航空会社 ANA (全日空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- NH | ANA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.05 [11,113件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
ANA A380 フライングホヌ搭乗 (往路:NRT-HNL)
搭乗写真
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C45ゲート前にて
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C45ゲート出発準備中
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SUITE LOUNGE内もお正月モ... 続き
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搭乗ゲート通過後正面より
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NH便で初のA380の2階席対応のゲ... 続き
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2階席はこちらから
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いよいよ搭乗
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いつものスタッガードシートだが、より... 続き
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夜行便だからか、照度は暗め
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自席からの眺め
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ホノルル線限定のアメニティ
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いよいよ出発
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モニターが美しい
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ホノルル線のセーフティービデオ
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和食選択。Cクラスもワンプレートで提... 続き
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メニュー
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食事メニュー
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機内食(アップにて)
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ドリンクメニュー
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フライトマップも美しい。仮眠後、ハワ... 続き
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朝焼け
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着陸態勢
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HNL到着。ハワイアン航空、デルタ航... 続き
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ハワイらしい風景。ホヌのC4ゲートは... 続き
総評
ANAにA380就航の報を聞いて以来、搭乗チャンスを待っていたフライングホヌに搭乗し、年始休暇を使ってハワイ初渡航。飛行機ファンの自分はフライングホヌでなければハワイを訪問することもなかったかと思うと、ANAも新しい市場を開拓していると言えるかもしれない。
年始に入り出国ラッシュもなく、米国&アジア便の出発ピークも終わった夜の成田は落ち着いていたが、Suite Lounge内は20時以降のハワイ便搭乗と思われる家族連れで賑わう。いつもの東南アジア出張時の平日夕方とは違った様相。
出発3時間前とかなり早いが、ホヌの撮影のため45番ゲートへ向かうと何やらSPらしき男性が多数おり、付近をうろつくだけでパスポート&搭乗券チェックをされる始末。VIPの搭乗でもあるのかと思ったが、ラウンジスタッフによれば米国便は警備が厳しくなっているだけとのこと。そんな物々しい雰囲気の中でも、今日この時を待っていた飛行機ファンらしく、空気を読まずに撮影を続行する(笑)それに対しては、警備員も何も言えない様子。
出発45分前の19時50分搭乗開始。流石500人乗りの機材だけあって、搭乗待ちの行列がかなり長い。そして客層がほとんど家族連れで賑やか。
Cクラスは2階席のため、A380対応の45番ゲートの2階接続PBBから機内へ。上に向かう通路に高揚感が高まる。
機内に入ると、ギャレーにいるCAさんたちは、いつもANAの制服ながら、どこかいつもより華やか。それがホノルル便限定のお花の髪飾りをつけているからだと、少し経って気づく。夜出発便だからか機内は少し暗め、しかし蛍光灯は照らされており、写り込みが生じるし、2階席は窓から上方向きなので機外撮影には少し不向き。
自席につくと、いつもの寝具に加えて透明ケースに入ったHNL便限定のアメニティが置いてある。簡素ではあるが、雰囲気を高めるには良い感じ。
2階席は席数も限られているからか、500人乗りとは思えないほど搭乗もスムーズ。考えてみれば普段国内線では500人搭乗のB777-300を2本のPBBで捌いているのだからゆったりするのは当たり前か。
ほぼ定刻にプッシュバック。隣の46ゲートにはSQのトリプル、さらにはQRの機材も見える。普段の夕方成田発便とは異なる機窓に非日常を感じる。
滑走路混雑もなくスムーズにタキシングし、34Lから離陸。日頃の東南アジア路線ですっかりB8の静粛性に慣れてしまったが、2階席のせいかB8よりも静かに感じる。
離陸後右旋回し、成田空港を右手に見ながら太平洋へ。偏西風の強い冬、早着を予想していたが、予想以上に早く30分前倒し到着のアナウンス。到着後のことを考えると睡眠時間が削られるのも悩ましい。
500人乗り4クラスの機材にクルー20名。SQではコンフィグは違うとはいえ22名配置が標準と聞くし、ホヌの機内サービスはなかなか大変とは色々な筋から聞いていた。
果たして、機内食のサーブ開始は出発から1時間半程度経過後。急いで食べても食後はすでに22時過ぎ、ハワイ時間では朝3時。
時差ボケに弱い自覚があり、まして身体にキツイ東行き。せっかくのA380Cクラス搭乗で機内探検したい気持ちもあるが、ハワイ初渡航でもあり、下膳を待たずに座席をフルフラットにして、早々に眠りにつく。
3時間ほど睡眠の後、着陸まであと1時間とのアナウンスで目を覚ます。日本時間25時、ハワイ時間6時過ぎ。早着が恨めしい。聞けばもう既にフリーオーダーのミールサービスは終了とのこと。私は夕食を食べていたが、食べずに寝ていた乗客もそれなりにおり、先ほどのアナウンスで起きた乗客は皆オーダーを断られている様子。この辺りも少しチグハグな気がした。この便を深夜便と位置付けるかどうかにもよるが、睡眠の有無と食事について、東南アジア深夜便のようなミールサービスの確認があっても良いかもしれない。
そんなことを考えるうちに降下を開始し、HNL8L滑走路へ、これまた離陸時同様静かにランディングし、ダニエル K イノウエ空港C4ゲートに到着。空港の名は、第二次大戦中、真珠湾攻撃で米軍に志願し、日系人部隊で武功を挙げ、その後米国上院議員になった日系人の名を冠したものだと、2日後の真珠湾訪問で知る。
良く晴れており、海の色が美しい、初めてのハワイ。
【機内食・ドリンク】
食事の内容は和食(カラスガレイ氷温熟成粕漬け)と洋食(ガーリックシュリンプバターライス添え)から和食を選択。
前菜は、蟹味噌豆腐 雲丹烏賊焼き 鶏レーズン松風 ブロッコリーえごま味噌掛け。小鉢は、燻製帆立貝白掛け
最近ANAのCクラス機内食の前菜は手が込んでいてとても美味しい。下手したら主菜より満足度は高い(笑)
デザートも含めてワンプレートにするなど配膳を早める努力は感じられるが、普段利用する東南アジアへの成田発夕方便は、前菜、主菜、デザートと分けていても、もう少しサーブはスムーズであり、睡眠需要もあるHNL便ではもう少しオペレーションに工夫が必要のように感じた。
【座席(シート)】
日頃の東南アジア便で乗り慣れたスタッガードのフルフラットシート。眠るのには文句なし。窓側席は落ち着いて座れる。シートカラーもグレーで落ち着いており、良いチョイス。機内にいる限り、あのホヌの外観は全く想像できないほどシックにまとめられている。
【機内スタッフ】
搭乗客数が多く、サービスが大変であることは想像できるが、やはり余裕は余りないように感じた。リゾート便なので、もう少しフレンドリーかと思ったが、予想よりはビジネスライク印象。リピーターも多いHNL便はこの程度で良いのかもしれない。
【エンターティメント】
新しいこと機材ということもあってか、モニターがきわめて美しい。自宅のPCやテレビよりも素晴らしい写り。ホノルルの街並みと思われるスタート画面が秀逸。タッチパネルの感度も良好。
【トイレ・洗面台】
トイレは、CクラスRドア側に2ヶ所、L列側に1か所あり、待つことなくいつでも使うことができた。清潔でウォシュレット付きであるが、歯ブラシなどのアメニティが不足がちであった。夜行便なのでこの辺りはもう少しケアがあっても良かったと思う。
【機材コンディション】
JA381Aは就航からまだ半年余りであり、機内はとても綺麗。
【空港サービス】
SUITE LOUNGEは平日夕方よりは空いてはいたが、家族連れが多く賑やか。出張時に比べてゆったりと過ごすことができた。
【総合評価】
自分ほどの飛行機ファンではなくても、ホヌ目当て搭乗客も一定存在すると思われるが、機内ではフライングホヌであることを感じさせる仕掛けや試みはあまりなかったように思われた。リゾート便でもあるので、もう少し押し出しても良いかもしれない。
ミールサービスのオペレーションについては再考の余地ありと考え、ANAに対しレビューコメントを出すこととしたい。ANAはNRTから20時半と21時半と2便運行しているが、ハワイの時差ボケ対策に加えて、NRTの運用時間拡大も踏まえると、少なくとも1便の出発を22時半頃とし、深夜便を前提としたオペレーションにすると多様なニーズを受け止められるかもしれない。
年始に入り出国ラッシュもなく、米国&アジア便の出発ピークも終わった夜の成田は落ち着いていたが、Suite Lounge内は20時以降のハワイ便搭乗と思われる家族連れで賑わう。いつもの東南アジア出張時の平日夕方とは違った様相。
出発3時間前とかなり早いが、ホヌの撮影のため45番ゲートへ向かうと何やらSPらしき男性が多数おり、付近をうろつくだけでパスポート&搭乗券チェックをされる始末。VIPの搭乗でもあるのかと思ったが、ラウンジスタッフによれば米国便は警備が厳しくなっているだけとのこと。そんな物々しい雰囲気の中でも、今日この時を待っていた飛行機ファンらしく、空気を読まずに撮影を続行する(笑)それに対しては、警備員も何も言えない様子。
出発45分前の19時50分搭乗開始。流石500人乗りの機材だけあって、搭乗待ちの行列がかなり長い。そして客層がほとんど家族連れで賑やか。
Cクラスは2階席のため、A380対応の45番ゲートの2階接続PBBから機内へ。上に向かう通路に高揚感が高まる。
機内に入ると、ギャレーにいるCAさんたちは、いつもANAの制服ながら、どこかいつもより華やか。それがホノルル便限定のお花の髪飾りをつけているからだと、少し経って気づく。夜出発便だからか機内は少し暗め、しかし蛍光灯は照らされており、写り込みが生じるし、2階席は窓から上方向きなので機外撮影には少し不向き。
自席につくと、いつもの寝具に加えて透明ケースに入ったHNL便限定のアメニティが置いてある。簡素ではあるが、雰囲気を高めるには良い感じ。
2階席は席数も限られているからか、500人乗りとは思えないほど搭乗もスムーズ。考えてみれば普段国内線では500人搭乗のB777-300を2本のPBBで捌いているのだからゆったりするのは当たり前か。
ほぼ定刻にプッシュバック。隣の46ゲートにはSQのトリプル、さらにはQRの機材も見える。普段の夕方成田発便とは異なる機窓に非日常を感じる。
滑走路混雑もなくスムーズにタキシングし、34Lから離陸。日頃の東南アジア路線ですっかりB8の静粛性に慣れてしまったが、2階席のせいかB8よりも静かに感じる。
離陸後右旋回し、成田空港を右手に見ながら太平洋へ。偏西風の強い冬、早着を予想していたが、予想以上に早く30分前倒し到着のアナウンス。到着後のことを考えると睡眠時間が削られるのも悩ましい。
500人乗り4クラスの機材にクルー20名。SQではコンフィグは違うとはいえ22名配置が標準と聞くし、ホヌの機内サービスはなかなか大変とは色々な筋から聞いていた。
果たして、機内食のサーブ開始は出発から1時間半程度経過後。急いで食べても食後はすでに22時過ぎ、ハワイ時間では朝3時。
時差ボケに弱い自覚があり、まして身体にキツイ東行き。せっかくのA380Cクラス搭乗で機内探検したい気持ちもあるが、ハワイ初渡航でもあり、下膳を待たずに座席をフルフラットにして、早々に眠りにつく。
3時間ほど睡眠の後、着陸まであと1時間とのアナウンスで目を覚ます。日本時間25時、ハワイ時間6時過ぎ。早着が恨めしい。聞けばもう既にフリーオーダーのミールサービスは終了とのこと。私は夕食を食べていたが、食べずに寝ていた乗客もそれなりにおり、先ほどのアナウンスで起きた乗客は皆オーダーを断られている様子。この辺りも少しチグハグな気がした。この便を深夜便と位置付けるかどうかにもよるが、睡眠の有無と食事について、東南アジア深夜便のようなミールサービスの確認があっても良いかもしれない。
そんなことを考えるうちに降下を開始し、HNL8L滑走路へ、これまた離陸時同様静かにランディングし、ダニエル K イノウエ空港C4ゲートに到着。空港の名は、第二次大戦中、真珠湾攻撃で米軍に志願し、日系人部隊で武功を挙げ、その後米国上院議員になった日系人の名を冠したものだと、2日後の真珠湾訪問で知る。
良く晴れており、海の色が美しい、初めてのハワイ。
【機内食・ドリンク】
食事の内容は和食(カラスガレイ氷温熟成粕漬け)と洋食(ガーリックシュリンプバターライス添え)から和食を選択。
前菜は、蟹味噌豆腐 雲丹烏賊焼き 鶏レーズン松風 ブロッコリーえごま味噌掛け。小鉢は、燻製帆立貝白掛け
最近ANAのCクラス機内食の前菜は手が込んでいてとても美味しい。下手したら主菜より満足度は高い(笑)
デザートも含めてワンプレートにするなど配膳を早める努力は感じられるが、普段利用する東南アジアへの成田発夕方便は、前菜、主菜、デザートと分けていても、もう少しサーブはスムーズであり、睡眠需要もあるHNL便ではもう少しオペレーションに工夫が必要のように感じた。
【座席(シート)】
日頃の東南アジア便で乗り慣れたスタッガードのフルフラットシート。眠るのには文句なし。窓側席は落ち着いて座れる。シートカラーもグレーで落ち着いており、良いチョイス。機内にいる限り、あのホヌの外観は全く想像できないほどシックにまとめられている。
【機内スタッフ】
搭乗客数が多く、サービスが大変であることは想像できるが、やはり余裕は余りないように感じた。リゾート便なので、もう少しフレンドリーかと思ったが、予想よりはビジネスライク印象。リピーターも多いHNL便はこの程度で良いのかもしれない。
【エンターティメント】
新しいこと機材ということもあってか、モニターがきわめて美しい。自宅のPCやテレビよりも素晴らしい写り。ホノルルの街並みと思われるスタート画面が秀逸。タッチパネルの感度も良好。
【トイレ・洗面台】
トイレは、CクラスRドア側に2ヶ所、L列側に1か所あり、待つことなくいつでも使うことができた。清潔でウォシュレット付きであるが、歯ブラシなどのアメニティが不足がちであった。夜行便なのでこの辺りはもう少しケアがあっても良かったと思う。
【機材コンディション】
JA381Aは就航からまだ半年余りであり、機内はとても綺麗。
【空港サービス】
SUITE LOUNGEは平日夕方よりは空いてはいたが、家族連れが多く賑やか。出張時に比べてゆったりと過ごすことができた。
【総合評価】
自分ほどの飛行機ファンではなくても、ホヌ目当て搭乗客も一定存在すると思われるが、機内ではフライングホヌであることを感じさせる仕掛けや試みはあまりなかったように思われた。リゾート便でもあるので、もう少し押し出しても良いかもしれない。
ミールサービスのオペレーションについては再考の余地ありと考え、ANAに対しレビューコメントを出すこととしたい。ANAはNRTから20時半と21時半と2便運行しているが、ハワイの時差ボケ対策に加えて、NRTの運用時間拡大も踏まえると、少なくとも1便の出発を22時半頃とし、深夜便を前提としたオペレーションにすると多様なニーズを受け止められるかもしれない。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 7K
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 3831
- 出発予定時刻
- 20:35
- 搭乗時刻
- 19:50
- 出発時刻
- 20:35
- 飛行高度
- 35,000ft
- 到着予定時刻
- 08:25
- 到着時刻
- 7:50
- 出発ゲート・スポット
- 45
- 離陸滑走路
- 34L
- 離陸時刻
- 20:47
- 到着ゲート・スポット
- C4
- 着陸滑走路
- 8L
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