航空会社 ルフトハンザドイツ航空
- 国
- ドイツ
- IATA | ICAO
- LH | DLH
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 3.80 [636件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
LH851 HEL-FRA
- 口コミ投稿者
- finlanderさん
搭乗写真
総評
ドイツはボンに一泊二日の急な出張。いつもはできるだけフィンエアー/AYを使うようにしているのですが,欧州域内の移動ではルフトハンザ/LHにも結構お世話になります。理由は,一つ目にはメガキャリアだからこそできる便数の多さ。今回はヘルシンキでの仕事あがりにフランクフルト経由でボンへ移動だったのですが,仕事あがりや一泊二日という条件だと,朝早い便や夜遅い便を使わざるを得ないことが多く,フライトスケジュールをアジア線との乗り継ぎに合わせているフィンエアーのスケジュールでは遅すぎたり早すぎたりすることがしばしば。今回はまさにそのケースで,フィンエアーよりもルフトのほうが時間の都合がよい便があったので,そちらを予約しました。理由のもう一つは,金額的に安いフライトが多いこと。こちらも便数が多いメガキャリアならではの特徴で,フィンエアーの直行便と比べると半値で飛ぶこともできます。もちろん,フランクフルト・ミュンヘン・デュッセルドルフ・ベルリンいずれかの都市で乗り継ぎが含まれるので,直行便に比べると時間はかかりますが。。
【機内食・ドリンク】ヘルシンキ発の便では,ちょっと前まではベジタリアンのピザだったのが,今回はなんとミートボール+パンに変更になってました。あつあつミートボールはジューシーで,中にはマスタードソースが入っており,ドイツのソーセージを楽しんでいるような気分になります。
いつもルフトではドリンクとしてアプフェルショーレ(Apfelschole)を頼みます。炭酸を含むりんごジュースで,ドイツ国内ではボトルが売られていますが,機内ではその場でりんごジュースと炭酸水を混ぜて作ってくれます。ドイツではお馴染みで,ルフトのクルーには100%通じます。また,このドリンクを頼むと,クルーによっては「良く知ってるねぇ!」って話のきっかけになることも。フィンランドでも似たような飲み物はありますが,フィンエアーのクルーにそれをリクエストしても迷惑がられる,もしくはりんごジュースにガスなしの水を混ぜて「薄めてるだけやん!」というツッコミの機会をくれたりします。個人的には,りんごジュース60%に炭酸水40%がいちばんおいしい分量かな。ドイツ国内で売ってるものの配合を見たら,りんごジュース55%,炭酸水45%でした。今回のアプフェルショーレは40-60で少し薄めでした。
ドリンクのサービスも複数回カートが回ってきていつもながらの手厚いサービス。瓶ビールやワインもタダで飲み放題というのが,フィンランド人に支持を得ている理由だという噂を聞いたことがあります(フィンエアーの欧州域内線では有料なのです)。
【座席(シート)】おなじみレカロの薄型シート。今回座ったシートは,腰に反発力があって座り心地も良かったです。マイナーな改良が加えられているんだろうか。
ルフトの欧州域内線エコでは,座席数に余裕があると前方席をお得意様向けにブロックします。その場合,シートをブロックしたままお得意様が現れず,3席並びのシートに誰も座っていないということがまま起こります。その後ろの列は3席にぎっしりすきまなく乗客が座っている状況にも関わらず,です。こんなときは,クルーに許可を得てそのような席へ移動すると吉です。早い者勝ちで,よく知っている乗客が搭乗完了のアナウンスとともにすすすすと音も無く移動していくのをよく見ます。別のフライトでは,クルーが自ら「空いている席へどぞー」って誘導している場面にも遭遇したことがあります。おかげで今回は3席のびのびと使わせてもらいました。なむなむ!
【機内スタッフ】クルー3名でいつもながらのてきぱきしたサービスでした。ドリンクのサービスも,ワインやビール・ジュースをお願いしたあとに「水は?紅茶は?コーヒーは?」と何回も聞いてくれるのが手厚いサービスと感じられる所以でしょう。ドイツ語で飲み物をリクエストしたりお礼を言うだけで,クルーのサービスがフレンドリーになる気がします。ただし,飲み物のサービス時間は長いので,早めに機内食を平らげてそのあとにトイレに行こうとすると,カートが最後部のギャレーに到達するまでずいぶん待たなければいけません。単通路機でもA321だと非常口付近で横に逃げられるスペースがあるので,クルーにお願いすれば通してもらえますが,A320/319/B737はどうもそういきませんね。
【エンターティメント】スクリーンがないので,セーフティデモもクルーがマニュアルで行います。ここらへん,一部をビデオに頼るフィンエアーとは違って格好よく見えるんですよね。エンタメは実質機内誌のLufthansa magazinになるのでしょう。観光ガイドだけではなく,航空技術および操縦に関する記事,著名人の手荷物中身拝見など,ドイツ語と英語で様々な記事が読めるので大好きです。航空技術に関する記事が卓越して面白いのも,ルフトがそこに力を注いでいてプライドがある証だと思います。また,世界の有名な空港の空撮および紹介が載っている「今月の空港」はヨーテボリ(スウェーデン),「今月のルフトグループフリート紹介」はルフトの子会社,Air DolomitiのATR72 Turbopropでした。自社機材の紹介は複数回読んだのですが,子会社の機材まで紹介されるとマニアック心がくすぐられますね(笑)。
【トイレ・洗面台】最新機材であっても,トイレには灰皿があるのは不思議。将来売却することなんかも考えての据え付けなのかなぁ。
【機材コンディション】D-AIZV,なんと2013年6月登録,機齢わずか1ヶ月半の最新機材でした。窓から椅子からテーブルから,曇りや傷ひとつない正真正銘の新車でした。機材が新しいというだけで搭乗時の印象はだいぶ変わるものですね。
【空港サービス】フランクフルトからの到着機は10分早着,定刻通り搭乗そしてプッシュバックを行い,フランクフルトにはこれまた15分早着。しかし,沖止めでしかもその場所がT2の沖だったので,バスで10分ほどゆられてT1の建物に入る頃には定刻の到着となっていました。沖止めはしょうがないにしても,あの場所にしか停められないものなのだろうか。。まぁ,おかげで非スタアラの飛行機をたくさん間近で見られましたが。あと,フランクフルトのターミナル1は改築が進んでいて,特にAエリアのセキュリティチェックエリアが新しくなっていました。でも,やはり混雑時のシェンゲンターミナルは人をかきわけて進まなければいけないくらい混雑しているところもあったり,落ち着きません。
【総合評価】メガキャリアの安定したサービスのおかげで,快適に移動ができました。今回は最終目的地がフランクで乗り継ぎがなかったせいもあるかもしれません。帰りのフライトはA321だったのですが,仕事あがりの夜遅い便だったので,レビューできるほどの気力が残っていませんでした…。その復路を含めて,大変満足のいくフライトでした。また来月お世話になります,なむなむ!!
【機内食・ドリンク】ヘルシンキ発の便では,ちょっと前まではベジタリアンのピザだったのが,今回はなんとミートボール+パンに変更になってました。あつあつミートボールはジューシーで,中にはマスタードソースが入っており,ドイツのソーセージを楽しんでいるような気分になります。
いつもルフトではドリンクとしてアプフェルショーレ(Apfelschole)を頼みます。炭酸を含むりんごジュースで,ドイツ国内ではボトルが売られていますが,機内ではその場でりんごジュースと炭酸水を混ぜて作ってくれます。ドイツではお馴染みで,ルフトのクルーには100%通じます。また,このドリンクを頼むと,クルーによっては「良く知ってるねぇ!」って話のきっかけになることも。フィンランドでも似たような飲み物はありますが,フィンエアーのクルーにそれをリクエストしても迷惑がられる,もしくはりんごジュースにガスなしの水を混ぜて「薄めてるだけやん!」というツッコミの機会をくれたりします。個人的には,りんごジュース60%に炭酸水40%がいちばんおいしい分量かな。ドイツ国内で売ってるものの配合を見たら,りんごジュース55%,炭酸水45%でした。今回のアプフェルショーレは40-60で少し薄めでした。
ドリンクのサービスも複数回カートが回ってきていつもながらの手厚いサービス。瓶ビールやワインもタダで飲み放題というのが,フィンランド人に支持を得ている理由だという噂を聞いたことがあります(フィンエアーの欧州域内線では有料なのです)。
【座席(シート)】おなじみレカロの薄型シート。今回座ったシートは,腰に反発力があって座り心地も良かったです。マイナーな改良が加えられているんだろうか。
ルフトの欧州域内線エコでは,座席数に余裕があると前方席をお得意様向けにブロックします。その場合,シートをブロックしたままお得意様が現れず,3席並びのシートに誰も座っていないということがまま起こります。その後ろの列は3席にぎっしりすきまなく乗客が座っている状況にも関わらず,です。こんなときは,クルーに許可を得てそのような席へ移動すると吉です。早い者勝ちで,よく知っている乗客が搭乗完了のアナウンスとともにすすすすと音も無く移動していくのをよく見ます。別のフライトでは,クルーが自ら「空いている席へどぞー」って誘導している場面にも遭遇したことがあります。おかげで今回は3席のびのびと使わせてもらいました。なむなむ!
【機内スタッフ】クルー3名でいつもながらのてきぱきしたサービスでした。ドリンクのサービスも,ワインやビール・ジュースをお願いしたあとに「水は?紅茶は?コーヒーは?」と何回も聞いてくれるのが手厚いサービスと感じられる所以でしょう。ドイツ語で飲み物をリクエストしたりお礼を言うだけで,クルーのサービスがフレンドリーになる気がします。ただし,飲み物のサービス時間は長いので,早めに機内食を平らげてそのあとにトイレに行こうとすると,カートが最後部のギャレーに到達するまでずいぶん待たなければいけません。単通路機でもA321だと非常口付近で横に逃げられるスペースがあるので,クルーにお願いすれば通してもらえますが,A320/319/B737はどうもそういきませんね。
【エンターティメント】スクリーンがないので,セーフティデモもクルーがマニュアルで行います。ここらへん,一部をビデオに頼るフィンエアーとは違って格好よく見えるんですよね。エンタメは実質機内誌のLufthansa magazinになるのでしょう。観光ガイドだけではなく,航空技術および操縦に関する記事,著名人の手荷物中身拝見など,ドイツ語と英語で様々な記事が読めるので大好きです。航空技術に関する記事が卓越して面白いのも,ルフトがそこに力を注いでいてプライドがある証だと思います。また,世界の有名な空港の空撮および紹介が載っている「今月の空港」はヨーテボリ(スウェーデン),「今月のルフトグループフリート紹介」はルフトの子会社,Air DolomitiのATR72 Turbopropでした。自社機材の紹介は複数回読んだのですが,子会社の機材まで紹介されるとマニアック心がくすぐられますね(笑)。
【トイレ・洗面台】最新機材であっても,トイレには灰皿があるのは不思議。将来売却することなんかも考えての据え付けなのかなぁ。
【機材コンディション】D-AIZV,なんと2013年6月登録,機齢わずか1ヶ月半の最新機材でした。窓から椅子からテーブルから,曇りや傷ひとつない正真正銘の新車でした。機材が新しいというだけで搭乗時の印象はだいぶ変わるものですね。
【空港サービス】フランクフルトからの到着機は10分早着,定刻通り搭乗そしてプッシュバックを行い,フランクフルトにはこれまた15分早着。しかし,沖止めでしかもその場所がT2の沖だったので,バスで10分ほどゆられてT1の建物に入る頃には定刻の到着となっていました。沖止めはしょうがないにしても,あの場所にしか停められないものなのだろうか。。まぁ,おかげで非スタアラの飛行機をたくさん間近で見られましたが。あと,フランクフルトのターミナル1は改築が進んでいて,特にAエリアのセキュリティチェックエリアが新しくなっていました。でも,やはり混雑時のシェンゲンターミナルは人をかきわけて進まなければいけないくらい混雑しているところもあったり,落ち着きません。
【総合評価】メガキャリアの安定したサービスのおかげで,快適に移動ができました。今回は最終目的地がフランクで乗り継ぎがなかったせいもあるかもしれません。帰りのフライトはA321だったのですが,仕事あがりの夜遅い便だったので,レビューできるほどの気力が残っていませんでした…。その復路を含めて,大変満足のいくフライトでした。また来月お世話になります,なむなむ!!
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