搭乗レビュー
FY3127 XSP→SZB 大空港をあえて選択しない道もある
- 航空会社
- ファイアフライ航空
- 便名
-
FY3127
エコノミー
- 搭乗日
- 2019/06
- 路線
- セレター(シンガポール) → スバン(クアラルンプール)
- 機体記号
- 9M-FYD
- 機材
- ATR ATR-72-500 (ATR-72-212A)
- 口コミ投稿者
- ★azusa★さん
搭乗写真
総評
世界で最も便数の多い国際線は、シンガポール(WSSS)⇔クアラルンプール(WMKK)路線で、一日平均41往復。
でも、実は両都市間を結ぶコミューター路線も存在する。それがFireflyが運航するシンガポール・セレター(WSSL)⇔クアラルンプール・スバン(WMSA)線。以前はチャンギからスバンのほか、イポー、クアンタンといったマレーシア各都市にATR72で飛ばしていたFirefly。定期路線のなかったシンガポール北部のセレター空港に旅客ターミナルを新設して路線を移管する話が持ち上がり、2018年12月より就航する予定でした。巨大なチャンギにATRでは不釣合で機動力を生かせないので、セレター定期便計画の話に乗ったのでしょう。
ところが、この計画は直前で頓挫。理由は、Rwy21に新設したILSの進入コース上にマレーシアのパシルグダンの街があり、建築高さ制限がかかることにマレーシア政府が反発。時すでに遅し、FYはチャンギの乗り入れ枠を既に放棄しており、12月からシンガポール乗入便は全て中断になってしまいました。
なんとか交渉が成立して、目視での着陸を条件に2019年4月22日よりセレター乗入れが実現しました。
さて、そのセレター空港、ターミナルには売店は一切なく、小さなレストランが1件あるだけ。ビル周囲にも店舗は一切ない。でも、新設だけあってとても清潔。出国審査は無人、あっという間に全ての手続きが終わり、その先はもう搭乗ロビーで時間潰しの類のものは一切ないが、どうせFYの搭乗客は常連客のみだろうからこれで良し。
ロビーで搭乗を待っていると猛烈な雨が降ってきたので嫌な予感が。というのも、ILSが使えないので悪天候の場合はセレターに着陸できず、ジョホールバルにダイバートの恐れが。マラッカ海峡上でグルグル旋回待機して20分遅れで何とか到着。搭乗してわずか3分後には扉を閉めて出発。この早さが、セレターの、そしてATRの機動力。
ちなみに、2つ後の便はジョホールバルにダイバートしてました。
【機内食・ドリンク】
マンゴージュースとピーナッツ。
【座席(シート)】
短距離便なので、良し悪しがそれほど影響するわけではない。
【機内スタッフ】
短距離便なので、良し悪しを判断するには時間が短すぎて。
【エンターティメント】
短距離便なので・・・
【トイレ・洗面台】
トイレ、どこにあったかな?
【機材コンディション】
小さい機体なので、揺れる時はガツンと...
【空港サービス】
セレター空港は、地下鉄のように飛行機に乗る、そういう利用スタイルであれば最高の空港です。コンパクトで、清潔で快適。まるで、プライベートジェットで出かけるような感覚。そうでない搭乗客からすれば、免税店もなく、なんて貧相な、ということになるでしょうが。
それから、日本人が頻繁に利用する空港とは思えないのですが、チェックインカウンターの方も含め、空港スタッフの方は何故か皆笑顔で日本語で挨拶して、とてもフレンドリー。威圧的なチャンギとは大違い。
到着したスバン空港の入国審査官もとても優しかった。小さな空港なりのおもてなしがとても印象的。
【総合評価】
搭乗率が30%と寂しいです。ひたすら巨大化し複雑になった両空港を避けて、用事のためにクアラルンプールに行くには実にスマートで、悪くない選択肢だと思います。
でも、実は両都市間を結ぶコミューター路線も存在する。それがFireflyが運航するシンガポール・セレター(WSSL)⇔クアラルンプール・スバン(WMSA)線。以前はチャンギからスバンのほか、イポー、クアンタンといったマレーシア各都市にATR72で飛ばしていたFirefly。定期路線のなかったシンガポール北部のセレター空港に旅客ターミナルを新設して路線を移管する話が持ち上がり、2018年12月より就航する予定でした。巨大なチャンギにATRでは不釣合で機動力を生かせないので、セレター定期便計画の話に乗ったのでしょう。
ところが、この計画は直前で頓挫。理由は、Rwy21に新設したILSの進入コース上にマレーシアのパシルグダンの街があり、建築高さ制限がかかることにマレーシア政府が反発。時すでに遅し、FYはチャンギの乗り入れ枠を既に放棄しており、12月からシンガポール乗入便は全て中断になってしまいました。
なんとか交渉が成立して、目視での着陸を条件に2019年4月22日よりセレター乗入れが実現しました。
さて、そのセレター空港、ターミナルには売店は一切なく、小さなレストランが1件あるだけ。ビル周囲にも店舗は一切ない。でも、新設だけあってとても清潔。出国審査は無人、あっという間に全ての手続きが終わり、その先はもう搭乗ロビーで時間潰しの類のものは一切ないが、どうせFYの搭乗客は常連客のみだろうからこれで良し。
ロビーで搭乗を待っていると猛烈な雨が降ってきたので嫌な予感が。というのも、ILSが使えないので悪天候の場合はセレターに着陸できず、ジョホールバルにダイバートの恐れが。マラッカ海峡上でグルグル旋回待機して20分遅れで何とか到着。搭乗してわずか3分後には扉を閉めて出発。この早さが、セレターの、そしてATRの機動力。
ちなみに、2つ後の便はジョホールバルにダイバートしてました。
【機内食・ドリンク】
マンゴージュースとピーナッツ。
【座席(シート)】
短距離便なので、良し悪しがそれほど影響するわけではない。
【機内スタッフ】
短距離便なので、良し悪しを判断するには時間が短すぎて。
【エンターティメント】
短距離便なので・・・
【トイレ・洗面台】
トイレ、どこにあったかな?
【機材コンディション】
小さい機体なので、揺れる時はガツンと...
【空港サービス】
セレター空港は、地下鉄のように飛行機に乗る、そういう利用スタイルであれば最高の空港です。コンパクトで、清潔で快適。まるで、プライベートジェットで出かけるような感覚。そうでない搭乗客からすれば、免税店もなく、なんて貧相な、ということになるでしょうが。
それから、日本人が頻繁に利用する空港とは思えないのですが、チェックインカウンターの方も含め、空港スタッフの方は何故か皆笑顔で日本語で挨拶して、とてもフレンドリー。威圧的なチャンギとは大違い。
到着したスバン空港の入国審査官もとても優しかった。小さな空港なりのおもてなしがとても印象的。
【総合評価】
搭乗率が30%と寂しいです。ひたすら巨大化し複雑になった両空港を避けて、用事のためにクアラルンプールに行くには実にスマートで、悪くない選択肢だと思います。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 6F
- 搭乗クラス
- Economy
- 区間マイル
- 199 miles
- 出発予定時刻
- 11:20
- 搭乗時刻
- 11:38
- 出発時刻
- 11:41
- 飛行高度
- 16,000 ft
- 飛行速度
- 340 kt
- 到着予定時刻
- 12:40
- 到着時刻
- 12:55
- 出発空港 天気・気温
- 雨 29℃
- 出発ゲート・スポット
- C61
- 出発空港 風速・風向
- Wind 200 at 06kt
- 離陸滑走路
- 03
- 離陸時刻
- 11:50
- 着陸滑走路
- 15
- 着陸時刻
- 12:52
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