航空会社 ANA (全日空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- NH | ANA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.05 [11,105件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
スーパードルフィン戻らぬ旅へ~The last flight~
搭乗写真
総評
今回はB737-500のラストフライトへ搭乗してきました.ラストフライトということもあり遅延することを予想していましたが,結果として定刻通りに到着いたしました.
搭乗は出発時刻13:15の約30分前に始まりました.セレモニーの終了の流れで搭乗を開始した感じでした.飛行機へ向かう通路には写真などの様々なデコレーションがなされており,ラストであるということを実感させられました.ANAWingsの社員さんの思いも伝わってきました….
機内は全席満席で今回の座席は中央席(3列配置の真ん中)でした.このご時世でありますため,様々な対策が取り入れられており,好感が持てました.
全員の搭乗を確認しいよいよ出発です.外の天候は雨.悪天候にも関わらず,多くの社員さんが手作りの横断幕を掲げ手を振っておりました.スーパードルフィンがメインで飛んでいた,ここ,福岡空港に戻ってくることはありません.飛行機が離陸するまでずっと見送りは続いていました.
商業飛行最後の離陸です.低速から一気に加速し飛び立ちます.眼下に広がる福岡の景色を瞼に焼き付けるとすぐに雲の中へ入っていきました.ドルフィンにとっても福岡の人にとっても最後のドルフィンです.下からは雲に吸い込まれるように見えていたのでしょうか?
前線の影響で大きな揺れが発生する箇所がありましたが概ね順調な飛行であったように感じます.余談ですが,スーパードルフィンにとって最後のこのフライトは,機長にとってもラストフライトであったみたいです.最後がラストフライト…機長はどのような気持ちで操縦桿を握っていたのでしょうか…?
ドリンクサービスは過去中止している時期もありましたが,このフライトでは紙パックのお茶が配布されました.CAさんとお客さんが直接触れないよう,お盆を介してやり取りを行っていました.CAさん自身もマスク手袋を着用し,対策を取っておりました.
ラストフライトということでラストフライトである旨の放送がある以外は特に変わったことはありません(記念品が配布されましたが).ON TIMEで離陸してON TIMEで着陸する.それだけです.
降下を始めると,また大きく揺れ始めました.気流の乱れには抗えません.現在の飛行位置もわからないので雲を眺めておりました.ふと目線を前方にやるとみたことのある物体がみえました.雲からちらりとスカイツリーが飛び出していたのです.なんとも不思議な感じがしました.海に沈むスカイツリーがかろうじててっぺんだけ海面から顔をのぞかせているような…そんな感じでした.雲海とはよく言ったものです.
再び雲の中に入るとすぐ,地面が見えてきました.機長とドルフィンにとって最後の着陸です.雨が降る羽田,寂し涙のようにパラつく雨の世界に機体は降りていきました.もう,お客さんを乗せて飛ぶことはない機体なんだと着陸して実感しました.
アナウンスから,タラップ車を利用した降機であることが分かりました.どこまで連れていかれるのだろうか,そんなことを思って最後の時間を過ごしていました.
展望デッキに見える多くの人の姿が印象的でした.雨の中にも関わらずあれだけ多くの方に見守られ,ドルフィンは最後のフライトを終えたのですね.そんな展望デッキに最後の挨拶をするように,大きく回り82番スポットへと入っていきました.82番スポットの目の前にはまた多くの社員さんたちが横断幕を掲げ,出迎えをしていました.
定刻から遅れること約10分,15:05頃の羽田空港到着をもってスーパードルフィンはその歴史に幕を下ろしました.
最後の旅,特別な時間をいただけたことに感謝をいたします.
搭乗は出発時刻13:15の約30分前に始まりました.セレモニーの終了の流れで搭乗を開始した感じでした.飛行機へ向かう通路には写真などの様々なデコレーションがなされており,ラストであるということを実感させられました.ANAWingsの社員さんの思いも伝わってきました….
機内は全席満席で今回の座席は中央席(3列配置の真ん中)でした.このご時世でありますため,様々な対策が取り入れられており,好感が持てました.
全員の搭乗を確認しいよいよ出発です.外の天候は雨.悪天候にも関わらず,多くの社員さんが手作りの横断幕を掲げ手を振っておりました.スーパードルフィンがメインで飛んでいた,ここ,福岡空港に戻ってくることはありません.飛行機が離陸するまでずっと見送りは続いていました.
商業飛行最後の離陸です.低速から一気に加速し飛び立ちます.眼下に広がる福岡の景色を瞼に焼き付けるとすぐに雲の中へ入っていきました.ドルフィンにとっても福岡の人にとっても最後のドルフィンです.下からは雲に吸い込まれるように見えていたのでしょうか?
前線の影響で大きな揺れが発生する箇所がありましたが概ね順調な飛行であったように感じます.余談ですが,スーパードルフィンにとって最後のこのフライトは,機長にとってもラストフライトであったみたいです.最後がラストフライト…機長はどのような気持ちで操縦桿を握っていたのでしょうか…?
ドリンクサービスは過去中止している時期もありましたが,このフライトでは紙パックのお茶が配布されました.CAさんとお客さんが直接触れないよう,お盆を介してやり取りを行っていました.CAさん自身もマスク手袋を着用し,対策を取っておりました.
ラストフライトということでラストフライトである旨の放送がある以外は特に変わったことはありません(記念品が配布されましたが).ON TIMEで離陸してON TIMEで着陸する.それだけです.
降下を始めると,また大きく揺れ始めました.気流の乱れには抗えません.現在の飛行位置もわからないので雲を眺めておりました.ふと目線を前方にやるとみたことのある物体がみえました.雲からちらりとスカイツリーが飛び出していたのです.なんとも不思議な感じがしました.海に沈むスカイツリーがかろうじててっぺんだけ海面から顔をのぞかせているような…そんな感じでした.雲海とはよく言ったものです.
再び雲の中に入るとすぐ,地面が見えてきました.機長とドルフィンにとって最後の着陸です.雨が降る羽田,寂し涙のようにパラつく雨の世界に機体は降りていきました.もう,お客さんを乗せて飛ぶことはない機体なんだと着陸して実感しました.
アナウンスから,タラップ車を利用した降機であることが分かりました.どこまで連れていかれるのだろうか,そんなことを思って最後の時間を過ごしていました.
展望デッキに見える多くの人の姿が印象的でした.雨の中にも関わらずあれだけ多くの方に見守られ,ドルフィンは最後のフライトを終えたのですね.そんな展望デッキに最後の挨拶をするように,大きく回り82番スポットへと入っていきました.82番スポットの目の前にはまた多くの社員さんたちが横断幕を掲げ,出迎えをしていました.
定刻から遅れること約10分,15:05頃の羽田空港到着をもってスーパードルフィンはその歴史に幕を下ろしました.
最後の旅,特別な時間をいただけたことに感謝をいたします.
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