搭乗レビュー
#602 (I447) 女性専用車両ならぬ男性専用機。機内の肉弾戦
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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総評
乗り継ぎのどたばたでクタクタになりながらも、何とか初搭乗となるビーマン・バングラデシュ航空でネパール・カトマンズへ渡れそうです。
どたばた劇の顛末はこちら。
http://flyteam.jp/airline/airasia/review/30529
その第1レグは経由地バングラのダッカまでのフライトです。
【チェックイン】
マレーシア➢バングラの国際線にして出発時刻1時間前の駆け込みチェックイン。バックパック1つの軽装だったのが運命の分かれ道でした(チェックイン・ラゲッジがあったらアウトだったでしょう)。シークエンス#151となっており、搭乗機のB737-8E9のキャパからすると100%の搭乗率と察することができますが、ドタキャンがでたのでしょうか、偶然空きがでた窓側席をアサインしてもらうことができました。残りものには福がある!?
【搭乗ゲートにて】
東南アジアの1大ハブ、マレーシア空港も夜中の02:30には閑散としていました。搭乗ゲートC25はサテライトにあり、メインターミナルからは通常エアロトレインで移動しますが、この時間帯はnot in serviceで、バスでの代替輸送となりました。
搭乗ゲートでは2回目のセキュリティ・チェックがありました。その際に「この便、ダッカ行きだけど間違いないの?」と女性係員に念押しされたのですが、搭乗待合室に入ってその理由が分かりました。東洋人のPaxは僕一人。好奇の目に曝されながら搭乗開始を待ちました。
ゲート周辺の動きを察知しながらタイミングを見計らって搭乗開始の列の最前方に並びました。何故かと言うと、この後機内での肉弾戦が予見されたからです。
【搭乗】
先陣を切って乗りこむと、女性CAがCクラスシートに腰掛けてのんびりお茶を飲んでいたのは呆れを通り越して驚きました(職業意識ゼロ、苦笑)。
機内に入るとさっさと手荷物の収納スペースを確保、3+3アブレストの窓側に腰を降ろし、後は高みの見物です。すると予想通りの戦争勃発。次から次へと乗り込んでくる持ち込み制限を超えていると思われる大荷物を抱えたPaxが我先にと収納場所を巡って右往左往して、機内は混沌状態に陥りました。この争いに巻き込まれたらストレス半端じゃないですから。
【搭乗機・機材コンディション】
機番S2-AHO B737-8E9。2015年11月 初飛行、同年同月BG登録、機齢0.9歳。コンディションは万全。エンジンは2 x CFMI CFM56-7BE
【機内概況・座席(シート)】
3+3のミドルまで完全に埋まるような満席のフライトはここのところ稀でした。しかもその殆どが男性。2クラス 約155席仕様であろうと思われる機内で、女性のPaxは2名程度でした。乗客の殆どはクアラルンプールへの出稼ぎ労働者の凱旋帰国でしょうか、そうであれば男性が圧倒的多数なのも頷けます。
ご多分に洩れず、僕の隣も若手の男性。殆ど言葉は交わしませんでしたが、機内食配膳や回収の際には気配りをしてくれて、好感のもてるお兄さんでした。
BGの立ち位置(LCCに非ず、でもFSCと捉えてよいものか)は微妙なところですが、LCC級の極狭シートピッチでありました(写真ご参照)。
【機内食・ドリンク】
マレーシア空港内を運動したからでしょうか、早朝ではありますがお腹が空いて機内食を完食しました。ドリンクサービスから始まり、スナックの提供に続き、メインはカレーチキンとバターライス(ビリヤニ風)、デザートはスポンジケーキ、食後にコーヒーをいただきました。
【エンターティメント】
流石は最新機材、タッチパネル式のパーソナル・モニター完備でフライトマップを流しっぱなし。機内誌は”bihanga”
【トイレ・洗面台】
使用せず。食事の時間以外は睡眠を貪りました。
【総評】
最新機材でながら極狭シートピッチで快適性は高くありません。満席の状況が示すように、旺盛な需要を捌くには詰め込みは仕方のないところかもしれませんが…。搭乗開始後も悠長にお茶をしているCAがいるなど、サービスに対する意識レベルを高める必要もあるでしょう。まだまだ発展途上のキャリアで、一端のFSCと肩を並べるには相当の時間を要するものと拝察しました。
尚、降機の際も皆 殺気立って我先に通路に殺到しおしくらまんじゅう状態。男性Paxが殆どなので、肉弾戦は迫力がありました。一刻も早く家族に会いたい気持ちは解りますけどね。
どたばた劇の顛末はこちら。
http://flyteam.jp/airline/airasia/review/30529
その第1レグは経由地バングラのダッカまでのフライトです。
【チェックイン】
マレーシア➢バングラの国際線にして出発時刻1時間前の駆け込みチェックイン。バックパック1つの軽装だったのが運命の分かれ道でした(チェックイン・ラゲッジがあったらアウトだったでしょう)。シークエンス#151となっており、搭乗機のB737-8E9のキャパからすると100%の搭乗率と察することができますが、ドタキャンがでたのでしょうか、偶然空きがでた窓側席をアサインしてもらうことができました。残りものには福がある!?
【搭乗ゲートにて】
東南アジアの1大ハブ、マレーシア空港も夜中の02:30には閑散としていました。搭乗ゲートC25はサテライトにあり、メインターミナルからは通常エアロトレインで移動しますが、この時間帯はnot in serviceで、バスでの代替輸送となりました。
搭乗ゲートでは2回目のセキュリティ・チェックがありました。その際に「この便、ダッカ行きだけど間違いないの?」と女性係員に念押しされたのですが、搭乗待合室に入ってその理由が分かりました。東洋人のPaxは僕一人。好奇の目に曝されながら搭乗開始を待ちました。
ゲート周辺の動きを察知しながらタイミングを見計らって搭乗開始の列の最前方に並びました。何故かと言うと、この後機内での肉弾戦が予見されたからです。
【搭乗】
先陣を切って乗りこむと、女性CAがCクラスシートに腰掛けてのんびりお茶を飲んでいたのは呆れを通り越して驚きました(職業意識ゼロ、苦笑)。
機内に入るとさっさと手荷物の収納スペースを確保、3+3アブレストの窓側に腰を降ろし、後は高みの見物です。すると予想通りの戦争勃発。次から次へと乗り込んでくる持ち込み制限を超えていると思われる大荷物を抱えたPaxが我先にと収納場所を巡って右往左往して、機内は混沌状態に陥りました。この争いに巻き込まれたらストレス半端じゃないですから。
【搭乗機・機材コンディション】
機番S2-AHO B737-8E9。2015年11月 初飛行、同年同月BG登録、機齢0.9歳。コンディションは万全。エンジンは2 x CFMI CFM56-7BE
【機内概況・座席(シート)】
3+3のミドルまで完全に埋まるような満席のフライトはここのところ稀でした。しかもその殆どが男性。2クラス 約155席仕様であろうと思われる機内で、女性のPaxは2名程度でした。乗客の殆どはクアラルンプールへの出稼ぎ労働者の凱旋帰国でしょうか、そうであれば男性が圧倒的多数なのも頷けます。
ご多分に洩れず、僕の隣も若手の男性。殆ど言葉は交わしませんでしたが、機内食配膳や回収の際には気配りをしてくれて、好感のもてるお兄さんでした。
BGの立ち位置(LCCに非ず、でもFSCと捉えてよいものか)は微妙なところですが、LCC級の極狭シートピッチでありました(写真ご参照)。
【機内食・ドリンク】
マレーシア空港内を運動したからでしょうか、早朝ではありますがお腹が空いて機内食を完食しました。ドリンクサービスから始まり、スナックの提供に続き、メインはカレーチキンとバターライス(ビリヤニ風)、デザートはスポンジケーキ、食後にコーヒーをいただきました。
【エンターティメント】
流石は最新機材、タッチパネル式のパーソナル・モニター完備でフライトマップを流しっぱなし。機内誌は”bihanga”
【トイレ・洗面台】
使用せず。食事の時間以外は睡眠を貪りました。
【総評】
最新機材でながら極狭シートピッチで快適性は高くありません。満席の状況が示すように、旺盛な需要を捌くには詰め込みは仕方のないところかもしれませんが…。搭乗開始後も悠長にお茶をしているCAがいるなど、サービスに対する意識レベルを高める必要もあるでしょう。まだまだ発展途上のキャリアで、一端のFSCと肩を並べるには相当の時間を要するものと拝察しました。
尚、降機の際も皆 殺気立って我先に通路に殺到しおしくらまんじゅう状態。男性Paxが殆どなので、肉弾戦は迫力がありました。一刻も早く家族に会いたい気持ちは解りますけどね。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 12F
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 1,640
- 出発予定時刻
- 03:15
- 搭乗時刻
- 02:52
- 出発時刻
- 03:25
- 飛行高度
- 10,972m
- 飛行速度
- 868km/h
- 到着予定時刻
- 05:00
- 到着時刻
- 05:06
- 予定飛行時間
- 3:45
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- C25
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 14
- 着陸時刻
- 04:59
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westtower様
HB-JMBでございます。
>まだまだ発展途上のキャリアで、・・・<
ビーマン・バングラディッシュ航空は1、今ブームのアジアのLCCよりもかなり前の1972年創立のキャリアで創立は45年ほどになるそれなりに歴史のあるキャリアであります。名だたるFSCよりも設立年数が新しいのは、パキスタンからバングラディシュが独立した(できた)のが1971年なので、その独立後に新たに設立されたためです。ある国から独立して新しい国ができ、それに合わせて新しい航空会社を設立したという創立の経緯はシンガポール航空と類似するところがあります。ただし、ビーマン・バングラディシュ航空の設立はパキスタンからの独立1年も経たないうちという違いはありますが・・・
余談ながら申し上げますと、シンガポール航空の設立が1972年と比較的新しいのは、シンガポールの独立は1965年だが、972年までは「マレーシア・シンガポール航空」とマレーシアと共同運営の航空会社だったものが、シンガポール独自の運営を目指して新生「シンガポール航空」が設立されたためであります。
ビーマン・バングラディッシュ航空に話を戻すと、1980年にはDC-10型機で成田線に就航していましたが、2006年夏ダイヤいっぱいで撤退したとのことであります。一時DC-10に変えてA310を使っていたり、運休時期があったりしたようではありますが・・・。とはいえ、週1便か2便程度しかなかったので、(撮影したいマニアの方にとっては)、成田でなかなかお目にかかれないキャリアと言われていたようです。
某雑誌のエアライン年鑑日本乗り入れ会社の原典が見つからなかったので、Wikiからの引用です、以下にURLを添付します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%87%E3%82%B7%E3%83%A5%E8%88%AA%E7%A9%BA
成田線でも使われていたとされるDC-10ですが、なんと2014年の2月ごろまで現役だった模様です。最終フライトのニュースURLを以下に添付しておきます。
http://flyteam.jp/airline/biman-bangladesh-airlines/news/article/32278
設立の経緯とこれまでの生い立ちを見ると、LCCではなく、FSCといえるのではと思われます(サービスの内容のことはとりあえず脇に置くとして・・・)
ビーマンといえば成田でDC-10やA310で乗り入れていたというイメージで、当時のキャセイやシンガポールのようにサービスに一目おかれているわけではない状況とされていますから、座席間隔は狭いとはいえ、B737-800にシートテレビがついているというのはびっくりした次第です。
座席間隔が狭いのは、以下の2つの可能性が考えられるかと思います(毎度のことですが、あくまで私の推測ですが・・・)。
1.おそらくは当該機は(この国の世界金融市場における信用度の問題もあり、多額の資金が必要な自社導入ではなく、比較的手持ち資金が少なくても導入可能なオペレーション)リースにて導入しており、返却する場合を考慮し世界的に需要が高い詰め込み仕様で導入したという可能性も考えられます。
2.このB737-800はA310の代替機種と導入したため、標準仕様のB737-800ではなく、詰め込み仕様のB737-800をあえて選んだ可能性が考えられます。というのは、ここに書いたパターンでMIATモンゴル航空では、当時運航していたA310の代替としてB737-800を選定したという例があるためです。もっともMIATモンゴル航空は詰め込み仕様だったか標準仕様だったかは忘れてしまいましたが・・・。
サービスの(ソフトの)面はたぶん設立当初、はたまた成田線に乗りいれていたころとあまり変わっていないのかもしれません(典型的な評判としては「ヨーロッパやアフリカ方面への格安旅行者御用達といわれていたが、サービスはそれなり・・・」と言われていたようです)。そうであれば、これは国民性の問題といえるのかもしれません(私の推測ですが・・・)。それが、FSCとLCCの中間という立ち位置に見える要因なのかもしれません。
また長々と、しかもシンガポール航空との比較までつけてしまって恐縮ですが。HB-JMB
HB-JMBさん
確かにビーマンと言えばDC-10、DC-10と言えばビーマンのイメージが強いですね。今回ダッカ空港にて、退役後のDC-10を撮影しました。順次FlyTeam航空フォトにアップいたします。放置され朽ち果てていく寂しき姿が胸に突き刺さりました。
BGに関する詳細ご解説、有難うございます。
BGと新生SQは同年代とのことですが、その後の進化のスピードと内容はこれ程までに違うものかと感じ入る次第です。SQと出身母体を同じくするMHですら可也差をつけられているような(笑)。
情報を手繰っていきますと、BGは積極的な新機材導入を推し進めているようでB738もその施策の一環ですが、今回の搭乗機(S2-AHO)はたまたま自社購入のシップだったようです。
【FlyTeam News】
ビーマン・バングラデシュ航空、初の自社購入737-800を受領
http://flyteam.jp/airline/biman-bangladesh-airlines/news/article/57127
リース会社のGECASからも737-800を導入、何とB787を4機導入する計画もあるようで、その積極姿勢はDC-10を後生大事に使い続けた一昔前のBGからは想像もつきません。
0.5人前のFSCからの脱皮は先ずは機材更新から、というところでしょう。