Rating: 5
Author: Eckky

航空会社北海道エアシステム

1998/03/28 運航開始：函館/旭川線、函館/釧路線に...

国: 日本
ICAO: NTH
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.88 [59件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
人生初の欠航…北の大地の試練

航空会社: 北海道エアシステム
便名: JL2865
エコノミー

搭乗日: 2024/02
路線: 丘珠(札幌) → 釧路

機体記号: JA12HC
機材: ATR 42-600

総評：5: 5ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 5ッ星

エンターティメント: 5ッ星
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 5ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 5ッ星
コストパフォーマンス: 5ッ星

口コミ投稿者: Eckkyさん

アクセス数: 278
投稿日: 2024/02/07

総評

　HACのATR機に乗るために札幌までやってきました。道東には食べたいものがたくさんあるので、釧路行を選択しました。

　当初、朝のJA2861便を予約していました。朝5時起きですすきののホテルを出て丘珠空港に行ったところ、搭乗手続きを中断していました。丘珠空港が積雪のためとのことでした。出発1時間前になり、欠航となると待機していたほかの利用者は、電話をかけたり、そそくさとターミナルビルを出ていきました。ビジネス客が多く、冬の欠航には慣れておられるようでした。

　人生初の欠航となり、JR特急で釧路に行った方がいいのではないかとも考えましたが、HACのATR機に乗るという当初の目的を遂行することにしました。メールで案内のあった欠航した便の利用者専用の電話番号に電話し、昼発の便に振り替えてもらいました。座席の希望も聞いてくださいました。

　昼発の便まで時間があったため、私は一度札幌駅に戻って雪まつりの準備の様子を見たのち、昼食をとり、再度丘珠空港に向かいました。

　ネットの案内では昼の便も搭乗手続きを中断していましたが、12時頃（出発１時間前）に丘珠空港に行ったところ、チェックインができました。しかし、その後は中標津から来る使用機が丘珠到着前に上空を旋回し、到着が遅れました。その分、私が乗る便も30分遅れとなりました。しかし、無事に釧路まで飛んでくれました。結果として、冬の北海道の雪の試練を味わうことになりました。

　欠航の影響もあってか機内はほぼ満席でした。
　ATR機には初搭乗でした。印象としては天井高は低いものの、機内は明るくまた座席も決して広くはありませんが1時間程度の飛行であれば問題のない広さでした。音については、かつてHACが運航していたSaab機やANAが運航しているQ400に比べるとやや静かな印象でした。SaabやQ400はプロペラの回転音や振動が大きくて気になりますが、ATR機はいずれも抑えられているように感じました。そのため、ジェット機とそん色のない快適さです。釧路まで30数分の飛行時間はあっという間でした。
　釧路空港着陸前には機体が数度やや大きく揺れましたが、そのたびに客室乗務員が飛行に影響はない旨をアナウンスしていました。着陸も風の影響があるかと思いましたが、意外にもスムーズな着陸で拍子抜けしました。

　Saab機時代の暗い機内のイメージが一新され、非常に快適なフライトとなりました。欠航や悪天候への対応は大変だと思いますが、一便一便を安全に確実に運航しようとする姿勢が垣間見えました。

【運賃】
特典航空券