搭乗レビュー
#733 (I547) スリランカのエアタクシーは水陸両用機
搭乗写真
総評
世界遺産の仏教聖地 キャンディへ日帰り訪問、水陸両用機のエアタクシーを利用しコロンボへの帰路につきました。
【チェックイン】
キャンディのボルゴラ・レザボアー空港 - Polgolla Reservoir Airport [KDZ]はWater Aerodromeと銘打たれているように水陸両用機専用空港です。空港とは言ってもそこには質素なJetty(桟橋)があるのみ 、空港ターミナルは疎か待合室のようなものもありません。
当に道端で手を上げてタクシーを拾うような感覚で、搭乗機を待ちます。
【ラウンジ】
目の前の滑水路を眺めながらの、ある意味贅沢な天然の屋外ラウンジ?
【搭乗】
定刻の約20分前、遠くからプロペラ機のエンジンとブレード音が聞こえ、少しするとまるでアメンボのように水面を滑るように桟橋にシップが着岸しました。
Disembark(降機pax 2人)とembark(搭乗pax 3人)は3分ほどで完了、定刻10分前には舫いを解いて航海?の始まり始まり。
【離水】
コパイが桟橋をキックしてシップを桟橋から離し、穏やかな水面を移動します。滑走開始位置で反転しいよいよ離水です。アイドリング状態で鳴りを潜めていたPT6A-114Aエンジンが一転、荒々しく雄叫びをあげて4翅のプロペラに鞭を入れます。キャビンは与圧されていないためエンジン音とブレード音がかなり騒々しいです。フロートが水の抵抗を受けて滑水直後の加速は鈍く感じられます。常に機首上げの態勢で滑水するところが滑走と違い特徴的です。スピードが上がるにつれて水平尾翼付近の高さまで水飛沫が上がる滑水シーンは大迫力。次第に浮力が増して水面を舐めるようになると離水間近、そしてシップは緩やかな角度で上昇していきます。
【搭乗機・機材コンディション】
水陸両用機搭乗には二回目の搭乗!
機番 4R-CAF, Cessna 208 Caravan Ⅰ
XXXX年XX月 初飛行(不明)
XXXX年XX月 Cinnamon Air登録(不明)
機齢 X歳(不明)
コンディション 良好
エンジン PT6A-114A
【機内概況・座席(シート)】
アブレスト シングルシート X 2 + タンデムシート x 3
シートピッチ 約XX㌅(不明)、シート幅 約XX㌅(不明)
リクライニング角度 不明
自席は窓側 シングルシート最前列(自由席)
搭乗率は粗90%
【機内食・ドリンク】
Americau Mineral Water
【客室乗務員】
搭乗していません。
セーフィティインストラクションは直接コパイから、機内食のミネラルウォーターは予めシートポケットに準備されていました。
【エンターティメント】
初めて経験する離水・着水と、低空飛行から眺めるスリランカの景色が最高のエンターティメント
【着水】
滑水路へのアプローチは、着水寸前までは、一般機の滑走路へのアプローチとあまり変わりがないように思われます。
しかし眼下に水面が迫ってくると様相が一変します。“水面に降りる”ことに経験がないため、スリル満点です。「不時着するときはこんな感覚なのかな」とも感じました。アスファルトに比べ水面は一見軟らかいように思えますが、巨大なフロートがバスンバスンと3回ほど小さくバウンドした後、着水へと至ります。着水後、急減速するとフロートが水の抵抗を受けて機が前のめりになり危険なので、ゆっくりと速度を落としていきます。着陸よりも着水の方が神経を使うのではないかと感じます。十分にスピードが落ちた後は、通常のボートと同じように水面を進みます。操縦かんはキャプテンが握り、コパイは操縦席を離れ、フロートの上に立ち接岸の準備をします。巧みな操縦(操舵?)でピタリと桟橋に着岸させるテクニックは流石。こうして無事にデュエワンナ・オヤ水上基地 - Diyawanna Oya Seaplane Base [DWO]に到着しました。
驚きのスリランカ首都空港のレポートはこちら↓
#732 (I546) 首都空港らしからぬスリランカの首都空港はこんなところにあったとは
初めての水陸両用機での離水、着水体験、同乗者たちとのコミュニケーション、低空飛行の上空から眺めるスリランカの大地、前席のコックピットの操縦や無線の会話などなど、盛り沢山の内容で、あっという間の30分間のフライトでした。
【チェックイン】
キャンディのボルゴラ・レザボアー空港 - Polgolla Reservoir Airport [KDZ]はWater Aerodromeと銘打たれているように水陸両用機専用空港です。空港とは言ってもそこには質素なJetty(桟橋)があるのみ 、空港ターミナルは疎か待合室のようなものもありません。
当に道端で手を上げてタクシーを拾うような感覚で、搭乗機を待ちます。
【ラウンジ】
目の前の滑水路を眺めながらの、ある意味贅沢な天然の屋外ラウンジ?
【搭乗】
定刻の約20分前、遠くからプロペラ機のエンジンとブレード音が聞こえ、少しするとまるでアメンボのように水面を滑るように桟橋にシップが着岸しました。
Disembark(降機pax 2人)とembark(搭乗pax 3人)は3分ほどで完了、定刻10分前には舫いを解いて航海?の始まり始まり。
【離水】
コパイが桟橋をキックしてシップを桟橋から離し、穏やかな水面を移動します。滑走開始位置で反転しいよいよ離水です。アイドリング状態で鳴りを潜めていたPT6A-114Aエンジンが一転、荒々しく雄叫びをあげて4翅のプロペラに鞭を入れます。キャビンは与圧されていないためエンジン音とブレード音がかなり騒々しいです。フロートが水の抵抗を受けて滑水直後の加速は鈍く感じられます。常に機首上げの態勢で滑水するところが滑走と違い特徴的です。スピードが上がるにつれて水平尾翼付近の高さまで水飛沫が上がる滑水シーンは大迫力。次第に浮力が増して水面を舐めるようになると離水間近、そしてシップは緩やかな角度で上昇していきます。
【搭乗機・機材コンディション】
水陸両用機搭乗には二回目の搭乗!
機番 4R-CAF, Cessna 208 Caravan Ⅰ
XXXX年XX月 初飛行(不明)
XXXX年XX月 Cinnamon Air登録(不明)
機齢 X歳(不明)
コンディション 良好
エンジン PT6A-114A
【機内概況・座席(シート)】
アブレスト シングルシート X 2 + タンデムシート x 3
シートピッチ 約XX㌅(不明)、シート幅 約XX㌅(不明)
リクライニング角度 不明
自席は窓側 シングルシート最前列(自由席)
搭乗率は粗90%
【機内食・ドリンク】
Americau Mineral Water
【客室乗務員】
搭乗していません。
セーフィティインストラクションは直接コパイから、機内食のミネラルウォーターは予めシートポケットに準備されていました。
【エンターティメント】
初めて経験する離水・着水と、低空飛行から眺めるスリランカの景色が最高のエンターティメント
【着水】
滑水路へのアプローチは、着水寸前までは、一般機の滑走路へのアプローチとあまり変わりがないように思われます。
しかし眼下に水面が迫ってくると様相が一変します。“水面に降りる”ことに経験がないため、スリル満点です。「不時着するときはこんな感覚なのかな」とも感じました。アスファルトに比べ水面は一見軟らかいように思えますが、巨大なフロートがバスンバスンと3回ほど小さくバウンドした後、着水へと至ります。着水後、急減速するとフロートが水の抵抗を受けて機が前のめりになり危険なので、ゆっくりと速度を落としていきます。着陸よりも着水の方が神経を使うのではないかと感じます。十分にスピードが落ちた後は、通常のボートと同じように水面を進みます。操縦かんはキャプテンが握り、コパイは操縦席を離れ、フロートの上に立ち接岸の準備をします。巧みな操縦(操舵?)でピタリと桟橋に着岸させるテクニックは流石。こうして無事にデュエワンナ・オヤ水上基地 - Diyawanna Oya Seaplane Base [DWO]に到着しました。
驚きのスリランカ首都空港のレポートはこちら↓
#732 (I546) 首都空港らしからぬスリランカの首都空港はこんなところにあったとは
初めての水陸両用機での離水、着水体験、同乗者たちとのコミュニケーション、低空飛行の上空から眺めるスリランカの大地、前席のコックピットの操縦や無線の会話などなど、盛り沢山の内容で、あっという間の30分間のフライトでした。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 自由席(1A)
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 60
- 出発予定時刻
- 16:00
- 搭乗時刻
- 15:45
- 出発時刻
- 15:50
- 到着予定時刻
- 16:30
- 到着時刻
- 16:20
- 予定飛行時間
- 00:30
- 出発空港 天気・気温
- ☼
- 離陸時刻
- 15:55
- 到着空港 天気・気温
- ☼
- 着陸時刻
- 16:18
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