Rating: 4
Author: tupolev

航空会社スカイマーク

1996年11月12日、旅行会社エイチ・アイ・エスの澤田秀雄...

国: 日本
IATA | ICAO: BC | SKY
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.97 [825件]

搭乗レビュー
快適な機材と携帯の売り子みたいなジャンパーを着た乗務員とのギャップに驚き

航空会社: スカイマーク
便名: BC705
エコノミー

搭乗日: 2015/01
路線: 羽田(東京) → 新千歳(札幌)

機体記号: JA330A
機材: Airbus A330-343X

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 4ッ星
座席（シート）: 5ッ星

機内スタッフサービス: 3ッ星
エンターティメント: 3ッ星

トイレ・洗面台: 4ッ星
機材コンディション: 3ッ星

地上サービス: 3ッ星

口コミ投稿者: tupolevさん

アクセス数: 1,112
投稿日: 2015/01/02

搭乗写真

この座席が2-3-2で並びます。
リ... 続き
カジュアルなイメージのスカイマークに... 続き
温かい紅茶を頼みました。100円は良... 続き
機体中央部
フルリクライニングの状態です。
普通... 続き
足もとゆったりです

総評

新年初フライトです。どうしてもグリーンシートを体験してみたかったので、スカイマークで千歳まで向かったのち、女満別まではANAで移動する予定を組みました。

実に9年ぶりのスカイマーク。前に乗ったのは羽田鹿児島線の767で、国際線仕様の2-3-2配列のJA767Dでした。

前日に機材整備に伴う遅延のメールがあり、機材整備の長期化→欠航→737の便に振り替えという流れが頭によぎりましたが、福岡発羽田の機材(JA330A)が割り当てられ、出発が40分遅れながらも無事に330の機上の人になれました。

搭乗橋を抜けるとそこには330と派手なオレンジ色のポロシャツにジャンパーを着た乗務員さんが出迎えてくれました。笑顔はなし。まるで携帯屋さんのお姉さんのようなカジュアルな服装です。
明るいシートが並ぶ機内を進み、自分のシートに腰掛けるとしっかりとした座り心地です。従来の飛行機の国内線普通席を凌駕し、新幹線のグリーン席に迫るシートです。(まだJALのスカイスイートは未体験)　窓の外を眺めるとロールスロイス社のマークが誇らしげなトレントのエンジンが。まだ導入して一年未満のはずですが、窓が汚れているのは残念でした。

自動音声に加えてCAの肉声でもアナウンスがあります。必要なことはしっかり伝えていて悪い印象はありません。

離陸後は富士山を左手に眺めながらゆっくりと高度をあげていきます。離陸してしばらくするとシートベルトサインが消灯しました。残念ながらこの機体ではwifiサービスはありません。無料のドリンクサービスはありませんが、ペットボトルをはじめコーヒー、紅茶などが100円で買えるほか、カップ麺などの軽食もあります。エバーライズ社のプラスチックモデルプレーン(737と330いずれも5000円ほど)も売っていました。

この便には8名の客室乗務員がいらっしゃり、そのうちログブックを持ってきてくださった方とお話しすることができました。私のログブックにJALやANAの便が多かったのを見て、スカイマークにもぜひ乗ってください！という熱いメッセージをいただきました。お話を聞くと、もともとは大手の子会社でCAをされていた方で、それだけに会話の節々から大手2社を意識している様子があふれていました。到着後の機内撮影を快諾してくださったり、新しい機内誌を袋に入れて渡してくださったりと、とてもホスピタリティにあふれる方でした。
しかし、残念ながらあとの方はあくまで保安要員に徹していて気軽に話しかけられるような方は一人もいませんでした。

10:52　千歳空港の01Rにスムーズな着陸後、18番にスポットイン。出発時の遅れをそのまま引き継ぎ40分遅れの到着でした。

グリーンシートは確かに快適です。シートピッチは及びませんが、E5系のグリーン車の座席に近いような気がしました。でも乗務員の方があまりにドライなのは寂しいものです。その点で今回、会社をよくしたいという思いとホスピタリティに溢れる乗務員にお会いできた私は幸運だったと思います。
搭乗前のスカイマークのイメージ＝遅延時の対応をはじめどこか中途半端な印象＝は搭乗後も変わることなく、よほど時間のある時しかお世話になれないかなと考えながら機をあとにしました。

長文失礼しました。