台北からの帰国便、チャイナエアラインで夜の成田へ。シート&モニタ共に快適な新機材A333。 - チャイナエアライン(中華航空) 口コミ・評価

航空会社 チャイナエアライン(中華航空)

2024年04月06日に撮影されたチャイナエアライン(中華航空)の航空機写真

© うらしまさん

チャイナエアラインは1959年12月16日、運航を開始しまし...
台湾
IATA | ICAO
CI | CAL
アライアンス
スカイチーム

搭乗レビュー
台北からの帰国便、チャイナエアラインで夜の成田へ。シート&モニタ共に快適な新機材A333。

航空会社
チャイナエアライン
便名
CI106
エコノミー
搭乗日
2016/11
路線
桃園(台北) → 成田(東京)
機体記号
B-18356
機材
Airbus A330-302
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
4ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
4ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
885
投稿日
2016/11/25

搭乗写真

  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    最新鋭のものには敵わないだろうけど、... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    おお、並ぶ国旗が中華圏っぽい。市内か... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    桃園空港T-2の出発フロアのタクシー... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    T-2のチェックインカウンターエリア... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    A330がずらっと並ぶDスポット群。
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    機内食は中華風のチキン。世界各国、空... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    モニタの下に、音量や明度調整のボタン... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    膝が当たらないシートピッチ。最近のA... 続き

総評

往路同様チャイナエアラインでの成田便CI106を待つ台北の桃園空港、ターミナル2。改めて眺めると近代的なモチーフが散りばめられたハイセンスな場所だなあと感じます。多人種入り交じる出発フロアは、そんな浮き足立つ雰囲気の中にもアジアの雑踏のような熱気を伴っているような。
当便の船出は台北時間の16:20。空港に向かう午後の車窓からは、まだジリジリと注ぐ南国の太陽と異国を感じる木々の揺らぎが見て取れて、いつものように旅の終わりの見送りを受けているような、自分なりの風景の解釈をしながらターミナルへと向かいました。空港敷地内と思しき場所では大規模な工事も行われていて、桃園空港の将来性みたいな事にも頭をやりつつ。そして、先刻お腹に入れた昼ごはんと紹興酒が誘う睡魔。それと闘う窓辺のスイマーと化して、あっぷあっぷとしておりました。いやあ、寝ちゃったら旅先の風景が勿体無い!、、と思ってしまう貧乏性が毎度ながら悲しいな。

チャイナエアラインの出発は、日本、アメリカ、オーストラリア、中国への便はT-2、他はT-1と、同エアラインでも区別されてるようなので注意が必要ですね。チェックインカウンターのGSさんは丁寧でにこやか、日本のエアラインとも引けを取らない印象の良さでした。問題なくバゲージを預けると、潔く早速エアサイドへ。
D5が当便のゲートということでまず先に場所をチェック。幸い場所は近いので、余った時間で飛行機を眺めたりカフェで最後のコーヒーを飲んだりして出発を待ってました。台湾名産のウイスキーを買おうかどうか、しばし迷いましたが(綺麗なお姉さんが店頭にいたから尚更)、でも財布と相談してパス笑。次回訪れた時にでも西門あたりのバーに行って飲もうと、再訪の決意を固めました。

随所にある窓からエプロンに目をやると、ズラーッと並ぶチャイナエアラインフリート達のブロッサムシンボルに混じって、エールフランスやKLMのB777も鎮座してます。日本で見るより少し誇らしげなスカイチームの機体たちが微笑ましいです。それにしてもCIはA330だらけ。他の機種も見たかったけど、お留守なのかT-1側にいるのか。
そんなことを考えながらカフェのエスプレッソを待ってると、搭乗のアナウンスコール。お行儀悪いですが仕方なく歩き飲みしつつD5へ向かいました。
出発ゲート自体は階下の2Fにあり、A330ということで中々の人数の利用者が待っていました。

搭乗すると、往路の同機種とのキャビンの違いが明らかで、人知れずテンションがふわっと上がりました笑 シートが薄型でしっかりしていて、レッグルームが往路より3,4cm広い。今度は膝が当たらないだけの余裕があります。そして目の前のシートモニタが現代的。おそらく9インチの液晶タッチモニタで発色も抗反射感も良さげ。
往路レビューでも書きましたが、当機B-18356レジから調べると2011年登録の機材らしく、内装も新しいタイプのA330なんですね。行きは先輩、帰りは後輩という、飛行機ファンをさりげなく喜ばせてくれる演出、ありがとうございます笑 まあ、モニタは新しいに越したことないですけど。

16:20、時間通りにプッシュバックが始まったことをシートを通じて感じると、窓のそとに目をやって動く景色を確かめ、今一度、台北にお別れしました。正面に視線を戻すと、CG風の安全説明のムービーが流れている綺麗な画面。10分ちょっとのタキシングののち、あまり待つことなく離陸となりました。直線的にまっすぐ海岸線を目指す当機。地上に建物なども疎らになってくると、あっという間に海上に出て、同時にかなり低めの高度から雲の中に突入しました。

今回も自席は往路同様かなり前方、9列目、ということで主翼のエンジンを機窓のほぼ目の前に見るような位置。音もそれほど気にならず、ただただキャビンでの帰路ムードに浸ることができました。せっかくエンターテイメント有りのキャリアですし、やっぱり映画を見ることに。カーラ・デルヴィーニュのファンなので、「ペーパータウン」に決定!あえて日本語吹き替えにせず、中国語字幕でほんのり意味を連想しつつの英語Ver.で鑑賞。僕的には、これも一つの旅ならではエンタです。

映画序盤のころ、機内食がやってきました。今回は日本人CAさんが僕たちの列を担当してくださっており、選択希望を聞いて回ってます。僕はチキンをチョイス。当社定番らしい中華風あんかけの鶏めしで、またもや辛口白ワインとともに美味しくいただきました。食後はコーヒーとウーロン茶をサーブされていましたね。薄味なチョコクッキーとともにコーヒータイム。モニタの向こうではアメリカ東海岸の青春グラフィティ。若干のパラレルトリップ感を纏いつつ、順調に日本列島を目指すA330のシートに身を任せました。

窓の外はと言えば、とうに夜の帳が降りていて、エンジン部がヘッドライトに照らされ暗闇の中に堂々と浮かび上がってます。翼の付け根にあるこの席からの風景もどこか情緒があって、夜の空旅には良いかもしれないですね。
成田への最終アプローチ開始のアナウンスがある頃には、房総半島を旭市のあたりから回り込むような位置に来ている当機。フライトマップからは、成田ランウェイの南風運用、北からの着陸に備えているのがわかります。窓の外はまばらな街明かりしか見えないけど、お馴染み飛行ルートすぎて大体の地上の景色は想像できます。ただ、誰とも面白さを共有できない哀愁付きですが笑
無事にB滑走路にタッチダウン、右後方からゴーッと聴こえるリバース音とともに成田に帰還しました。田舎にポツネンとある成田、しかもやや構内のはずれにあるB滑走路だけど、規則的に並んで出迎えてくれる照明塔たちが、十分な安堵感を与えてくれます。T-2に入るので短めで済むタキシングを経て、いよいよ完全に停止、機内は頭上から荷を降ろし始める人たちで、堰を切ったように賑やかになり始めました。旅の終わりです。

夜間閉店の成田とはいえ、20時台の到着なのでまだまだ旅行者で溢れている中、数日ぶりの日本の地面を踏みしめます。荷物もお土産も無事で、あとは自宅の玄関を開けるまでが遠足、ならぬ旅ですね。
今回もまた一つ旅のエッセンスを雲のうえで感じ取れました。しっかりと実務を行われるチャイナエアラインにも感謝です。次回台湾に行くなら、スクートやタイガーエアも使ってみたいなあ、などと楽しみを膨らませて空港を後にしました。

皆さんも、冬の良い旅を。また、台湾の航空業界にも安全と信頼が変わらずあるよう願います。

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