ANA ビッカース 航空フォト(飛行機 写真・画像) 写真＋詳細データ

今から丁度58年前の今日,投稿者は羽田で写真を撮っておりました. 羽田空港の国内線スポットに駐機していた,全日空のバイカウント JA8201 です｡日本国籍のバイカウントの一号機です. この前に２機ヴィッカース社からリースして使っていますので,全日空にとっては三機目のヴァイカウントですが,羽田に行ったのは久し振りで,6 x 6 版の二眼レフを二台使って撮っていたようです. ほとんど同じ角度のモノクロは以前に投稿していますが,カラーがありましたので,改めて投稿いたします.

1966年10月 羽田空港の整備場に駐機していた,全日空 ヴァイカウント JA8209 とトーイングされる カンタス航空の B707 です. B707のレジは読めません.上空には小さく煙を吐きながら上昇する機体が見えています.

1966年11月 羽田空港のエプロンに駐機していた,.全日空 ヴァイカウント JA8210 です.遠くには 日本国内航空の YS-11 が見えていますが,まもなく ヴァイカウントは退場し,YS-11 の黄金期がはじまります.

1969年5月19日 羽田空港整備場で撮影した 全日空 ヴィッカース バイカウント JA8206 です.この写真を撮った翌年の1970年10月に除籍されますが,写真を撮った時点で既に使用されていなかったのかも知れません. 1962年の導入から約8年で退役しましたが,全日空の功労機ですね.

1966年11月 羽田空港の見学者用フィンガーデッキから撮った,全日空 ヴィッカース ヴァイカウント 828 JA8203 です｡ 後方には 全日空の コンヴェア 440,DC-3,フレンドシップが見えます｡また気象観測に使用される 白い百葉箱が写っています｡

昨年4月にも投稿した 全日空 ヴィッカース ヴァイカウント JA8205 の写真がありましたので,また投稿させてください｡撮影したのは 1969年5月15日で,羽田空港の西の端にあった駐機場です｡JA8205はこの翌年,1970年3月に除籍されています｡

1966年11月 羽田空港の国内線スポットで撮った 全日空 ヴィッカース ヴァイカウント 828 JA8206 です｡ヴァイカウントは大体この位置に駐機していましたから,何枚も撮った写真のアングルがほとんど同じです｡この写真も既に投稿していると思っていたのですが,チェックをしたところまだ投稿していませんでした｡ JA8206は1970年には除籍,解体されています｡1962年に導入され8年あまりで解体ですから,なにか機体自身にトラブルがあったのかもしれません｡後ろにもヴァイカウントが見えますが,機番はわかりませんでした｡

バイカウントのエンジン音に関する投稿を頂きましたが,ターボプロップエンジンはキーンと言う音が特徴的でしたね｡特にダートはやかましかったようですが,残念ながら投稿者にはもうあの音の記憶はありません｡この写真は1969年5月19日に羽田で撮ったものですが,画面の下の方に手で耳を覆っている人が写っています｡タキシングする全日空のバイカウント JA8209 と50メートル位しか離れていないようですから,さぞかしうるさかったのでしょう｡この写真で気がついたんですが客室窓の縁取りがほかの機体と違っていますね｡最初からこうだったのか,途中で変えたのかわかりませんが,この写真を見てはじめて気がつきました｡

1966年1月9日羽田空港の国内線スポットに駐機していた,全日空のバイカウント JA8201 です｡日本国籍のバイカウントの一号機ですが,この前に２機ヴィッカース社からリースして使っていますので,全日空にとっては三機目のヴァイカウントです｡この日は空気が澄んでいたのか東京タワーも見えます｡また三本の煙突は東京電力の火力発電所のものですね｡

バイカウントのカラーは数枚しか撮ったことがないですし,またフィルム自体が変質したりで,この写真も色が変なのですが記録として御覧いただければと思います｡全日空のバイカウント JA8203号機です｡羽田空港も拡張されて,後ろに見える海がずいぶん遠くなっているのがわかります｡

1964年11月5日に撮った全日空のバイカウント JA8205と,空港ターミナルビルのフィンガーデッキです｡機体が小さく写っているので番号がはっきりとは見えませんが,機首の番号がどうやら05らしいので,JA8205といたしました｡この長いフィンガーデッキを行ったり来たりしながら一日中粘っていましたが,エプロンには他の機体が見えません｡前に投稿した幼稚園児の見学風景のような,無粋な金網はまだ張られていませんでした｡

JA8205の尾翼です｡全日空のバイカウントは最初の２機はヴィッカース社からのリース機ですが,2号機は大阪で事故を起こして抹消,その後のJAナンバーの機体は9機導入されていますが,JA8202は訓練飛行中に名古屋で墜落しています｡縁起を担いだんでしょうが,JA8204は存在しないんですね｡

全日空 バイカウント JA8205のロールスロイス ダートターボプロップエンジンのナセルと,4翔のプロペラです｡エンジンナセルにはロールスロイス/RRのマークが見えます｡

バイカウント JA8205のロールスロイス ダート エンジンのカウリングを下から見たところですが,日本航空のDC-4よりも格段に静かなエンジンで,全日空の発展に貢献したようです｡投稿者は残念ながらバイカウントには乗ったことがありません｡

閑散としたエプロンに見えますが,ここは空港西端のエプロンで,海外に輸出されるYS-11なんかが並んでいたところです｡恐らくもうこの機体はストック状態になっていたのではないでしょうか｡定期便に使用中の国内エアラインの機体は,ここではあまり見たことが無かったのです｡ レジが見えませんが,同じバイカウントで JA8205 です｡

航空フォトのランキングを見ましたらずいぶん前に投稿した,全日空のバイカウントの写真がアクセス数が一位になっていてたまげました｡ 何かバイカウントに関する話題でもあったのでしょうか｡ そういえばバイカウントの全盛期の1960-1965年あたりは,あまり羽田に行かなかったので撮っている枚数は少ないですね｡ 今回投稿させていただく写真は1969年5月19日に,羽田の全日空に勤めていた親戚を訪ねてエプロンの中を見せて頂いた時の写真です｡ 駐機していたのは JA8205 ですが,この機体は1962年に登録されて,1970年まで使われた機体です｡なかなか翼の下を見る機会はありませんから,あいにくの曇天でしたが何枚か撮らせていただきました｡ 搭乗口の扉には翌年の大阪万博のマークが貼られています｡