搭乗レビュー
JALの最新鋭機Airbus A350の就航日にファーストクラスで福岡へ
- 口コミ投稿者
- チャッピー・シミズさん
搭乗写真
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今回搭乗したAirbus A350。... 続き -
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羽田空港のJALファーストクラス専用... 続き -
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搭乗ゲート付近の様子。 -
初便のフライトデッキクルーの皆さん。 -
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初便は、A350の教官を務める野澤機... 続き -
第2便はおよそ20分ディレーで運行。 -
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前方ドアを入ると、黄金の鶴丸ロゴが目... 続き -
ファーストクラス専用シート。 -
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こちらはクラスJ専用シート。 -
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座席コントロールに付いているマッサー... 続き -
リモコン。 -
可動式ディバイダー。個室感がアップし... 続き -
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電源・小物入れとリモコンの収納、それ... 続き -
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手荷物収納棚。開閉のしやすさ、収納力... 続き -
手荷物収納棚。但し、スーツケースより... 続き -
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ノイズキャンセル機能付きのヘッドホン... 続き -
大型モニターは国内最大 15.6イン... 続き -
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新しくなった機内安全ビデオ。 -
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洗面台が広くて使い勝手が良かったです... 続き -
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国内線最大級の15.6インチモニター... 続き -
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機外カメラは前方と尾翼の二箇所のビュ... 続き -
機外カメラは前方と尾翼の二箇所のビュ... 続き -
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RWY16Lからテイクオフ！ -
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RWY16にタッチダウン！ -
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総評
9月1日に就航したJALの最新鋭機 Airbus A350-900のファーストクラスで福岡に行ってきました。ちなみに、初便は一瞬で満席になってしまったため、第2便でA350の快適なフライトを体験しました。レビュー記事でも触れますが、前評判通り、フライト中の機内はとても静かでしたよ。この機体で是非国際線の長距離便を体験してみたいなあ、と思った次第です。
【機内食・ドリンク】
9月1日よりお皿が新調されました。食器の見た目は、以前よりもスッキリさっぱりし、白を基調としたスマートな雰囲気を感じる食器類です。
今回は宮城県がテーマになったお食事で、冷菜の先附２種は一皿ずつに別れ、今まで二皿がひとつにまとまっていた食器よりも、揺れる機内で手元に食器を寄せて頂くのに便利さを感じました。森林鶏と蔵王JAPANXの蒸し豚の小鉢は肉系中心ではありますが、その下に笹かまぼこなり、キャベツやじゃが芋などが隠れていて、小鉢２つでかなりのボリューム。
メインは一見するとふろ吹き大根か？とも思えましたが、宮城県産の帆立に石渡商店のXO醤ソースがかかったものでした。箸ではサクっと切りにくいのでフォークで切りました。お味は白いご飯に合うであろう「お弁当風」味付けで洋と中華の間くらいのイメージでした。食器になんの柄もなく白地のため、地味に見えるメインではありますが。ボリュームの厚い先附２品と共に、濃い出汁がよく効いた焼きばら海苔の味噌汁で白ごはんを頂けば、なかなか充実したヘルシーな宮城県の定食という印象で、美味しく完食いたしました。食後のデザートは、見た目チーズかと思いつつも、まずは「何であろうか？」と観察。A350就航記念のREDの配色「REDジュエル」と名がついたお菓子は、プルプルとして柔らかく、不思議なアイテムでしたが、口にいれるとクリームチーズの濃い味と香りがふわ～っととろけ、誠に美味な小品でした。
【座席（シート）】
2-2-2配列の"A350/787" ファーストクラス専用シート。ボーイング777-200のファーストクラスと同じ2-2-2配列のシート構成ですが、実際に利用した感じとしては、通路が少し狭いかなあと思いました。加えて、シート幅もボーイング777-200のファーストクラスと比べて、心持ち狭さを感じました。ただ、こちらのシートの方が全体的に個室感があるので、お隣りが他人でも気になることはないかなあと思います。
シート正面の大型モニターは国内最大 15.6インチサイズなので、国内線向けのコンテンツが充実すれば、エンターティメントを楽しめそうです。また、座席コントロールに付いているマッサージ機能は強力ではありませんが、ソコソコ良い感じでした。やや残念なところは、電源・小物入れとリモコンの収納、それとヘッドホン端子がシートの後方奥手にまとまっているので、正直なところアクセスが悪く、使い勝手は良いとは言えませんでした。
ファーストクラスに限ったことではありませんが、シート頭上にある手荷物収納棚は、開閉のしやすさと横幅の広さはグッドポイントですが、収納のキャパシティ(手荷物のスーツケースを縦置きでスッキリ収納)を確保するために奥行きが深くなった分、デイバッグやお土産袋などを無意識に収納すると、取り出す時に奥まで手が届かず、ちょっと面倒だなあと感じる場面がありました。
【機内スタッフ】
毎回のことではありますが、JALのCAさんのクォリティについては、文句のつけようもなく素晴らしく、更にファーストクラスということもあって、とても快適なフライト体験を提供してもらっていると思います。一言で表現するなら、程よい距離感を保ちつつ、細かいところにも気遣いを怠らない、まさにプロの仕事ですね。(ただ、就航初日ということで、ちょっとバタバタ感がありましたけどね。)
【エンターティメント】
アメニティは専用スリッパのみ。
機内WiFiサービスは地上走行開始時から利用できるそうです。今回のフライトでは、詳しい事情は分かりませんが、フライト中、機内WiFiサービスはあまり調子が良くなかったようです。
機内エンターテイメントとしては、国内線では珍しく最新映画を楽しむことができます。今回は"アラジン"と"X-MEN : ダークフェニックス"の2作品でしたが、フライト時間との兼ね合いで、最後まで観る時間がないところが残念でした。
余談ですが、機外カメラは前方と尾翼の二箇所のビューで楽しめるので、夜便でしたが、とりわけ離発着時は楽しめました。個人的には、尾翼ビューをずっと眺めているだけでもかなり楽しめるかも、と思いました。
【トイレ・洗面台】
エアバスのトイレって、消臭能力が低いという個人的なイメージを持っていたのですが、A350のトイレはそんなイメージは過去のものといった感じで、とても清潔感があり、かつ明るい室内でした。ボーイングのトイレと比べて、とてもモダンな雰囲気で、洗面台も広く、大変使い勝手が良かったです。ただ、B787とは異なり、ファーストクラス的には、前方に一箇所しかトイレがありません。(人数比としてはそれで良いとは思いますが)
ちなみに、ウォシュレット付きではありませんでした。国内線はともかく、将来、国内線で導入予定のA350-1000では、是非、ウォシュレット付きにしてほしいですよね。
【機材コンディション】
最新鋭機ですので、機内のインテリアはとても美しいです。前方ドアを入ると最初に目にするギャレーの壁に飾ってある黄金の鶴丸ロゴが、これまでにないほど高級感を醸し出していましたよ。
前評判で言われていた静かな機内というのは本当でした。フライト中、空調の音の方が気になるぐらい、ヒコーキ特有のエンジン音は気になりませんでした。今回のフライトでは、気象条件が良い方だったこともあるのかもしれませんが、機体の揺れも殆ど感じる場面はありませんでした。流石、最新鋭機っていう印象です。
【空港サービス】
羽田空港では、ファーストクラス専用レーンを利用できる以外は、普段とあまり変わらないかなあ？(我が家はグローバル会員なので。)
【総合評価】
今回はJALの最新鋭機Airbus A350を体験してみる、という趣旨で搭乗してみたわけですが、正直なところ、これまではエアバスに対して、あまり良い印象をもっていなかったのですが、A350を体験してみて、ネガティブな印象を一掃することができました。思い起こしてみると、B787がデビューした当時はその目新しさだけでワクワクした思い出がありますが、今回のA350は機内が静かという実用的な好印象を感じることができたので、とても満足しています。個人的な感想ではありますが、ANAさんのA380(社として選択肢がなかったとは思いますが)よりも、JALのA350の方が断然好印象で、かつ今後も機会があれば搭乗したいなあ、と思えるシップだと思います。B777からA350へのシフトは、JALさんとしてベストな戦略だと思います。
【機内食・ドリンク】
9月1日よりお皿が新調されました。食器の見た目は、以前よりもスッキリさっぱりし、白を基調としたスマートな雰囲気を感じる食器類です。
今回は宮城県がテーマになったお食事で、冷菜の先附２種は一皿ずつに別れ、今まで二皿がひとつにまとまっていた食器よりも、揺れる機内で手元に食器を寄せて頂くのに便利さを感じました。森林鶏と蔵王JAPANXの蒸し豚の小鉢は肉系中心ではありますが、その下に笹かまぼこなり、キャベツやじゃが芋などが隠れていて、小鉢２つでかなりのボリューム。
メインは一見するとふろ吹き大根か？とも思えましたが、宮城県産の帆立に石渡商店のXO醤ソースがかかったものでした。箸ではサクっと切りにくいのでフォークで切りました。お味は白いご飯に合うであろう「お弁当風」味付けで洋と中華の間くらいのイメージでした。食器になんの柄もなく白地のため、地味に見えるメインではありますが。ボリュームの厚い先附２品と共に、濃い出汁がよく効いた焼きばら海苔の味噌汁で白ごはんを頂けば、なかなか充実したヘルシーな宮城県の定食という印象で、美味しく完食いたしました。食後のデザートは、見た目チーズかと思いつつも、まずは「何であろうか？」と観察。A350就航記念のREDの配色「REDジュエル」と名がついたお菓子は、プルプルとして柔らかく、不思議なアイテムでしたが、口にいれるとクリームチーズの濃い味と香りがふわ～っととろけ、誠に美味な小品でした。
【座席（シート）】
2-2-2配列の"A350/787" ファーストクラス専用シート。ボーイング777-200のファーストクラスと同じ2-2-2配列のシート構成ですが、実際に利用した感じとしては、通路が少し狭いかなあと思いました。加えて、シート幅もボーイング777-200のファーストクラスと比べて、心持ち狭さを感じました。ただ、こちらのシートの方が全体的に個室感があるので、お隣りが他人でも気になることはないかなあと思います。
シート正面の大型モニターは国内最大 15.6インチサイズなので、国内線向けのコンテンツが充実すれば、エンターティメントを楽しめそうです。また、座席コントロールに付いているマッサージ機能は強力ではありませんが、ソコソコ良い感じでした。やや残念なところは、電源・小物入れとリモコンの収納、それとヘッドホン端子がシートの後方奥手にまとまっているので、正直なところアクセスが悪く、使い勝手は良いとは言えませんでした。
ファーストクラスに限ったことではありませんが、シート頭上にある手荷物収納棚は、開閉のしやすさと横幅の広さはグッドポイントですが、収納のキャパシティ(手荷物のスーツケースを縦置きでスッキリ収納)を確保するために奥行きが深くなった分、デイバッグやお土産袋などを無意識に収納すると、取り出す時に奥まで手が届かず、ちょっと面倒だなあと感じる場面がありました。
【機内スタッフ】
毎回のことではありますが、JALのCAさんのクォリティについては、文句のつけようもなく素晴らしく、更にファーストクラスということもあって、とても快適なフライト体験を提供してもらっていると思います。一言で表現するなら、程よい距離感を保ちつつ、細かいところにも気遣いを怠らない、まさにプロの仕事ですね。(ただ、就航初日ということで、ちょっとバタバタ感がありましたけどね。)
【エンターティメント】
アメニティは専用スリッパのみ。
機内WiFiサービスは地上走行開始時から利用できるそうです。今回のフライトでは、詳しい事情は分かりませんが、フライト中、機内WiFiサービスはあまり調子が良くなかったようです。
機内エンターテイメントとしては、国内線では珍しく最新映画を楽しむことができます。今回は"アラジン"と"X-MEN : ダークフェニックス"の2作品でしたが、フライト時間との兼ね合いで、最後まで観る時間がないところが残念でした。
余談ですが、機外カメラは前方と尾翼の二箇所のビューで楽しめるので、夜便でしたが、とりわけ離発着時は楽しめました。個人的には、尾翼ビューをずっと眺めているだけでもかなり楽しめるかも、と思いました。
【トイレ・洗面台】
エアバスのトイレって、消臭能力が低いという個人的なイメージを持っていたのですが、A350のトイレはそんなイメージは過去のものといった感じで、とても清潔感があり、かつ明るい室内でした。ボーイングのトイレと比べて、とてもモダンな雰囲気で、洗面台も広く、大変使い勝手が良かったです。ただ、B787とは異なり、ファーストクラス的には、前方に一箇所しかトイレがありません。(人数比としてはそれで良いとは思いますが)
ちなみに、ウォシュレット付きではありませんでした。国内線はともかく、将来、国内線で導入予定のA350-1000では、是非、ウォシュレット付きにしてほしいですよね。
【機材コンディション】
最新鋭機ですので、機内のインテリアはとても美しいです。前方ドアを入ると最初に目にするギャレーの壁に飾ってある黄金の鶴丸ロゴが、これまでにないほど高級感を醸し出していましたよ。
前評判で言われていた静かな機内というのは本当でした。フライト中、空調の音の方が気になるぐらい、ヒコーキ特有のエンジン音は気になりませんでした。今回のフライトでは、気象条件が良い方だったこともあるのかもしれませんが、機体の揺れも殆ど感じる場面はありませんでした。流石、最新鋭機っていう印象です。
【空港サービス】
羽田空港では、ファーストクラス専用レーンを利用できる以外は、普段とあまり変わらないかなあ？(我が家はグローバル会員なので。)
【総合評価】
今回はJALの最新鋭機Airbus A350を体験してみる、という趣旨で搭乗してみたわけですが、正直なところ、これまではエアバスに対して、あまり良い印象をもっていなかったのですが、A350を体験してみて、ネガティブな印象を一掃することができました。思い起こしてみると、B787がデビューした当時はその目新しさだけでワクワクした思い出がありますが、今回のA350は機内が静かという実用的な好印象を感じることができたので、とても満足しています。個人的な感想ではありますが、ANAさんのA380(社として選択肢がなかったとは思いますが)よりも、JALのA350の方が断然好印象で、かつ今後も機会があれば搭乗したいなあ、と思えるシップだと思います。B777からA350へのシフトは、JALさんとしてベストな戦略だと思います。
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