Rating: 4
Author: kahluamilk

航空会社ジンエアー

国: 韓国
IATA | ICAO: LJ | JNA
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.18 [33件]

搭乗レビュー
初のＬＣＣ！初の韓国国内線フライト！

航空会社: ジンエアー
便名: LJ437
エコノミー

搭乗日: 2022/11
路線: 金浦(ソウル) → 泗川(晋州)

機体記号: HL8224
機材: Boeing 737-8Q8

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 無評価
座席（シート）: 4ッ星

エンターティメント: 無評価
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 4ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 4ッ星
コストパフォーマンス: 4ッ星

口コミ投稿者: kahluamilkさん

アクセス数: 1,351
投稿日: 2023/01/01

総評

泗川にあるＫＡＩ航空宇宙博物館を訪れる為に搭乗しました。ソウルから泗川はバスで行くか航空機のどちらか(ＫＴＸで晋州に行きそこからバスは少しローカルすぎるので)になると思いますが、速達性と韓国国内線を利用してみたいので空路で向かう事にしました。
この路線は大韓航空系ＬＣＣのジンエアーとＡＴＲ４２を運航するＨｉＡｉｒの２社がありますが、ＨｉＡｉｒのサイトが韓国語しかなく断念。ジンエアーは日本語サイトありますし予約ではまったく困りません。ただ韓国ウォンで決済すると韓国国内のみ通用するいわゆるローカルカードしか選択できず、悩んでいたらインターナショナルサイトから購入すれば日本円になりますが日本のカードを利用できました。１１／１８搭乗で１１／９に購入していますが７９４０円という値段でした。便数が少ない事、ＫＴＸで晋州に行くとしても東大邱以降は在来線改良区間で時間がかかるので速達性がある航空機は多少値段が高くなるという事はありそうです。

金浦空港のセルフチェックイン機は韓国語で表記されていますが、利用する航空会社のロゴを選んだあと言語選択が出るので日本語を選べば簡単に操作できます。発券された航空券はレシートの様なものでした。
韓国では国内線移動でもパスポートの提示が必要です。制限エリアに入る際にまず航空券名義とパスポート名義の確認、マスクを下ろして顔の確認を行ったあとセキュリティーチェックです。韓国国内線は日本と同様水などの持ち込みは出来ます。航空会社によってはリチウムバッテリーの持ち込み数の制限はあるようですが、ジンエアーでは特に言われず。念のため個数を減らして必要なもの以外はホテルに置いてきていましたが・・・。Ｙｏｕｔｕｂｅでは５個までという話も出ていました(私はモバイルバッテリー１、カメラ予備１を持ち込んでいます)
金浦空港国内線ターミナルは釜山、済州を中心とした韓国国内線路線が利用できますが、圧倒的に多いのが済州、次いで釜山でそれ以外の空港はあって１日数便です。そんなわけでＬＣＣですしバス利用かなと思っていましたが、ゲート６の出発でターミナルからＰＢＢでの搭乗でした。チケットでは８：４５搭乗開始となっていましたが、９：０２頃の搭乗開始となりました。
搭乗率は結構高く７割程度。私はだいたい後方に座席を取りますがやはり後方だと結構空席はあります。私のシートもとなり２人はおらず楽に過ごせました。ジンエアーはＬＣＣですが、１時間程度の国内線移動なら苦にならない程度のシートピッチはありました。国際線だとちょっと辛いかな。ただジンエアーはＬＣＣにしては席も広く国際線だと軽食も出るようですね。
比較的早く搭乗終了しドアクローズ。スカイインテリアの機体ですがモニターはないようでＣＡがデモを行っていました。
離陸はＲＷ３２Ｌからで離陸後北西に向かいすぐに南東へと向かっていきます。離陸直後は北側を見ながらになりましたが、視界は悪いながらも見える地平線の向こうに北朝鮮があるんだなといろいろと考えてしまいました。
南東に向かってからは仁川空港を見下ろしながら進んでいきました。晴れてはいますがくっきりと視界が開けない韓国ですが、南下するにしたがっていくらか視界が良くなったかなと思います。
山間の地形が多くその間を縫うように高速道や道路、鉄道が走っている韓国の地形はあまり日本と変わらず、上空から見ていても外国にいるという実感が薄い光景が続きました。高速道の右側に車が走っているとか、それくらいしか韓国というものを実感することはなかったです。
９：５７頃釜山市の西にある昌原市北部で機体は大きく逆「く」の字の様に旋回し南西方面へと進路を取ります。これは泗川空港ＲＷ０６Ｌに着陸する時の進入方法で、泗川空港の北を大きく南西に進み旋回して着陸する形になります。１０：０３頃泗川空港の北部の晋州市を通過、さらに南西に進み泗川空港のある慶尚南道を過ぎて１０：０６頃・１０：０８頃の二回全羅南道光陽市上空で旋回しＵターンする様な形になり１０：１５に泗川空港へ着陸しました。
最後のターン以降は海側が見える様になり、多くの島々と光陽市の工業地帯、着陸直前には泗川市南部の三千浦の風光明媚な一帯を見ながらの着陸になりました。
泗川空港は軍民共用空港、というよりはほぼ軍事施設で一日数便だけ民間機が滑走路を使うという状況の空港です。着陸時にはＲＷ０６ＲにＴ－５０系統の戦闘機が二機ラインアップしている状態でしたがスマホでも撮影は控えています。ちょうどこの数分前に北朝鮮がＩＣＢＭを日本海に向けて発射したところで、この滑走路の状況はその影響かどうかはわかりませんが、ソウルの空軍基地などは厳戒態勢になっていた様です。
着陸した機体はそのまま平行誘導路に出ることなく速度を緩めた後も滑走路端まで走行し、北側の誘導路から空港ターミナルへと向かいました。
１０：２０にターミナルに到着しましたが空港の規模からすると非常に小さいターミナルで、スポットも二か所のみです。また日本の三沢空港の様に滑走路などの軍事基地とターミナルの間に可動式のフェンスがあり、飛行機が到着した後軍人がそのフェンスを閉めていました。
その後タラップが横づけされ１０：２５に降機。降りるとすぐに空港ターミナルなのでそこは便利です。預け入れ荷物もないのでそのまま通路を抜けて１分後には制限エリア外に出ていました。
空港をちょっと見渡してターミナル外に出てタクシーに乗ったのは１０：３０。コンパクトな空港ですぐに移動できるのはとても良いですね。

実のところＬＣＣには初搭乗でした。日本だと国内線は成田発着が多く利便性がないですし時間帯的にも利用しにくいので使っていないですし今後も使うとは思っていないです。ジンエアーはＬＣＣとは言えサービスが良い反面そんなに安くはないようですが、個人的にはこれくらいのシートピッチやサービスなら１時間程度ならありはありだと思います。ただ元々金浦－泗川は大韓航空が運航していたそうですが、数年前に参加のＬＣＣのジンエアー路線に移った様で、アシアナ航空もそうですが韓国だと幹線以外はＬＣＣへの移管が進んでいる様です。日本ではこうならないといいなとは思っています。

機内食・ドリンク

水平飛行は３０分程ありましたが、水も含めサービスはありません。

座席（シート）
4ッ星

ＬＣＣではありますが韓国国内の移動ならこのシートピッチでも気にはなりません。座席も綺麗ですし快適です。元大韓航空の機体で子会社のジンエアーに移っていますが、大韓航空とは座席が一新されている様です。

非常口席のシートピッチ。私はもっと後... 続き
最後部は空いていますね。私の後ろに何... 続き
シートピッチはこれくらい。まあ国内線... 続き

エンターティメント

機内誌含めプログラムはなし。機内販売の冊子は入っていますが短距離路線で行われず。韓国国内線は初搭乗なので景色を見て過ごしたので十分楽しめましたが繰り返しだと結構飽きるかなとも思います。

シートポケットには安全のしおりと機内... 続き
機内販売にはこんなのもありました。思... 続き

インターネット環境

WiFiはついていません。親会社の大韓航空もついていないのでそれは仕方ないですね。

機内スタッフサービス
4ッ星

韓国国内線で短時間のフライトの為機内販売や水の提供などは行われません。ただ対応はとても丁寧。白人は何人か搭乗していましたが、アジア系外国人は私一人だった様で、また見た目では韓国人との区別はつかない為最初は韓国語ですごい勢いで話しかけられましたが、私が英語で返答するとそれ以降は英語での応対をしてくださいました。