搭乗レビュー
欠航からの光明
- 航空会社
- ライオン・エア
- 便名
-
JT156
エコノミー
- 搭乗日
- 2019/10
- 路線
- ジャカルタ → シンガポール
搭乗写真
総評
10月13日ジャカルタから日系航空会社直行便で帰国のはずが、前日に台風19号で欠航のメールを受け途方に暮れた私。なんとかなるかと楽観視していたが、翌朝になっても何の音沙汰があるわけでもなく、こいつはさすがにヤバいと気付き行動に出た。そこで予約検索ヒットしたのが、ライオンエア。CGK-SIN-DMK-NRT、計15時間の行程。少し躊躇もあったが構わず予約し、空港に向かいました。海外での搭乗便欠航は初めてだったので、何をすれば正解だったのか未だわかりませんが、結果はオーライでした。最悪、フルサービスキャリアに正規運賃で乗らねばならないことを考えると、片道8万円の出費はむしろ好機と捉えました。
ところで、途中のチャンギ空港での出来事。1時間半のトランジット、まぁ大丈夫だろうと思いつつも、広いし、チャンギでの乗り換えは10数年振りのため少々不安を抱えつつ降機。すると、空港スタッフが私を待ち構えており、次の便のゲートまで案内するというではないか。私を案内してくれたのは、見た目が非常に幼い顔立ちの18歳の女の子で、話を聞くと「ポリテクニック」という制度を利用してパートタイムで働いているという。英語のほか、マレー語が堪能で、中国語も勉強しているとのこと。束の間の出逢いでしたが、このポリテクニックという制度にいろいろな意味で興味を惹かれました。調べてみると、日本で同制度を実施するには諸問題が多く、なかなか馴染みのないものであることがわかりました。
若い時に、空港という非日常空間で一期一会の旅行客を相手に仕事をする。青春時代のそんな体験は、その後の人生をきっと豊かにするはず。前途洋々たる若者の未来に、思わずおじさん嬉しくなっちゃって、「ありがとう、がんばってね」と調子に乗ってチップを渡そうとする。しかし、彼女は「仕事だから」と頑なに拒否。お金に困っている雰囲気は一切感じられない女の子だったので受け取らないのも当然だけど。自分なんかよりもよっぽどしっかりしている若者を前に、自分が恥ずかしく感じられたシンガポールでの一コマでした。
今まで国際線長距離でLCCを利用する考えはありませんでした。しかし、こんな突然のニーズにも安価でフレキシブルに対応できるのはLCCならではの強味ではないかと感じました。
ところで、途中のチャンギ空港での出来事。1時間半のトランジット、まぁ大丈夫だろうと思いつつも、広いし、チャンギでの乗り換えは10数年振りのため少々不安を抱えつつ降機。すると、空港スタッフが私を待ち構えており、次の便のゲートまで案内するというではないか。私を案内してくれたのは、見た目が非常に幼い顔立ちの18歳の女の子で、話を聞くと「ポリテクニック」という制度を利用してパートタイムで働いているという。英語のほか、マレー語が堪能で、中国語も勉強しているとのこと。束の間の出逢いでしたが、このポリテクニックという制度にいろいろな意味で興味を惹かれました。調べてみると、日本で同制度を実施するには諸問題が多く、なかなか馴染みのないものであることがわかりました。
若い時に、空港という非日常空間で一期一会の旅行客を相手に仕事をする。青春時代のそんな体験は、その後の人生をきっと豊かにするはず。前途洋々たる若者の未来に、思わずおじさん嬉しくなっちゃって、「ありがとう、がんばってね」と調子に乗ってチップを渡そうとする。しかし、彼女は「仕事だから」と頑なに拒否。お金に困っている雰囲気は一切感じられない女の子だったので受け取らないのも当然だけど。自分なんかよりもよっぽどしっかりしている若者を前に、自分が恥ずかしく感じられたシンガポールでの一コマでした。
今まで国際線長距離でLCCを利用する考えはありませんでした。しかし、こんな突然のニーズにも安価でフレキシブルに対応できるのはLCCならではの強味ではないかと感じました。
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