航空会社 キャセイパシフィック航空
- 国
- 香港
- IATA | ICAO
- CX | CPA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.01 [878件]
- アライアンス
- ワンワールド
搭乗レビュー
#0769 (I0580) 豹変の香港、これが最後の訪問になるのか…
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
総評
2019年03月に端を発した香港民主化デモ。デモ勃発の4日前に駆け込みで香港から東京へ飛びました。
【キャリア】
言わずもがなの香港のフラッグキャリアですが、簡単に触れておきます。
スカイトラックス社のランキングでエアライン・オブ・ザ・イヤーを獲得するなどトップクラスのサービスと、1972年以降 重大事故を起こしていない高い安全性を誇るブランドです。世界3位の航空連合 ワンワールドの中核メンバー。嘗てのキャッチフレーズである「さわやかな着きごこち」を提供してくれる愛着のある航空会社です。
今回のバンコク行きではCXの四連搭となりました。
その履歴を記しておきます。
#0766 (I0577) 在りし日の香港へ、キャセイの誘い(いざない)
#0767 (I0578) 世代交代を実感。18.7歳若返りしキャセイのシップでバンコクへ
#0768 (I0579) こんな機材変更なら大歓迎♡
【チェックイン】
バンコクから羽田へ香港にて乗り継ぎ。バンコクで香港➢羽田のボーディングパスも発券済です。今回はSky Deckでスポッティングの時間が捻出できず残念…
【ラウンジ】
香港(チェクラップコク)国際空港のCXの牙城、流石にラウンジも充実しています。
エコノミークラス利用ですが、One World Sapphireステイタスで利用できるラウンジは、”The Wing”, “The Pier”, “The Bridge”及び”The Deck”の4箇所ありました。
今回は”The Deck”を利用しました。
*詳細は新設”ラウンジレビュー”ページご参照
キャセイの牙城 香港国際空港 「THE BRIDGE (逸連堂)」
【搭乗】
ボーディングタイムの09:55にゲートに赴くと、中国伝統の書道をモチーフにしたCXの象徴的なロゴマークブラッシングウイングを纏った巨艦B777-367がボーディングブリッジに接岸され準備万端の様子でした。
定刻の5分前にドアクローズ
【搭乗機・機材コンディション】
機番 B-HNN
機材 B777-367
2003年11月 初飛行
2003年11月 CX登録
機齢 15.4歳(搭乗時)
コンフィグレーション 73Z
コンディション 良好
エンジン 2 x RR Trent 892
年季の入った機材でしたが、丁寧にメンテナンス、リノベーションされているようで不具合はありませんでした。
【機内概況・座席(シート)】
エコノミークラス(396席)
アブレスト 2+3+2=9(基本)
シートピッチ 約32㌅
シート幅 約18.2㌅
自席 ポートサイド 窓側 58A
ビジネスクラス(42席)
アブレスト 2+3+2=7(基本)
シートピッチ 約45㌅
シート幅 約20㌅
*Cクラスのシートピッチにしては見劣りし、並列タイプのウィンドウ並びにミドルシートから通路へのアクセスに難があるなど、口コミではあまり評判が良くないようです。
【機内食・ドリンク】
・ビバレッジサービス トニックウォーター
・スナック ピーナッツ
・メイン 中華餡かけ風ペンネ
・サイド 蕎麦
・ブレッドロール
・緑茶
・ミネラルウォーター
パスタに蕎麦の取り合わせ、メニュー構成についてあまり吟味されていない感あり。
【客室乗務員】
少し臙脂色がかった赤い2ピーススーツは一見派手ですが、どことなく気品が感じられます。
同じ赤でもAir Asia系とは趣が違います。
美形が多い印象です。
【エンターティメント】
タッチパネルが機能せず、リブートし回復するも1時間のロス。
機内誌は”DISCOVERY”
【トイレ・洗面台】
不使用
【総評】
エンタメにマイナートラブルがあり、機内食もいまひとつで…いつものスマートなキャセイではない印象です。
そのキャセイに忍び寄る不穏な動き…
香港の民主化デモの発端、民間人権陣線による反政府デモが起きたのが2019年03月31日のことでした。このフライトの4日後に、香港に、そしてキャセイに降りかかる火の粉を想像できる人は誰もいなかったことでしょう。その後デモ激化、催涙弾と火炎瓶が飛び交い街は焦土と化し、チェクラップコク国際空港は占拠され、ついに警察の実弾発砲でデモ隊に死者が出るなど、報道される生々しい光景は脳裏に焼き付いています。
将来、再び香港を訪れる機会があるとしたら、頭の片隅にこの時の悲劇がフラッシュバックしてしまうことでしょう。そして香港特別行政区国家安全維持法施行下で、不当な監視や抑圧にさらされるかもしれないという一抹の不安感も拭えないでしょう。そんな中で、心地よい夜風に吹かれながらスターフェリーからスカイスクレーパーの夜景を眺め 食得係福の後のコーズウェイベイのそぞろ歩きやショッピングを心から楽しむことが果たしてできるでしょうか? 観光地としての香港ブランドは大きく棄損されてしまいました。個人的には古きよき香港はもう二度と戻らない気がしてなりません。
【キャリア】
言わずもがなの香港のフラッグキャリアですが、簡単に触れておきます。
スカイトラックス社のランキングでエアライン・オブ・ザ・イヤーを獲得するなどトップクラスのサービスと、1972年以降 重大事故を起こしていない高い安全性を誇るブランドです。世界3位の航空連合 ワンワールドの中核メンバー。嘗てのキャッチフレーズである「さわやかな着きごこち」を提供してくれる愛着のある航空会社です。
今回のバンコク行きではCXの四連搭となりました。
その履歴を記しておきます。
#0766 (I0577) 在りし日の香港へ、キャセイの誘い(いざない)
#0767 (I0578) 世代交代を実感。18.7歳若返りしキャセイのシップでバンコクへ
#0768 (I0579) こんな機材変更なら大歓迎♡
【チェックイン】
バンコクから羽田へ香港にて乗り継ぎ。バンコクで香港➢羽田のボーディングパスも発券済です。今回はSky Deckでスポッティングの時間が捻出できず残念…
【ラウンジ】
香港(チェクラップコク)国際空港のCXの牙城、流石にラウンジも充実しています。
エコノミークラス利用ですが、One World Sapphireステイタスで利用できるラウンジは、”The Wing”, “The Pier”, “The Bridge”及び”The Deck”の4箇所ありました。
今回は”The Deck”を利用しました。
*詳細は新設”ラウンジレビュー”ページご参照
キャセイの牙城 香港国際空港 「THE BRIDGE (逸連堂)」
【搭乗】
ボーディングタイムの09:55にゲートに赴くと、中国伝統の書道をモチーフにしたCXの象徴的なロゴマークブラッシングウイングを纏った巨艦B777-367がボーディングブリッジに接岸され準備万端の様子でした。
定刻の5分前にドアクローズ
【搭乗機・機材コンディション】
機番 B-HNN
機材 B777-367
2003年11月 初飛行
2003年11月 CX登録
機齢 15.4歳(搭乗時)
コンフィグレーション 73Z
コンディション 良好
エンジン 2 x RR Trent 892
年季の入った機材でしたが、丁寧にメンテナンス、リノベーションされているようで不具合はありませんでした。
【機内概況・座席(シート)】
エコノミークラス(396席)
アブレスト 2+3+2=9(基本)
シートピッチ 約32㌅
シート幅 約18.2㌅
自席 ポートサイド 窓側 58A
ビジネスクラス(42席)
アブレスト 2+3+2=7(基本)
シートピッチ 約45㌅
シート幅 約20㌅
*Cクラスのシートピッチにしては見劣りし、並列タイプのウィンドウ並びにミドルシートから通路へのアクセスに難があるなど、口コミではあまり評判が良くないようです。
【機内食・ドリンク】
・ビバレッジサービス トニックウォーター
・スナック ピーナッツ
・メイン 中華餡かけ風ペンネ
・サイド 蕎麦
・ブレッドロール
・緑茶
・ミネラルウォーター
パスタに蕎麦の取り合わせ、メニュー構成についてあまり吟味されていない感あり。
【客室乗務員】
少し臙脂色がかった赤い2ピーススーツは一見派手ですが、どことなく気品が感じられます。
同じ赤でもAir Asia系とは趣が違います。
美形が多い印象です。
【エンターティメント】
タッチパネルが機能せず、リブートし回復するも1時間のロス。
機内誌は”DISCOVERY”
【トイレ・洗面台】
不使用
【総評】
エンタメにマイナートラブルがあり、機内食もいまひとつで…いつものスマートなキャセイではない印象です。
そのキャセイに忍び寄る不穏な動き…
香港の民主化デモの発端、民間人権陣線による反政府デモが起きたのが2019年03月31日のことでした。このフライトの4日後に、香港に、そしてキャセイに降りかかる火の粉を想像できる人は誰もいなかったことでしょう。その後デモ激化、催涙弾と火炎瓶が飛び交い街は焦土と化し、チェクラップコク国際空港は占拠され、ついに警察の実弾発砲でデモ隊に死者が出るなど、報道される生々しい光景は脳裏に焼き付いています。
将来、再び香港を訪れる機会があるとしたら、頭の片隅にこの時の悲劇がフラッシュバックしてしまうことでしょう。そして香港特別行政区国家安全維持法施行下で、不当な監視や抑圧にさらされるかもしれないという一抹の不安感も拭えないでしょう。そんな中で、心地よい夜風に吹かれながらスターフェリーからスカイスクレーパーの夜景を眺め 食得係福の後のコーズウェイベイのそぞろ歩きやショッピングを心から楽しむことが果たしてできるでしょうか? 観光地としての香港ブランドは大きく棄損されてしまいました。個人的には古きよき香港はもう二度と戻らない気がしてなりません。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 58A
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 1,802㍄
- 出発予定時刻
- 16:20
- 搭乗時刻
- 15:55
- 出発時刻
- 16:16
- 到着予定時刻
- 21:15
- 到着時刻
- 21:15
- 予定飛行時間
- 03:45
- 出発空港 天気・気温
- 曇
- 離陸滑走路
- 07R
- 離陸時刻
- 16:47
- 到着空港 天気・気温
- 晴
- 着陸滑走路
- 22
- 着陸時刻
- 21:10
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