Rating: 4
Author: Garnet World

航空会社 JAL (日本航空)

第2次大戦後の1951年8月1日設立。1951年10月25日...

国: 日本
IATA | ICAO: JL | JAL
メンバー評価: 搭乗レビュー 4.08 [8,365件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
風の悪戯

航空会社: 日本航空
便名: JL616
エコノミー

搭乗日: 2023/12
路線: 長崎 → 羽田(東京)

機体記号: JA611J
機材: Boeing 767-346/ER

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 4ッ星

エンターティメント: 4ッ星
インターネット環境: 4ッ星

機内スタッフサービス: 5ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 5ッ星
コストパフォーマンス: 5ッ星

口コミ投稿者: Garnet Worldさん

アクセス数: 151
投稿日: 2023/12/30

総評

「使用機材到着遅れ」。出発/到着空港やその周辺空域の混雑、キャンセルしたお客様の荷物の抜き取り等々により生じる遅れのことです。この日は昼間に東京国際空港にてバードストライクによりB滑走路が閉鎖になるという事案が発生。使用機材は長崎にやってくる前の東京/羽田-函館間往復運用から遅れを引きずっていました。結局東京からの便は1時間遅れで出発し、長崎空港には50分の遅れをもって到着。この時点ですでに定刻を過ぎていました。慌ただしく折り返し準備が進み、搭乗できたのは21:18、出発は21:27と、50分強の遅れをもったままの出発となりました。筆者はなにぶん羽田空港から離れたところに住んでいるため、23時台前半までに京急線に乗れなければ羽田空港or空港周辺で1泊しなければならないという状況下で、私としては多少の不安も混じるフライトでした。

土曜夜だからか、あるいはこの遅れの影響か、予想よりも搭乗率は低く、私の隣、前後2席ずつ、右(中央)3席の計8席が空いたまま出発。周辺に他の客が座っていないということで、いくらか気兼ねなく過ごすことができました。
離陸は所定の出発時刻から61分遅れ。遅れがあったからかこの日のパイロットは珍しく滑走路上で停止することなくそのままローリングテイクオフを敢行。離陸後は夜間ということで窓からは何も見えず、ひたすら夜の帷を飛んでいきます。シートベルトサインが消えてからしばらくするといつものようにドリンクサービスが始まり、これまたいつものようにミニッツメイドアップルを頼み、テーブルに置いてくれた紙コップを傾けます。

東向きに飛ぶ便であれば偏西風に乗っていくらか遅延を回復できるはず、といったことを考えつつ飛んでいき、実際のところ巡航中は数分程度は遅延を回復できていました。しかし、ここで立ちはだかったのが羽田空港の南風運用。東京湾上を突っ切って34Lor34Rへ降りる、というのは問屋が卸さず、房総半島上空から22へのアプローチコースをとり、22に着陸。ここに来て遠回りを強いられ、結局遅れは回復せず。しかし、どうにか23時ちょうどにはスポットインし、無事最終列車よりも前の列車で帰宅することができました。
遅れもあって慌ただしいなか、最後まで安全運航をありがとうございました。