日本一長い路線で那覇へ!! - ANA (全日空) 口コミ・評価

コメント

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  HB-JMBさん

  2018/09/26 12:11:28

  FRT様
  　HB-JMBと申します。
  
  　ANAグループの737-500では最大離陸重量53tで航続距離は2780kmで設定されているようです。その航続距離ではかつて運航されていた札幌～鹿児島線程度がノンストップで安定して運航できる距離の限界と言われております。特に偏西風により向かい風になる西行きの方が運航条件が厳しいようです。そんなわけなので、札幌～那覇線では737-500は原則として使用しないのではと思われます。余談ですが札幌～鹿児島線以外で737-500で運航のあった長距離路線としては関西～旧石垣（旧空港の滑走路長の関係で西行きのみノンストップ）などが挙げられます。
  
  　航続距離の関係で札幌～那覇線は国内線仕様の767-300（最大離陸重量131tで航続距離3370km)でないとノンストップ運航できなかったが、毎日かつ通年運航では767の席を埋められるほどの乗客数を集められなかったと言われているほどです（767を使用していたころは冬季のみの季節運航だったようです。当時は737-700/800がないころですが、737-400/-500を札幌～那覇線に投入したことはないようです）。ANAグループでは767国内線仕様よりキャパシティーが小さく実際の需要に合った適正な乗客数でかつ航続距離の長い737NGシリーズを導入したことで札幌～那覇線を通年運航できるようになったとのことです（正確の号数は忘れてしまいましたが、どこかの号の月刊エアラインのレポに出ていた話ですが・・・。札幌～那覇線は767では供給過剰だったものの、737-800クラスであればちょうどいいキャパシティーだったようです）。もっとも、767で運航していた当時より札幌から那覇あるいは那覇から札幌に直接移動したいという需要は今の方が多いようですが・・・。
  
  　そこで、737NGでANA国内線機はどのようなスペックを設定しているかを見ると（各航空会社の事情により、メーカーのカタログのスペックより低い性能を社内運用規程とする場合は少なくないため、ANAの指定している数値を参照した次第）737-800では最大離陸重量71tで航続距離3900km、737-700では最大離陸重量70tで航続距離4900kmなので、札幌～那覇線で737-800から性能面で機種変更される可能性があるのは737-700だけではと思われます（いくら空席が多い日でも737-700へ変更すると座席配置が違い、座席指定のやり直しが大変なのであまり-700には変更しないとは思いますが・・・）
  
  　他機種の状況を見ると、従来から導入されているA320の166席仕様国内線機では最大離陸重量67tで航続距離2380km（最近導入されたタイプは別）、A321ceo（国内線投入時）は最大離陸重量80tで2720kmとの設定なのでこれらの機種も現状ではたぶん札幌～那覇線には投入されないものと思われます（国際線に使われているA320neoは最大離陸重量79tで航続距離6280kmであるので、これが将来国内線に転用される場合は最大離陸重量を引き下げて航続距離を下げる可能性はあるが、737NGが現役のうちはA320neoは転用せず、札幌～那覇線には投入しないものと思われます。neoと同時発注したceoについては、たぶん飛行機の仕様上は航続距離は長いですが、neoなどと同じ理由で737NGが現役のうちは札幌～那覇線には投入しないものと考えられます）。
  
  　長々と恐縮ですが、札幌～那覇線とANA国内線機の事情についてご参考までに
  
  HB-JMB
  　
  　

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  FRTさん

  2018/09/26 12:52:04

  色々とありがとうございます。
  確かに735では航続距離が足りませんね...笑
  
  自分が乗った時は案外763でも席が埋まりそうな感じではありました。
  キャンセル待ち出るほどなので。
  いつもこんなに満席なのかは分かりませんが...
  
  321もceoの場合は投入しにくいですね!!
  でも前、搭乗した際に738のこの路線の代替機はCAさんがたぶん321neoを投入するとおっしゃってましたが、どうなんでしょうかね??
  
  都合よくneoをこの便に回せるのかという疑問もありますけど(現状で321はceo.neo区別せずに使用してるので)...
  航続距離、重量共にneoならクリアできるとは思いますが。
  
  さすがにこの路線を4桁番号の763で飛ぶのはWiFiとかないので個人的にはキツいですね笑

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  HB-JMBさん

  2018/09/26 16:29:09

  FRT様
  　HB-JMBでございます。
  
  　先のコメントで言い忘れてしまいましたが、札幌～那覇線では飛行機の航続距離としては3000km以上というのが目安かと思われます。
  
  　
  A321neo自体は、メーカーで設定している航続距離では3400kmぐらいは余裕で飛べるはずですから、（WikiによればA321ceoでも最大離陸重量は93tぐらいまでにすることはでき、そうすれば5500kmぐらいは飛べるはず）、本当にA321neoを投入するなら、次のうちのどれかの手を取るのではと思われます。ちなみに今ANAの国内線仕様のA321では、最大離陸重量80tで航続距離を2720kmとして導入しているようです。
  
  　・現在運航中のA321について、その全部または一部を札幌～那覇線の航続距離（例えば3500km）の航続距離に見合った最大離陸重量に変更する（最大離陸重量が重ければ重いほど着陸料負担が大きくなるので、メーカーで設定した最も重い値での最大離陸重量で登録せず、わざと少ない値で登録することはよくあるようです）。現在の最大離陸重量80tで航続距離2720kmから例えば最大離陸重量85tにして航続距離3500kmと設定するといった感じです。
  　・今後導入するA321（ceo/neo問わず）について、現在導入しているA321国内線仕様より最大離陸重量と航続距離を大きくした仕様で導入する
  　・運用面を改善する（例えばペイロード制限を大きくするとか、燃料消費量のより少ない運航方法を採用するとか、技術的な検討を重ねて上で実際の消費燃料より多く搭載する予備の燃料を減らすなど）ことで、最大離陸重量80tのままでANAが設定する（実質的な）航続距離を伸ばすことで札幌～那覇線に運用する（航続距離の数字もあくまでANAの技術部門で設定した数字なので、運用条件を変更すれば実質の航続距離はある程度は増減できるので）。
  
  　座席数のことですが、B737-800（166席仕様）では満席の日が出るぐらいではあるが、B767-300国内線仕様（272席仕様）を毎日運航したのでは、採算ラインと云われる搭乗率7割にはならず、飛行機が大きすぎるのかもしれません。そうした中で座席数200席程度のA321なら、札幌～那覇線には大きすぎず小さすぎずで（航続距離の問題だけクリアすれば）ちょうどよいのかもしれません。だからA321を・・・という話があるのかもしれません。
  
  　余談ですが、B767-300の国際線仕様（-ER)なら210席程度ですが、国際線仕様であれB767-300ではB737NGよりは大きな機体なゆえに運航経費はかかる（例えば燃料消費量は国内線仕様機と大差ないかも）、国際線仕様機をレギュラーにしていたら運用が大変（羽田か成田か関空ベースの国際線機を札幌と那覇に送り込む必要があるので・・・）なので、この手は使っていないかもしれません。もっともこの場合も国内線でWifiは使えないので、JA8000番台の国内線仕様B767-300とあまり変わらない結果になるでしょうが・・・（笑）
  
  　長々と恐縮ですが。HB-JMB

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