航空会社 パンアメリカン航空
搭乗レビュー
#0039 (I0038) 初ブラジルからのロングフライト(復路) ⑤/⑧。 痛々しい末期のパンナム
搭乗写真
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PA 機内誌 "CLIPP... 続き
総評
初のブラジル滞在を終えて帰国の途へ。往路と同じ経路を逆に辿り、サンパウロからマイアミへ飛ぶ第5レグです。キャリアは引き続きパンナムです。
パンナムはナローボディのB707導入に引き続き、航空需要の拡大を目論み、ワイドボディB747シリーズの導入もいち早く決断し、そのローンチカスタマーとなりました。1970年にドル箱大西洋路線 ニューヨーク-ロンドン線就航に続き、サンフランシスコ-ホノルル-東京線など太平洋路線にも投入、更にはレンジの長い747SPを特注し、アンカレジ経由が主流だったニューヨーク‐東京間の無着陸定期路線も開設し他社をリード。更には、東京をハブに以遠権を行使してアジア諸国やミクロネシア方面への路線を矢継ぎ早に設定するなど、破竹の勢いで業容を拡大させ、世界を代表するキャリアとして君臨した時代もありました。
一方で、アメリカを象徴するエアラインとしてテロやハイジャックの標的となったり、オイルショック後の燃料費高騰により、大型機の大量導入が仇になったり、一時の成功に胡坐をかいてコスト削減が後手に回ったことなど、徐々に同社を巡る環境変化が同社の体力を奪っていったのです。搭乗当時は、太平洋路線からは撤退し、南米路線に活路を見出していた頃でした。しかしそれも功を奏さず、後年同社は終焉を迎えることになるのでした。
今回の搭乗機もB747。B747で黄金期を迎えB747で終焉を迎える、何とも皮肉な生涯であったと感じます。
パンナムはナローボディのB707導入に引き続き、航空需要の拡大を目論み、ワイドボディB747シリーズの導入もいち早く決断し、そのローンチカスタマーとなりました。1970年にドル箱大西洋路線 ニューヨーク-ロンドン線就航に続き、サンフランシスコ-ホノルル-東京線など太平洋路線にも投入、更にはレンジの長い747SPを特注し、アンカレジ経由が主流だったニューヨーク‐東京間の無着陸定期路線も開設し他社をリード。更には、東京をハブに以遠権を行使してアジア諸国やミクロネシア方面への路線を矢継ぎ早に設定するなど、破竹の勢いで業容を拡大させ、世界を代表するキャリアとして君臨した時代もありました。
一方で、アメリカを象徴するエアラインとしてテロやハイジャックの標的となったり、オイルショック後の燃料費高騰により、大型機の大量導入が仇になったり、一時の成功に胡坐をかいてコスト削減が後手に回ったことなど、徐々に同社を巡る環境変化が同社の体力を奪っていったのです。搭乗当時は、太平洋路線からは撤退し、南米路線に活路を見出していた頃でした。しかしそれも功を奏さず、後年同社は終焉を迎えることになるのでした。
今回の搭乗機もB747。B747で黄金期を迎えB747で終焉を迎える、何とも皮肉な生涯であったと感じます。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 4,084
- 出発予定時刻
- 23:00
- 到着予定時刻
- 04:30
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