2018/7/28 MH2 WMKK→EGLL - マレーシア航空 口コミ・評価

航空会社 マレーシア航空

2024年03月20日に撮影されたマレーシア航空の航空機写真

© saoya_saodakeさん

IATA | ICAO
MH | MAS
アライアンス
ワンワールド

搭乗レビュー
2018/7/28 MH2 WMKK→EGLL

航空会社
マレーシア航空
便名
MH2
ビジネス
搭乗日
2018/07
路線
クアラルンプール → ヒースロー(ロンドン)
機体記号
9M-MNA
機材
Airbus A380-841
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
3ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
4ッ星
エンターティメント
3ッ星
トイレ・洗面台
3ッ星
機材コンディション
3ッ星
地上サービス
4ッ星
口コミ投稿者
twining07さん
アクセス数
230
投稿日
2020/02/11

搭乗写真

総評

【機内食・ドリンク】
ウェルカムドリンクはアップルかオレンジの2択。空になったグラスの中身を見るにパイナップルもあったのではないかと……。あるものを選ぶしかないのでオレンジを選択。
後述するが定時を大きく過ぎても動き出す気配がなく、機長のアナウンスにより遅延が決定した際に一度トイレに寄ったところCAが何か飲むか?とお誘い。あるものを訊いてみたらグァバジュースがあるということでそれをいただく。クアラルンプール発限定のこのジュース、さらっとした甘さが口に広がった。美味しいがあまり好みではない。また、このジュースと同時に例の豆菓子もいただく。

離陸して15分後、機内食の確認をしにCAが巡回。するとこの便でもシェフオンコールの予約、牛ホホ肉と野菜のソテー的なものの注文をしていたのに、メニューのどれにするかと訊かれた。ただでさえサクララウンジでやや食べ過ぎ、さらに前便で全く美味しくなかった牛肉料理をなんとか完食し満腹に近い状態なのにこのタイミングで出てこない、ということはもしや朝食扱いになっているのでは……という考えたくもない予想が脳裏に浮かぶ。そんな中、筆者に与えられた選択肢は次の4つからだった。
・マレーシア南部風チキンライス?
・テンダーロインビーフのグリル
・鱈のフライ
・中華麺のゴマ醤油炒め

一番食事的に軽そうな麺料理をチョイス。その時を待つ。
深夜2時の機内にてサテーの提供が始まる。深夜便だろうとおかまいなしだ。なにせビジネスクラスメニューの最初にサテーについての話が色々と載っているのだから、それほど威信があるということなのだろう。肝心の味だが、成田線のそれより全然イケた。柔らかく甘辛いソースとの絡み合いが口内に広がる。いい意味で裏切られたと感じる。

前菜はサーモンかチキンスープかということなのでチキンスープを選ぶ。東南アジアテイストからはスープでも逃れられず、やはりスパイスが少し効いていた。あと微妙にぬるかった。CAにもう少し熱くしてもらうよう言ってもよかったかな。パンはそれほど感想がないので省略。
そしてメインディッシュ。悪くはないが、もう少しソースが濃くてもいいんじゃないかな……。すんなり食べられたのでまあよしとしよう。
食後はこの便もアイスクリーム。無難。コーヒーを注文したが、ブランドがメニューに載っているのにどれにするか訊かれなかったのはやはり揃えてない、ということなのかな。片付けが終わった後はペットボトル水をいただき就寝へ。

※なお、MH2便のシェフオンコールだが、インターネットの予約画面上ではしっかり食事のイメージ画像が表示される。89便だけがエラーで出ないのかな。また、もしこのサービスを使ったら搭乗券の左下にその旨が記載されるようになっていることも判明。何を見てるんだMHスタッフは。まあ満腹気味だからよかったけど。

着陸4時間ほど前から朝食の準備が始まるようで、3時間前に朝食をどうするか?という質問を受ける。そこでいただくと回答すると、コーヒーか紅茶か訊かれるので紅茶をセレクト。それからメインディッシュ以外――フルーツ・ヨーグルト・パン(自分で選ぶ)の3つが運ばれてくる。どれも無難です。そのタイミングでメインを選ぶこととなる。
今回の朝食では、ナシレマ・フリッタータ・パンケーキの3つから選べる。ここは以前JAL搭乗時にいただいて全く美味しくなかったフリッタータを選んでみる。感想としてはJALよりはよかったが、味はやっぱりしない。塩コショウが置かれてなかったのでどうとも味の加減ができず。これもCAに頼んで持ってきてもらえばよかった。でも、たぶんフリッタータとはそういう料理なんでしょうね。とにかくシェフオンコールのあれが朝食に出てこなくてよかったです。

【座席(シート)】
前便同様2-2-2配列のフルフラット。しかも隣人なし。(現時点で)最高の一言に尽きる。フルフラットシートは長距離夜行便でこそ真価を発揮することとなるだろう。1度でいいから体験してみたかった空の上のベッド、それもA380で楽しめたのだから最高以外の何物でもない。あまりにも快眠できたので、もうエコノミーに戻れない体になってしまったかもしれない。割と本気で。

【機内スタッフ】
特に不満を感じることもなく。まあまあ頻繁にドリンクをついでくださったり、それほど英語が得意ではない筆者にも丁寧に接してくれたり。降機前にねだってみたらコックピットとファーストクラスを見せてくださった。貴重な時間をありがとうございました。

【エンターティメント】
アメニティだが成田便とケースが違っていた。AIGNERブランドのもの。中身は一緒。テレビもほとんどフライトマップに終始。

【トイレ・洗面台】
清潔に保たれていた。特に目につく点はなかったかと。

【機材コンディション】
出発前にギアの異常があった模様で2時間近く機内で待たされる羽目に。シートベルトサインが1回消えるほどの事態で正直キャンセルも覚悟していたが、なんとか無事LHRまでフライトできた。今回乗ったMH2便はKULを23:15に出てLHRに明朝5:55着(2018年夏スケ)と、あまりにも朝が早すぎるので個人的には遅れてくれて大歓迎であった。乗り継ぎもないし。

【空港サービス】
クアラルンプール空港では、偉そうにCXラウンジとゴールデンラウンジの2か所をはしごしてみた。
まず先に発見したCXラウンジだが、前述の通り当時それほど空腹でなかったのと、入室時に提供されていたミールもそれほど万全の状態、という感じでもなかったのがなんというか残念というか。もちろんヌードルバーもない(自分で湯がいて食べるコーナーはあった)。綾鷹が置いてあったことだけ評価できるかな。

次にゴールデンラウンジへ。その名前らしくかなり空間は広く、バーカウンターやヌードルカウンターもあるなど中身は結構充実。満腹とは言いながら、いろいろとホットミールをつまむ程度いただくがどれもそれなりの美味しさだった。コーヒーもラウンジの人に作ってもらえるなど、MHがこのラウンジに結構力を入れている印象を受けた。
クアラルンプールでは出発時刻の1時間前に搭乗を始めるのだが、それはこの空港も搭乗ゲートで手荷物検査を行うから。制限エリアで買ったドリンクももれなく没収されることとなる。検査を終えると係員にチケットを見せるよう言われ、2階席の人はエスカレーターに乗って上のゲートへ。ゲートは1階席と2階席で完全に独立した空間となっていた。辺りを見回していると水飲み場があったわけだがなんとウォーターサーバースタイル。紙コップが備わっているわけでもなく水筒がなければ(無理くり顔を放水口まで持っていってでもしない限り)飲めないに等しいということになる。これはどうなのか……。見る人全員水筒か何らかのケースに注いでいたので、やはり直飲みする場所ではないようで。本当に渇きに飢えている人どうするんでしょうね、などと。

【総合評価】
長距離便の問題はいかに疲労を残さないかがカギで、長時間同じ姿勢を取っていることによって痛みが出てきたり疲れてきたり、というのがエコノミーの当たり前だった。ビジネスクラスはそんなことなく、堂々と横になって眠れる素晴らしさを覚えてしまったのが(良い意味で)よろしくない。本当に今後エコノミーに乗れるのか、耐えられるのかが心配なので陸マイラー活動をさらに活発化させようかとも。それに色々な航空会社のビジネスクラスに乗ってみたい、というこちらもよろしくない欲が出てきてしまった。今回のフライトは本当に罪深い。でもそれだけとても快適で楽しい14時間だった。

コメントする

コメントを書くにはログインが必要です。

ログイン・会員登録はこちら
メニューを開く