Rating: 5
Author: kahluamilk

航空会社北海道エアシステム

1998/03/28 運航開始：函館/旭川線、函館/釧路線に...

国: 日本
ICAO: NTH
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.88 [59件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
最初で最後のサーブ３４０

航空会社: 北海道エアシステム (運航会社：日本航空)
便名: jl2745
エコノミー

搭乗日: 2021/10
路線: 丘珠(札幌) → 函館

機体記号: JA02HC
機材: Saab 340B/Plus

総評：5: 5ッ星

機内食・ドリンク: 3ッ星
座席（シート）: 4ッ星

エンターティメント: 4ッ星
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 4ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 5ッ星
コストパフォーマンス: 4ッ星

口コミ投稿者: kahluamilkさん

アクセス数: 564
投稿日: 2022/12/09

総評

札幌丘珠空港から函館空港へのフライト。二都市観光という事で途中に移動を挟みましたが、観光のスケジュールだけなら前日夜に特急で移動した方が効率的でしたが、日本で最後の１機となったサーブ３４０に乗るために空路移動しました。予約は１か月程前に入れていますが残りの席はあまりなく１人席は確保できず２人席窓側でした。
当日は結構早い時間に行きましたのでチェックインカウンターはガラガラ。手続きもすぐに終わり３階のデッキへ。デッキでぼーっとしているとＡＴＲ４２がトーイングされてシップチェンジ？とショックを受けましたが三沢便の機材でした。朝方にトラブルなく函館に第一便が向かったのは知っていたので冷静に考えれば平気なのはわかるはずなんですけどね。時間も近くなってきたので保安検査を抜け搭乗待合室へ。その頃函館から搭乗機材が到着しました。
ガラガラだった待合室も搭乗間際には超満員になっていました。搭乗時は階段を下りてエプロンに出て直接機体まで歩いて搭乗するという形。エプロン歩いて登場はタリンでＡＴＲ７２に乗った時以来であの時もプロペラ機だったなあとか思いました。
搭乗は内蔵されているエアステアで。満席のフライトの為乗り込むのにも時間がかかりゆっくり機体を眺める事が出来たのも良かったです。サーブ３４０は非常に小さい機体で、立ち上がると頭をぶつけるほど。手荷物収容棚も小さいですがなんとか入れる事が出来ました。２人席だと横の方の体格次第では結構きついかなと思います。
モニターなんて新しい設備はないのでＣＡさんが実演です。こういうのも少なくなりましたね。
搭乗してから１０分程で自走して出発、丘珠空港は平行誘導路はないので誘導路から直接滑走路に入り、ＲＷ３２端で回転して離陸します。誘導路からＲＷ３２端までは大した距離はないですが、１５００ｍしかない滑走路なので少しでも無駄にできないですね。
１０：０８にＲＷ３２から離陸、そのまま石狩湾直前まで進み旋回して手稲上空を通り、札幌電車区を見下ろして上昇していきました。その後すぐに雲の上に出てしまい、室蘭を過ぎて内浦湾上空で一瞬海面が見えましたが、基本的には函館付近まで雲の上の飛行でした。
１０：１５頃にベルトサインが消えましたが、短距離路線の為サービスは水を希望者に配るのみです。機内販売もあり、北海道エアシステムの２０２２年カレンダーを購入しました。翌年になって開けて気づいたのですがＡＴＲ４２オンリーのカレンダーでサーブ３４０Ｂが乗っていなかったのがちょっと残念・・・。１０００円でしたが現金のみ利用可でした。
水平飛行は１０分程ですぐにベルトサインが点灯し降下開始。降下は結構揺れました。気流が悪くなっているのか機体が小さいかは不明ですが、雲の下に出てからも揺れは続きました。
ＲＷ３０への着陸だったので函館空港上空を通過し旋回し２７０°方向を変えて着陸になりました。ＲＷ１２だったら右側席で函館山を見ながらの着陸とか考えていましたが、遠目にはなりますが函館市街地と函館山を見る事が出来、また遠くに下北半島も見る事が出来たので良かったです。
降機時もエアステアで降りて直接ターミナルまで歩いていくという形になりました。函館空港はそこそこ大きな空港ですが、ローカルっぽい降機の仕方でなかなか面白いです。降機時にＣＡさんからＳａａｂ３４０Ｂのポストカードを頂きました。
最初で最後のＳａａｂ３４０Ｂの搭乗になりましたが、気流の悪さや小型機独特の揺れはありましたが快適で面白いフライトでした。