元気をもらえたフライト～人生初の上空待機～ - ANA (全日空) 口コミ・評価

　名古屋ではMRJをみたり、ドリームリフターを見たりと十分満喫でき、いよいよ帰りのフライトとなりました。

　グランドのスタッフさんはドラゴンズのユニフォームのようなものをきてらっしゃって、ANAの雰囲気ととてもあっていました。プレミアムチェックインでは、預ける手荷物を検査に通していただき、大変ありがたかったです。保安検査場はすいていて通り抜けるのに3分もかかりませんでした。

　セントレアのラウンジは、共用ラウンジです。ANAラウンジはシックで落ち着いた感じがしますが、こちらは明るい感じでした。またドリンク類は充実していますし、おつまみだけでなくチョコが置いてあるところがいいなと思いました。

　搭乗開始の10分ほど前にゲートに向かいましたが、子供連れが多くにぎやかでした。優先搭乗で搭乗し、席に着くといつも通りCAさんから挨拶がありました。搭乗は早めに終了し、いよいよドアクローズ。するとプッシュバック前にチーフパーサーさんから、熊本地震の被災者に対してのメッセージがありました。さらにテンションが上がるひとこと「ANAwingsの乗務員で運行いたします」今回の遠征は、とにかくついてる遠征でした。

　操縦席から、「離陸したらしばらく揺れるでー」とのアナウンスの後、めちゃくちゃきれいな夕日に送られて離陸しました。アナウンスの通り、揺れはしたのですがカタカタといった感じで特に気になりませんでした。飛行はいたって順調。なのにベルトサインが消えないというもどかしい時間が20分ほど続きました。

　ベルトサインが消えると食事のサービスが開始されます。ドリンクのオーダーを取られますが、いつも今日のスペシャルドリンクは何か聞いています。今回はトマトジュースで、CAさんとお互いに苦笑い(笑)
今回は和食だったので、結局緑茶にしました。食事の際に出てきた味噌汁、いつもと色が違うんです。名古屋発の便だから、八丁味噌が使われているのでしょうか？とても深みのある味でおいしかったです。

　一通りサービスも終わりCAさんが、席まで来てくださってお話しすることができました。その頃熊本では、震度4の余震が発生していました。余震が起こったこと自体知らなかったことですが、後々この余震がこの便にも影響を与えるなんて想像していませんでした。

　ベルトサインが点灯し、いよいよ着陸態勢に入りました。が、さっきから高度下がってないし、めちゃくちゃ旋回してるし、よくよく見たら景色同じじゃね？と思っていると操縦席から「余震の影響で熊本空港の滑走路を点検している。安全が確認できるまで降りれないので、ホールドします。」とのこと。目的地変更の可能性もあるという、不安な時間が15分ほど続きました。「安全確認できたので、アプローチ再開します」とのアナウンスで、再び降下を開始。結局到着したのは、定刻よりも30分遅れの20:00ジャストでした。

　到着後ドアオープンの前に再びチーフパーサーさんから、「復興に向けて頑張ってください」的なアナウンス(ほんとはもっと長かった)があり、元気をいただきました。着陸できたことにほっとしたせいか、ログブックも受け取らずにそそくさと降機してしまい、PBBの途中で気付き引き返すという事件も含め、思い出に残るフライトでした。
　

搭乗の詳細データです。

座席番号

2A

搭乗クラス

P

区間マイル

375

出発予定時刻

18:15

搭乗時刻

18:05

出発時刻

18:20

飛行高度

32000

到着予定時刻

19:35

到着時刻

20:03

予定飛行時間

72min

出発空港 天気・気温

晴れ/28℃

出発ゲート・スポット

11

離陸時刻

18:22

到着空港 天気・気温

晴れ/21℃

到着ゲート・スポット

4

着陸時刻

20:00