Rating: 2
Author: soranchu

航空会社ナム・エア

国: インドネシア
IATA | ICAO: IN | NIH

搭乗レビュー
不安になる程ボロい735WLに乗ってジョグジャカルタ

航空会社: ナム・エア
便名: IN278
エコノミー

搭乗日: 2019/03
路線: ジャカルタ → アジスチプト(ジョグジャカルタ)

機体記号: PK-NAP
機材: Boeing 737-524

総評：2: 2ッ星

機内食・ドリンク: 3ッ星
座席（シート）: 1ッ星

機内スタッフサービス: 4ッ星
エンターティメント: 2ッ星

トイレ・洗面台: 無評価
機材コンディション: 1ッ星

地上サービス: 3ッ星

口コミ投稿者: soranchuさん

アクセス数: 594
投稿日: 2019/06/27

搭乗写真

傷だらけ
窓の端の方から一応撮ることはできます... 続き
Sriwijaya系フリートリストで... 続き
クラシックな各サイン類
同型機です。PK-NAJ

総評

かねてより訪問したく思い続けていたボロブドゥール寺院およびプランバナン寺院遺跡群を訪れるべく、インドネシアはジョグジャカルタへ。
ジョグジャカルタという街は、ジャカルタやバンドンを抱えるジャワ島の南部に位置しています。名前にジャカルタを冠しているといってもジャカルタからは約500キロも南西に離れており、空路では1時間ほどを要します。

CGK(or HLP)↔︎JOG間はGarudaやBatik、Sriwijayaなどのフルサービスキャリアに加え、本家Lionやcitilink等のLCCも多数就航しています。
どのエアラインで飛ぼうか迷いましたが、WL装備の737-500というなかなかお目にかかれない機体に惹かれ、Nam Airを選択。このNam AirはSriwijaya航空の子会社となっています。

出発ターミナルとなるのは、主にローカルエアラインが発着するCGKのターミナル2です。チケットチェックを受けてチェックインゾーンに入場できます。
チェックインは親会社のSriwijaya航空と共通で行われており、親会社と同様に受託手荷物もおそらく20キロ程度なら無料で預かってくれるようです。多くのカウンターが開放されているため、待ち時間はほとんどありませんでした。

軽い保安検査を受けた後、制限エリアへ向かいます。
想像以上にWi-Fiが爆速だったため、待ち時間も快適に過ごすことができました。

搭乗30分ほど前に搭乗ゲート前に向かいました。ここで本格的な保安検査を受けることになります。通過後はジャワの木造建築の様式を取り入れた搭乗待合室に入ります。

予定よりも15分ほど遅れて搭乗が開始されました。待合室から一度ランプに降り、徒歩で機体まで向かいます。今回の機体はBoeing737-500(PK-NAP)、機齢23年超の古参機です。

搭乗後に驚いたのが機体の汚さ。前便の客のものと思われるフラッペのゴミが自席の床に散乱しており、シートはボロボロでシミだらけ、窓は写真も満足に撮れないほど傷まみれ…。いかにANAの同型機が大切に使われているかよく分かります。

搭乗率50%以下の乗客を乗せ、定刻より20分ほど遅れて出発、CGKのR/W25より離陸となりました。離陸後すぐに軽食(水＋菓子パン)のサービスがありました。機内誌が備えられていましたが、親会社のSriwijayaと共通のものとなっていました。

離陸後40分程で曇天のジョグジャカルタ・アジスチプト空港のR/W09にタッチダウンし、同社の同型機の隣にスポットイン。JOGにはPBBがないのでタラップより降機します。

今回のフライトの総括ですが、735という貴重になりつつある機体に確実に乗れるという点では選ぶ価値はあるとは思いますが、安全面やサービス面ではやや不満な面も多々あります。不安な方は避けた方がいいエアラインかもしれません。