の米国内移動でなぜかこの便だけビジネス・クラスだった（旅程から搭乗便のアレンジまで全て代理店任せの当時、出発前にそのあたりの仕組みなど確認することもなかった）。
上空はもちろん快晴でフライトは極めて快適だったがその日まだ米国北東部一帯は天候が悪く、果たしてLGAへの進入が始まるころ、「降りられないと判断した場合はトロントへ行く」との機長アナウンスが。本当ならこの日の朝から訪問先に入っていなければならないスケジュールがさらに1日以上遅れるのは致命的と思いながらも、天候だけはどうしようもない。やがて最終進入から（席の窓からは）地表が見えないままゴーアラウンド。もう一度トライするも、体感的に相当ファイナルになっても未だ地表（海面？）が見えない。思わず（私がまだ小学校4年生だった時の）カナディアン・パシフィック機羽田事故が脳裏を横切り、「もういいよ、キャプテン、トロント行きましょう」と、心の中でつぶやいたのをはっきりと覚えているくらい、視界の開ける気配は無かった。が次の数秒後に海上から空港敷地に入る所で地面が見え、何とか着陸。Arrivalで待ち受けて頂いていた、某大手商社NY駐在の方と無事合流、ロング・アイランドの訪問先に午後一から入ることができたのでした。
当初予定の丸2日間の日程を半日短縮した訪問はとても濃い内容で、当該調査対象システムの詳細はもちろん、各種レクチャや工場見学、Q&Aを経て会社の歴史や文化も含め良く理解でき、後日決断することとなったサプライヤ選定では正しい判断ができたと思っている。