航空会社 ANA (全日空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- NH | ANA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.05 [11,113件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
ビジネスアップグレード9000円の価値
搭乗写真
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本日の入口。なお、ここを入ると専用チ... 続き
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ANA LOUNGE(60番台ゲート... 続き
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ANA LOUNGEとSUITE L... 続き
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運命の分かれ道(笑)。先に述べたよう... 続き
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ANAラウンジ内カウンター入って左の... 続き
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ドリンクカウンターの右側にある、日本... 続き
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例のお酒の樽の並んでいるカウンターか... 続き
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ラウンジ内のトイレに向かう壁にある、... 続き
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ANAラウンジで搭乗待ちの際にチョイ... 続き
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ラウンジ内に設置されている、搭乗便や... 続き
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ANAラウンジ内から空港(目の前はC... 続き
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本日の出発案内。日本の国内線のため、... 続き
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順番が前後するが、プレミアムクラス専... 続き
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本日の搭乗機材、レジ部分の拡大。
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本日の使用ゲート61番搭乗口につけら... 続き
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61番搭乗口の頭上案内板の表示
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「優先搭乗にも格がある その1」(笑... 続き
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写真のピントが悪いのは大変恐縮だが、... 続き
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61番搭乗口の搭乗開始時刻の案内表示... 続き
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本日の搭乗機材のノーズギアまわり。
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本日アサインされたシートの前方の自分... 続き
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ピクトグラム化されておらず、年季を感... 続き
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こちらも年季を感じさせる、オーバーヘ... 続き
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シートポケットの中身
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前の座席。
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2列目A席とC席の腰を下ろす部分。見... 続き
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こちらも年季の入った座席番号表示。
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お約束?の安全のしおり。もちろんプレ... 続き
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焦って撮ったため、写真が白っぽくて恐... 続き
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本日の使用滑走路は34Rかと思いきや... 続き
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D滑走路越しに見えるアクアラインの換... 続き
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R/W05から離陸しようとするANA... 続き
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ピンボケとなり大変恐縮だが、JA81... 続き
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JALのB737-800に続きR/W... 続き
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本日の使用滑走路R/W05とそこの入... 続き
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当便の後に続き、R/W05から離陸し... 続き
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本日は羽田空港離陸後数分程度でこのよ... 続き
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巡航高度が近づく。こうした雲は後で積... 続き
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厚い雲をようやく抜けたところ。本日は... 続き
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シートベルト着用サイン消灯後、サービ... 続き
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食事のサーブに備えて、テーブルを準備... 続き
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シートポケットに入っている座席の説明... 続き
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座席の説明書と一体となっているプレミ... 続き
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プレミアムクラスのサービス案内。アル... 続き
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おまちかね?の機内食。食事自体は2つ... 続き
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この食事には結局白ワインを選択。白ワ... 続き
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この便の時間帯ではいわゆるご飯とおか... 続き
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こちらはご飯の入ったほうの箱。サフラ... 続き
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忙しい?食事を終え、シートベルト着用... 続き
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伊丹空港のR/W32(L/R)でのア... 続き
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先の森ノ宮駅付近からさらに滑走路に近... 続き
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伊丹空港直前、最終着陸態勢に入った地... 続き
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本日の使用スポット10番スポットに到... 続き
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当便の折り返し便の搭乗案内。この機材... 続き
総評
【機内食・ドリンク】
東京~伊丹間でたくさんのレビューがあるとおり、ボックスミールを降下までにクルーの食事のごとく短時間でかきこむ(笑)という上級クラスならではの経験をした。ラウンジで日本酒と焼酎を1杯ずつ試した(笑)のにラウンジにない白ワインをチョイスしたが、ボックスミールをつまみにしてのんびり飲んでいたらあっという間に着陸前シートベルトサインがついてしまい、お皿などを片付ける必要がある時間になってしまった。
食事は内容は豪華さはないがまあ標準的かと(あまりゆっくり味わって・・・という状態ではなかったので内容のよしあしについてしっかり評価できる状態ではなかったということを付け加えておく)。
ドリンクについては40分程度の飛行時間ではいろいろ試してみたいが時間がないというほど豊富に用意されている印象である。
【座席(シート)】
767のプレミアムクラスではおなじみの2-1-2配列である。短距離路線ではあまり席を離れる用事はないが、飛行時間の長い路線では重宝しそうである。
足回りや幅は飛行時間40分程度では十分すぎるほど
テーブルについては2席並びの座席では、自席前のひじかけから引き出す方式のテーブルの他、座席間にあるひじかけと兼用のカクテルテーブルもあり、隣のお客さんと譲り合ってという形にはなるが、こちらも食事サービス中に利用できるため、食事や飲み物のサービスがあるプレミアムクラスでは便利であると思った。
小物についてもカクテルテーブルしたに小物入れがあるので使い勝手は悪くない。ただし、オーバーヘッドビンが棚の高さが固定され、機内持込キャリーバックがはやる前に設計された容積の狭いタイプなので1列目で前の座席の下に荷物が置けない席では少々不便かもしれないと思ったが、たまたま2列目であることと、国内2泊3日程度の旅行で荷物の量も少なくそれほど不便には感じなかった。
座席の動作は電動式ではないが、飛行時間を考えれば手動式でもまったく不都合は感じないが・・・。電動式だと、故障のしやすさや修理の手間のことを考えれると国内線のように飛行時間の短い路線で主に使われる機材の場合は手動式の方がある意味よいのかもしれないと思った次第である。
【機内スタッフ】
10席を2名の客室乗務員が、それも社内でのステータスが高い者が担当していたせいか、気配りも上級クラス相応のよう思われ、接客などには気になる点はまったく見受けられなかった。
【エンターティメント】
オーディオは搭載されているが機内サービスで忙しい状況になるため利用せず。
【トイレ・洗面台】
利用せず
【機材コンディション】
デリバリーを受けて25年ほど国内線で使用されているが、重整備などに機内の改修を受けた経歴があるためか、座席回りの動作(座席の操作が重いあるいはできない)やプレミアムクラスのキャビンではとりたてて気になる点は認められず、普通に利用できた。
なお、普通席ではオーディオに不具合のある席があった模様でお詫びのアナウンスがあった。
【空港サービス】
ここが最大の肝なので長文失礼します。
1.アップグレードの経緯ならびに手続き
この航空券はANAセールスのホテル1泊つきフリープランのパッケージ商品でプレミアムクラス利用のタイプの商品でなかったため、当然のごとくプレミアムクラスの事前予約はできず、(平会員であれば)当日に料金(搭乗時点では9000円)を支払う方法しかアップグレードの選択肢はないことになる。
当日アップグレードの場合、発券カウンターで代金を支払ってからプレミアムクラス専用カウンターを通り専用保安検査場に向かうが、当日はお盆の出発ラッシュのため変更手続きに30分ほど時間を要した。なお、発券カウンターでは、お盆のラッシュ時ということもあり何時までの便の方は別のところにお並びください・・・といって優先的に案内する対応を取っており、なかなか機転の利く対応をすると思い久しぶりに関心した次第である。
当初はANA MY CHOISEでラウンジアクセスを申し込んでいて、その代金を現金で払い(この場合自動販売機やチェックイン機の使用は不可)、利用券をもらうため発券カウンターに並んでいる途中でプレミアムクラスに空席があればと・・・と思いつき、直前になってもプレミアムクラスが満席表示にならなかったのを見て急遽カウンターで変更を依頼したのでチェックイン機は使用しなかった。機能上はおそらくクレジットカード払いであればチェックイン機でもアップグレード手続きができた可能性が高い。
前日にシートマップで2-1-2の2の通路側しかプレミアムクラスの空席がないことを把握していたため、私もあえてどの属性の席が・・・とは聞かなかったが(聞いても2の通路側しか・・・という回答になるのは目に見えていたため)、当日対応した研修生の方が「2席並びの通路側の席しか取れないですがよろしいですか?」と一言添えていればなおよかったのかも?とは一瞬思ったが、くだんの事情であるからそれをもってマイナス評価をつけるものではないように思われた(業務終了後に教官からは指摘された可能性はあるが)。それ以外は卒なく滞りなく処理をしていただけたので一人前の係員と比しても及第点ではあるように思われた。
チェックイン~搭乗
短期の関西方面へ出かける旅でかつ、発券カウンターで搭乗券(というか二次元バーコード)を受領していたため、プレミアムクラスカウンターは利用しなかった。プレミアムクラスカウンターの背面に専用保安検査場入口が設けられ、お盆のラッシュ時にも関わらずものの数分で保安検査を完了できるというのはもはや驚異としか思えないほどである。なお、専用カウンター並びに専用保安検査場は当日決済でアップグレード料金を払った旅客でも利用可能である。
本日最大の?見所のプレミアムクラスラウンジではあるが、気づいた点を列挙すると以下のような感じとなる。
・日本のクレジットカードで(無料で使えるとされる)カードラウンジとの違いを列挙していくと
1.面積が広い
2.座席数が多い
3.プレミアムクラス専用保安検査場出口近くに設けてあり(北側ラウンジの場合)、ラウンジへのアクセス距離が近く、立地面で優れた場所にある
4.ドリンクのチョイスが多く、かつアルコール類も無料で提供される。提供されるアルコールはビール(個人的には炭酸入りの飲料があまり好きではないので目視での確認で恐縮だがサーバー式の生と思われる)、日本酒、焼酎である。
・海外によくある有料のラウンジ(プライ・・・などのプログラムで使える)あるいは外国航空会社の国際線ラウンジとの比較では
1.お酒のおつまみ用としてのおかき程度以外は食べる物の提供はない(機内では機内食の提供はあるが・・・)
2.トイレはラウンジ内に設置されるが、シャワーは(無料有料問わず)設置されていない(もっとも飛行時間の短い便が多い国内線で必要性があるかどうかは微妙ではあるが・・・)
3.外国のラウンジで提供されるアルコール類として一般的なワインや洋酒などの提供はない(ただし、機内ではワインやシャンパンについては希望すれば提供してくれるため、プレミアムクラス利用ならばあえてラウンジ内でなくともよいが・・・)
アルコールを飲む(あるいは飲める)状況で、かつFFP特典などでラウンジアクセスが無料でできる状況でない限りは、このラウンジのためにわざわざラウンジ料金(4000円)を払うか当日アップグレード料金を払ってプレミアムクラス(9000円)に・・・というほどでもない印象ではある(プライ・・・での会費を除いた利用料金1回28US$との比較、そして小生の利用経験があるドバイ、シンガポール、ソウル、ミュンヘン第1ターミナルノンシェンゲンエリア、プラハおよびハンブルクのシェンゲンエリアあたりの有料ラウンジと比較すると・・・)。
【総合評価】
もちろん普通席よりは段違いに快適であることは疑う余地はないが、先立つものを考えると自腹で毎回利用できるわけではないだろうなという印象である(上級ステータスをお持ちの方や自腹ででもいつでも上級クラスをお使いの方からすれば何でそんなところで総合評価が・・・と笑ってしまうような結論ではあろうが・・・笑)。何せ飛行時間40分程度ではサービスを受ける方も忙しい状態で、ゆっくりとくつろぐ・・・という雰囲気ではないように見受けられ。それならば、国際線機材が国内線運用に入り、サービスは普通席の方が「ゆったりとくつろぐ」という観点からはよいのかもしれない(もちろんサービスが普通席だと、無料のアルコールの提供はなかったり、FFPでかなり上の方のステータスでも保有していない限り客室乗務員もアッパークラスとしての対応をするわけではないが・・・)
航空機のサイトで恐縮だが、東京~大阪で新幹線を利用した場合グリーン料金は5300円(401km~600km。東京駅~新大阪駅間利用と仮定)なので、当日アップグレード(9000円)よりは安いが受けられるサービスを考えるとどちらがサービス対費用で優れているといえるかはちょっと判断が難しくなる。
航空機では機内だけでなく搭乗前と搭乗後(荷物を預ければ優先引渡し)でも上級クラスとしてのサービスを受けられる点、機内での飲食を考慮しなければならないためである。なお、機内のサービスはなしで、ラウンジサービスだけだと考えると4000円なので一応グリーン料金よりは安いことになる。
東京~大阪間ではないが、JR東日本のグランクラス料金で東京~大阪の距離が含まれる301km~700kmの範囲でのグランクラス料金(東京~仙台または盛岡間に相当)でフルサービスの場合は9250円、グランクラスでアテンダントのサービスがない場合は7200円、同区間のグリーン料金は4110円となり、グランクラスのフルサービスの場合、プレミアムクラス同様のお弁当形式の食事(プレミアムクラスでのボックスミールに相当)とアルコールを含むドリンクが飛行機のようなスタイルで提供されることを考えると、価格面はグランクラスではラウンジサービスがないことを除けばほぼ互角ともいえる(ただし、ここでいうサービスにはモバイルコンセントやWifiは比較条件には入れていないのでその点はご留意願いたい)。おそらくはグランクラス自体は航空機の上級クラスへの対抗策として導入された経緯があるためではないかと思われる。
なお、プレミアムクラス利用でFFPでのアックグレードを除きお金を払う場合、正規プレミアム運賃、普通席運賃(正規割引を問わず)+当日アップグレード料金支払に加え、28日前までの予約発券が必須で変更やキャンセルはできないが、設定されていればかなり割安でお買い得に搭乗可能な「プレミアム特割28」で搭乗できると選択肢があること、つまり上級クラスでも運賃の選択肢が(新幹線より)多いという点は営業面でもアドバンテージのように思われる(ただし、それゆえ対応すべき利用客数が増え、その分コストがかかってくるため、結果的にはサービス縮小に向かってしまうのではという指摘には留意する必要がある)
編集中の注記:来年のいつからかプレミアムクラスのアップグレード料金は定額の固定料金(9000円)ではなく、空席や需要動向に応じた変動料金制となるため、空席が多い時期では当日アップグレードでも割安となる可能性はあるが・・・(ただし、人気のある路線で需要が大きい路線では逆に値上げの可能性がある)
東京~伊丹間でたくさんのレビューがあるとおり、ボックスミールを降下までにクルーの食事のごとく短時間でかきこむ(笑)という上級クラスならではの経験をした。ラウンジで日本酒と焼酎を1杯ずつ試した(笑)のにラウンジにない白ワインをチョイスしたが、ボックスミールをつまみにしてのんびり飲んでいたらあっという間に着陸前シートベルトサインがついてしまい、お皿などを片付ける必要がある時間になってしまった。
食事は内容は豪華さはないがまあ標準的かと(あまりゆっくり味わって・・・という状態ではなかったので内容のよしあしについてしっかり評価できる状態ではなかったということを付け加えておく)。
ドリンクについては40分程度の飛行時間ではいろいろ試してみたいが時間がないというほど豊富に用意されている印象である。
【座席(シート)】
767のプレミアムクラスではおなじみの2-1-2配列である。短距離路線ではあまり席を離れる用事はないが、飛行時間の長い路線では重宝しそうである。
足回りや幅は飛行時間40分程度では十分すぎるほど
テーブルについては2席並びの座席では、自席前のひじかけから引き出す方式のテーブルの他、座席間にあるひじかけと兼用のカクテルテーブルもあり、隣のお客さんと譲り合ってという形にはなるが、こちらも食事サービス中に利用できるため、食事や飲み物のサービスがあるプレミアムクラスでは便利であると思った。
小物についてもカクテルテーブルしたに小物入れがあるので使い勝手は悪くない。ただし、オーバーヘッドビンが棚の高さが固定され、機内持込キャリーバックがはやる前に設計された容積の狭いタイプなので1列目で前の座席の下に荷物が置けない席では少々不便かもしれないと思ったが、たまたま2列目であることと、国内2泊3日程度の旅行で荷物の量も少なくそれほど不便には感じなかった。
座席の動作は電動式ではないが、飛行時間を考えれば手動式でもまったく不都合は感じないが・・・。電動式だと、故障のしやすさや修理の手間のことを考えれると国内線のように飛行時間の短い路線で主に使われる機材の場合は手動式の方がある意味よいのかもしれないと思った次第である。
【機内スタッフ】
10席を2名の客室乗務員が、それも社内でのステータスが高い者が担当していたせいか、気配りも上級クラス相応のよう思われ、接客などには気になる点はまったく見受けられなかった。
【エンターティメント】
オーディオは搭載されているが機内サービスで忙しい状況になるため利用せず。
【トイレ・洗面台】
利用せず
【機材コンディション】
デリバリーを受けて25年ほど国内線で使用されているが、重整備などに機内の改修を受けた経歴があるためか、座席回りの動作(座席の操作が重いあるいはできない)やプレミアムクラスのキャビンではとりたてて気になる点は認められず、普通に利用できた。
なお、普通席ではオーディオに不具合のある席があった模様でお詫びのアナウンスがあった。
【空港サービス】
ここが最大の肝なので長文失礼します。
1.アップグレードの経緯ならびに手続き
この航空券はANAセールスのホテル1泊つきフリープランのパッケージ商品でプレミアムクラス利用のタイプの商品でなかったため、当然のごとくプレミアムクラスの事前予約はできず、(平会員であれば)当日に料金(搭乗時点では9000円)を支払う方法しかアップグレードの選択肢はないことになる。
当日アップグレードの場合、発券カウンターで代金を支払ってからプレミアムクラス専用カウンターを通り専用保安検査場に向かうが、当日はお盆の出発ラッシュのため変更手続きに30分ほど時間を要した。なお、発券カウンターでは、お盆のラッシュ時ということもあり何時までの便の方は別のところにお並びください・・・といって優先的に案内する対応を取っており、なかなか機転の利く対応をすると思い久しぶりに関心した次第である。
当初はANA MY CHOISEでラウンジアクセスを申し込んでいて、その代金を現金で払い(この場合自動販売機やチェックイン機の使用は不可)、利用券をもらうため発券カウンターに並んでいる途中でプレミアムクラスに空席があればと・・・と思いつき、直前になってもプレミアムクラスが満席表示にならなかったのを見て急遽カウンターで変更を依頼したのでチェックイン機は使用しなかった。機能上はおそらくクレジットカード払いであればチェックイン機でもアップグレード手続きができた可能性が高い。
前日にシートマップで2-1-2の2の通路側しかプレミアムクラスの空席がないことを把握していたため、私もあえてどの属性の席が・・・とは聞かなかったが(聞いても2の通路側しか・・・という回答になるのは目に見えていたため)、当日対応した研修生の方が「2席並びの通路側の席しか取れないですがよろしいですか?」と一言添えていればなおよかったのかも?とは一瞬思ったが、くだんの事情であるからそれをもってマイナス評価をつけるものではないように思われた(業務終了後に教官からは指摘された可能性はあるが)。それ以外は卒なく滞りなく処理をしていただけたので一人前の係員と比しても及第点ではあるように思われた。
チェックイン~搭乗
短期の関西方面へ出かける旅でかつ、発券カウンターで搭乗券(というか二次元バーコード)を受領していたため、プレミアムクラスカウンターは利用しなかった。プレミアムクラスカウンターの背面に専用保安検査場入口が設けられ、お盆のラッシュ時にも関わらずものの数分で保安検査を完了できるというのはもはや驚異としか思えないほどである。なお、専用カウンター並びに専用保安検査場は当日決済でアップグレード料金を払った旅客でも利用可能である。
本日最大の?見所のプレミアムクラスラウンジではあるが、気づいた点を列挙すると以下のような感じとなる。
・日本のクレジットカードで(無料で使えるとされる)カードラウンジとの違いを列挙していくと
1.面積が広い
2.座席数が多い
3.プレミアムクラス専用保安検査場出口近くに設けてあり(北側ラウンジの場合)、ラウンジへのアクセス距離が近く、立地面で優れた場所にある
4.ドリンクのチョイスが多く、かつアルコール類も無料で提供される。提供されるアルコールはビール(個人的には炭酸入りの飲料があまり好きではないので目視での確認で恐縮だがサーバー式の生と思われる)、日本酒、焼酎である。
・海外によくある有料のラウンジ(プライ・・・などのプログラムで使える)あるいは外国航空会社の国際線ラウンジとの比較では
1.お酒のおつまみ用としてのおかき程度以外は食べる物の提供はない(機内では機内食の提供はあるが・・・)
2.トイレはラウンジ内に設置されるが、シャワーは(無料有料問わず)設置されていない(もっとも飛行時間の短い便が多い国内線で必要性があるかどうかは微妙ではあるが・・・)
3.外国のラウンジで提供されるアルコール類として一般的なワインや洋酒などの提供はない(ただし、機内ではワインやシャンパンについては希望すれば提供してくれるため、プレミアムクラス利用ならばあえてラウンジ内でなくともよいが・・・)
アルコールを飲む(あるいは飲める)状況で、かつFFP特典などでラウンジアクセスが無料でできる状況でない限りは、このラウンジのためにわざわざラウンジ料金(4000円)を払うか当日アップグレード料金を払ってプレミアムクラス(9000円)に・・・というほどでもない印象ではある(プライ・・・での会費を除いた利用料金1回28US$との比較、そして小生の利用経験があるドバイ、シンガポール、ソウル、ミュンヘン第1ターミナルノンシェンゲンエリア、プラハおよびハンブルクのシェンゲンエリアあたりの有料ラウンジと比較すると・・・)。
【総合評価】
もちろん普通席よりは段違いに快適であることは疑う余地はないが、先立つものを考えると自腹で毎回利用できるわけではないだろうなという印象である(上級ステータスをお持ちの方や自腹ででもいつでも上級クラスをお使いの方からすれば何でそんなところで総合評価が・・・と笑ってしまうような結論ではあろうが・・・笑)。何せ飛行時間40分程度ではサービスを受ける方も忙しい状態で、ゆっくりとくつろぐ・・・という雰囲気ではないように見受けられ。それならば、国際線機材が国内線運用に入り、サービスは普通席の方が「ゆったりとくつろぐ」という観点からはよいのかもしれない(もちろんサービスが普通席だと、無料のアルコールの提供はなかったり、FFPでかなり上の方のステータスでも保有していない限り客室乗務員もアッパークラスとしての対応をするわけではないが・・・)
航空機のサイトで恐縮だが、東京~大阪で新幹線を利用した場合グリーン料金は5300円(401km~600km。東京駅~新大阪駅間利用と仮定)なので、当日アップグレード(9000円)よりは安いが受けられるサービスを考えるとどちらがサービス対費用で優れているといえるかはちょっと判断が難しくなる。
航空機では機内だけでなく搭乗前と搭乗後(荷物を預ければ優先引渡し)でも上級クラスとしてのサービスを受けられる点、機内での飲食を考慮しなければならないためである。なお、機内のサービスはなしで、ラウンジサービスだけだと考えると4000円なので一応グリーン料金よりは安いことになる。
東京~大阪間ではないが、JR東日本のグランクラス料金で東京~大阪の距離が含まれる301km~700kmの範囲でのグランクラス料金(東京~仙台または盛岡間に相当)でフルサービスの場合は9250円、グランクラスでアテンダントのサービスがない場合は7200円、同区間のグリーン料金は4110円となり、グランクラスのフルサービスの場合、プレミアムクラス同様のお弁当形式の食事(プレミアムクラスでのボックスミールに相当)とアルコールを含むドリンクが飛行機のようなスタイルで提供されることを考えると、価格面はグランクラスではラウンジサービスがないことを除けばほぼ互角ともいえる(ただし、ここでいうサービスにはモバイルコンセントやWifiは比較条件には入れていないのでその点はご留意願いたい)。おそらくはグランクラス自体は航空機の上級クラスへの対抗策として導入された経緯があるためではないかと思われる。
なお、プレミアムクラス利用でFFPでのアックグレードを除きお金を払う場合、正規プレミアム運賃、普通席運賃(正規割引を問わず)+当日アップグレード料金支払に加え、28日前までの予約発券が必須で変更やキャンセルはできないが、設定されていればかなり割安でお買い得に搭乗可能な「プレミアム特割28」で搭乗できると選択肢があること、つまり上級クラスでも運賃の選択肢が(新幹線より)多いという点は営業面でもアドバンテージのように思われる(ただし、それゆえ対応すべき利用客数が増え、その分コストがかかってくるため、結果的にはサービス縮小に向かってしまうのではという指摘には留意する必要がある)
編集中の注記:来年のいつからかプレミアムクラスのアップグレード料金は定額の固定料金(9000円)ではなく、空席や需要動向に応じた変動料金制となるため、空席が多い時期では当日アップグレードでも割安となる可能性はあるが・・・(ただし、人気のある路線で需要が大きい路線では逆に値上げの可能性がある)
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 2B
- 搭乗クラス
- プレミアムクラス
- 区間マイル
- 278
- 出発予定時刻
- 1200
- 搭乗時刻
- 1140
- 出発時刻
- 1200
- 到着予定時刻
- 1315
- 到着時刻
- 1310
- 出発ゲート・スポット
- 61
- 離陸滑走路
- 05
- 離陸時刻
- 1224
- 到着ゲート・スポット
- 10
- 着陸滑走路
- 32L
- 着陸時刻
- 1307
- メモ
- Landing RWYの小生のメモには32Rと書いてあるものの、767では32Rに離着陸出来ないものと思われ、32Lと誤って書いた可能性が疑われるため32Lと記載する。
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