もう乗らない！中国GXエアラインズ・ローカルフライト - 北部湾航空 口コミ・評価

北海道の倍の面積がある中国山東省内の最長フライトです。西南にある孔子の故郷・済寧曲阜から北東にある海沿いリゾート地の煙台まで山東省を縦断するコース。航空会社は先日経営破綻（運航は継続）した海南航空の子会社ＧＸエアラインズで、同便の運航は週3便。
済南曲阜空港は軍民共用のローカル空港で1日の出発便は20便程度の国内線専用ローカル空港です。
チェックインは愛想は無く淡々と。前フライトが遅延しておりボーディングブリッジの係員に予定時刻を聞くと、無表情で「私に聞かれても分からない」と塩対応。空港サービスは20年前に戻った懐かしい感じがしました。
軍民共用という事で離陸するまでは窓は全閉を強いられながら、視程が悪いとの事で機内で待機。視程が悪いと言われれば、どうしても外を見たくなるのは人のサガ。耐えられなくなった乗客が窓を少し開けると、そこは機内の電気を消して窓を開けると直ぐにバレるシステムが導入されていて、すぐＣＡが飛んで来て「開けるな！」という光景が何度か続いたあと、1時間後に機内暗闇のまま無事に離陸。
飛行中はＣＡは一度も席から立つことなく、何のサービスも無いまま、煙台空港に着陸。でも、機内は旅行客が多い様で、雲間に見える地上の風景を見ながら、皆さん楽しそうでした。
片道1時間のフライトで料金は約3000円。破綻した航空会社の子会社なので不安でしたが、料金に見合った、安全に目的地に到着するという最低限のサービスは受ける事ができました。
【座席（シート）】
シートが薄く、お尻が痛い。そもそも短時間フライトなので2時間半も座る事は想定されていないのかも。
【機内スタッフ】
「窓を開けるな」「離陸中に立つな」「トイレに行くな」を連発してました。仕事といえばそうですが、もう少し優しく言えば良いのに。。。
【エンターティメント】
何もなし
【機材コンディション】
床が染みで汚れており、全般的に汚い。
【空港サービス】
笑顔なし
【総合評価】
最近の中国国内線サービスは飛躍的に向上したと思ってましたが、昔に戻った感じがしました。たぶん次は鉄道に乗ると思います。