BG28 CGP-DAC 世界最後の旅客用DC10@空飛ぶバングラデシュ。 - ビーマン・バングラデシュ航空 口コミ・評価

航空会社 ビーマン・バングラデシュ航空

クアラルンプール国際空港 - Kuala Lumpur International Airport [KUL/WMKK]で撮影されたクアラルンプール国際空港 - Kuala Lumpur International Airport [KUL/WMKK]の航空機写真

© jun☆さん

IATA | ICAO
BG | BBC

搭乗レビュー
BG28 CGP-DAC 世界最後の旅客用DC10@空飛ぶバングラデシュ。

航空会社
ビーマン・バングラデシュ航空
便名
BG028
エコノミー
搭乗日
2014/02
路線
チッタゴン → ダッカ
機体記号
S2-ACR
機材
McDonnell Douglas DC-10-30
総評3
3ッ星
機内食・ドリンク
2ッ星
座席(シート)
3ッ星
機内スタッフ
3ッ星
エンターティメント
2ッ星
トイレ・洗面台
1ッ星
機材コンディション
4ッ星
空港サービス
2ッ星
口コミ投稿者
アクセス数
2,130
投稿日

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機、S2-ACR。もう、D10が... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チッタゴン(シャー・アマーナト)空港... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    チッタゴン空港の国内線出発カウンター... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    さすがに国際線やってるキャリアなので... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    国内線搭乗待合室(地上階)から、搭乗... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    これ、男子便所の窓あけて撮りました(... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗待合室からエスカレーターであがり... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    Bコンパートメント。
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席(移動済み)36Jから、ポートサ... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    S2-ACRの最後方Cキャビン。窓側... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    ということは、いまだに機内でタバコを... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    救命胴衣は、座席下ではなく、前席テー... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    ダイヤル式!CA呼び出しボタンがひき... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    頭上の設備はすっかすか。てか、スピー... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    折りこみ式のテーブル。動きは良好でし... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    中身がきちんとつまった枕。国内線だけ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    サンシェードと内壁の装飾です。柄が細... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    向こうのデカおじさんでわかるとおり(... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    天井の意匠が最近のとは全然ちがいます... 続き
  • 写真の種類:機内からの眺め
    貨物ドア作業中。リベットが時代を感じ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    地上駐機中に、ドリンクが配られました... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    安全のしおりと機内誌。
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    安全のしおり裏面と、機内誌にあった、... 続き
  • 写真の種類:機内からの眺め
    CGP空港離陸後、チッタゴン北部の海... 続き
  • 写真の種類:機内からの眺め
    世界最大級の「船の墓場」ことバティア... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    D10の古風なトイレ。出稼ぎに行くよ... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    ひきつづきD10のトイレ+化粧台。8... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    機材最後方にトイレが集中していて、ト... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    機材最後方から、Cコンのながめ。
  • 写真の種類:座席(シート)
    BGのD10、主翼後縁付近の非常口。... 続き
  • 写真の種類:機内からの眺め
    DAC空港へ向けて降下中。
  • 写真の種類:座席(シート)
    DAC空港での降機はL1ドアから。B... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    DAC空港の国際線ターミナルは、写真... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダッカ空港の国際線到着出口の外。毎度... 続き

総評

日本の747引退祭りとは逆に、ビーマン・バングラデシュ航空の旅客型DC10退役の件、おひざ元バングラデシュでは、せいぜいいっぱしのニュースにあがったくらいです。こちら「世界最後」の称号なのですが、ダッカからクウェート経由でバーミンガムに向かうフライト、そのあとのバーミンガム発遊覧飛行、どれもこれも、完全に外国(人)向けのイベントといった感がいたします。ただ、騒ぎになっていないぶん、普段着のD10が依然体験できるのが、わたくしバングラデシュ在住の地の利でして、これはいっちょ乗ってみるか、と思った次第。日本就航時代のBGにも縁がなかったので、自分にとっては、同時にビーマンデビューでもあります。
  
ここで問題なのが、D10現役二機のアサインされるフライトを知ること。すでに通常運用からは外れ、スタンバイ機材扱いのうえに、ビーマンのホームページ表示では、機材表示のフィールド自体がありません。もちろん、途上国の国営会社ならではの杜撰な運航も多く、急なシップチェンジの可能性も高いわけで。
   
結論としては、航空券予約システム(GDS)のうち欧州系の「アマデウス」に、航空会社側のサーバーに都度照会できる「ダイレクトアクセス」という機能がありまして、これを使うと、BGでは、正確にフライトごとのアサイン機材がわかるようです。外資系BtoC旅行会社サイトで、アマデウス(・ダイレクトアクセス)をメインシステムに使っているところはかなり多いので、うまく使えるのではないでしょうか。ただ、BGのバングラ起点航空券はバングラ国内発券(SITI)にほぼ限られる(=バングラ外に置かれた旅行会社の予約・発券サーバーでは、割引運賃を読みこまない)という、別の問題もあります。
   
そんな経緯でつくった経路が、2月1日の国内線チッタゴン-ダッカと、14日のダッカ-クアラルンプールの片道航空券(DACはストップオーバー扱い)。しかも、どちらも昼便のチョイスです。これで総計2万円を下まわりましたので、10万円超で売っているバーミンガム行き特別フライトが、いかにヨソユキ価格かがバレるってもんです。自分の発券時はもちろん、2フライトともD10表示でした(←過去形やがな・笑)。
   
前日のうちにチッタゴン入りし、当日朝10時発のBG28便にそなえ、8時半には空港へ。すると国内線カウンター、係のお兄さんからさも当然のごとく「11時発にかわってますんで」と。ちなみに、バングラの民間三社は、携帯番号を予約時登録しておくと、SMSで遅延・欠航情報をきちんと入れてきます。BGは(そもそも携帯番号登録のしくみもないのですが)遅延後も、アマデウス発券の記録上は定時運航のまま。うーん。現場レベルだけで運航時刻は管理してるのか…。
   
そんな、様式美のごとく遅延するビーマンですので、時間に厳しい商務客はまず乗らず、割安なお値段とあわせ、おさまるポジションは、出稼ぎ族のご用達エアライン。この日も、搭乗後機材後ろの区画(がら空き)に移動していたら、ドアクローズ直前、「出稼ぎ御一行様」がほんの自分の一列後ろから大量に座ってゆきました。全体の搭乗率は3割程度のはずですが、民間他社の50席程度の同路線機材に比べたら、お客さんの実数だけは(意外に)多いんですね。
   
この日の機材は、S2-ACR。1988年の新造以来、ずっとBGで飛んできた生え抜きです。てっきり前晩からのCGP空港オーバーナイトステイかと思っていたら、どうやらアブダビからの長距離渡航後だったようで、もとの出発時刻10時をまわって、ようやくCGPに着陸してきました。この空港に直前まで773ERがいたせいか、逆噴射からスポットに入ってくるまでのD10、エンジン音の大きいことといったら! 空港地上階、エプロンに面した男子トイレの窓がおおきく開いた(保安上どうなんだ?・笑)ので、三発エンジンの大音量を楽しみつつ、搭乗アナウンスを待ちました。
   
なお、地上搭乗口(徒歩用)のガラス扉からも、バングラデシュ老若男女が飛行機しげしげ眺めてましたが、D10にかぎらず、いつもの話しですので。日本にくらべれば、飛行機はずっと縁遠く、珍しい存在なのです。
   
定刻から遅れること1時間、ようやく搭乗開始のアナウンス。待合室にいた人々が全員(オールエコ機材のくせに)L2ドアから乗りこんだあと、しばらくドアクローズアナウンスもなく待っていましたら、先述の「御一行様」がやおら乗りこんできまして、11時21分、ようやくドアクローズしました。
  
機内は、このバングラで26年間飛んでたとは思えない(失礼・笑)コンディションの良さでした。D10という飛行機は、そうとう堅実なんだと思います。座席まわりの生地のほつれ破れがほとんどなく、エンタメ系設備がほぼないせいか、座席下や廊下もすっきりしており、しかもごみがほとんどなかったです。頭上は、これまた古風なシートベルトサイン等々、頭上個々ではなく、各キャビンの区切りにぽちぽちある程度で、保安体制もおおらかだった就航当時の雰囲気をうかがえました。
    
いっぽうで、シートは典型的な昔型。背中はみじかく、クッションが全方向に厚く、座面の奥行きがあります。長距離フライトで座席に沈み込むには好都合ですが、ひざ前の空きはばが極端にみじかく、窓側や中の席の人が通路に出るには、どうがんばっても、他の人も通路までいったんでないと無理でしょう。スリムシートに眼慣れた日本人にはほんとうに強烈でしたが、まあ、バングラのローカルバスとおなじ狭隘感(笑)だから、バングラデシュ人には気にならないのかなあ…。
   
最後方の区画にすわったせいで、後方中央エンジンの始動音が、これまた新鮮でした。プッシュバック前から、三発のうちここから起動していたはずです。空気を思いっきり吸い込んでいるのがわかる武骨な音と、そもそもの始動時間の長さ。僕自身、15年も前に乗った日航MD11以来の三発機でしたので、うしろからエンジン音のする立体感にも、感動しきり。
  
チッタゴン空港のR/W23から、短距離線ゆえ軽々と離陸しきったのが11時42分。複合材とは無縁の時代の機材だからでしょうか、離陸しても主翼はほとんど反りあがらず、また新鮮な景色でした。
     
ダッカへの飛行予定時間は、たった30分です。ところで、イスラーム圏の修辞で"インシャー アッラー"というのがあります。"神(アッラー)が思し召しならば"という意味なのですが、邦人駐在組の神経を逆なでするのがこの言葉。たとえばバングラ人スタッフが、自分の失敗をいいわけするときにも使う、責任逃れワードだからです。で、ビーマンの機内アナウンス嬢に"ダッカまで30分です。インシャー アッラー"。…けっしていい気分はしないぞ(笑)。なお、飛行中の機内は、昔風の空調のしゅーしゅー音が盛んでした。
        
さて、お客さんは、先述のような、けっしてニオいのよろしくはない人々(笑)ばかりですので、半時間のフライトでも大騒ぎです。しかし、そこは数十年にわたってバングラデシュ人を飛ばしてきたBGの客室乗務員さんたち。まったく慌てふためく感がなく、てきぱきと彼らをさばいていました(←けっして「サービスする」ではない・笑)。
    
さらには返す刀で(笑)、外国人の僕へも積極的に話しかけてくる余裕っぷりでした。「乗務で東京いったことあるよー!」とかからはじまり。「典型的な古い国営会社体質、無愛想な接客」というのがビーマンの一般的評価でしょうが、こちらがベンガル語で返事すると、ほんとうに歓喜して、周囲のお客さんに「きれいなベンガル語だぞー」とか拡散しちゃいます。西洋的なプライバシーの概念は、バングラデシュ人にはいっさいありません。うれしいこともかなしいことも、その場のみんなと共有するのが、この国のやりかた。社会の上流に属する客室乗務員氏でもそれは同じで、本心から喜んでいるのはすぐわかりましたので、こちらも対乗務員氏・対乗客トークスロットル全開へ(笑)。いやあ、他の国の航空会社ではなかなかない空間ですぞ…。
    
けっきょく、「普通の(=西洋的な?)」眼で評する接客サービスの文法と、ビーマンやそれを生んだバングラデシュ人の感覚は、ぜんぜん違うんですねえ。だから、中東への出稼ぎ組の足でもあるビーマン、おそらく中東発帰国便のボーディング時には、「日本人が、外国から日航機に搭乗するとき」と同じ安心感を、バングラのお兄ちゃんたちにも与えているんじゃないかな。
    
ちなみに、「日本人&ベンガル語OK」は、バングラの人々からみれば好感度最大級の存在ですので、なにかと自分も、得させていただいています(笑)。
      
初春のベンガル平野は気候が安定していまして、平穏に北に向かい、たしかに30分少々で、あっという間にダッカ空港R/W14へ着陸しました。ランディング時の迎え角は、A300みたいな深さでした。
    
このあと、国内線にもかかわらず到着は国際線ターミナル(DAC空港、搭乗橋は国際線にしかありません)。機体から降りますと、国内線乗客用出口もなく、とくだんの誘導スタッフもなく…、つまり、ふだんの国際線到着と同じ環境でした。で、大量の人の並んでいる入国審査場や税関のわきを、ふつうに歩いて通過! なにも知らない国際線到着客から見たら、あのときの自分は100%、無断入国者です(笑)。そのあたりのゆるさもまた、バングラデシュということで…。
     
D10引退決定をうけて選んだはずのフライトでしたが、むしろ、ふだんはネガティブに語られがちな「空飛ぶバングラデシュ」ビーマンの、ポジティブな面にふれられた一日でした。もちろん、定時運航など期待するのはお門違いですので、こころと時間に充分な余裕のあるときに、ご自身のマインドも解放する気でお乗りいただれば、きっとビーマン、どなた様もお楽しみいただけるかと存じます(苦笑)。
       
[追記] アドオン区間のCGP-DACのみ搭乗し、国際線DAC-KUL区間を同一航空券内に残している、本レビュー執筆の現時点で、なんと予約日14日のKUL行き機材変更(D10⇒773ER)が発表されてしまいました。最新の2月14日のD10割りあては、AUH線。で、明けて15日が(おそらく同じ機材での)KUL線。なお、15日のDAC⇔KULは、KULでのさいごのD10運用となるようです。で、どっちに乗るかは、土壇場機材変更のリスクにそなえて、ぎりぎりまで決めないでおきます…。結果は、またレビューでご報告しますので(笑)。
    
 
 
 

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
36J
搭乗クラス
Y(K)
区間マイル
139
出発予定時刻
1000
搭乗時刻
1057
出発時刻
1125
到着予定時刻
1045
到着時刻
1223
予定飛行時間
0:30
出発空港 天気・気温
晴れ
出発ゲート・スポット
4
離陸滑走路
23
離陸時刻
1142
到着空港 天気・気温
晴れ
到着ゲート・スポット
6
着陸滑走路
14
着陸時刻
1215
メモ
スポットアウト(11:29)後、着陸便(RX713)待ちのため、11:38まで誘導路上ホールド。

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