搭乗レビュー
SFJを楽しむには飛行時間短すぎ(笑)
搭乗写真
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搭乗機を21番搭乗口より
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搭乗機ノーズ部(ただしコンパクトカメ... 続き
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JA05MCの座席背面。150席仕様... 続き
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JA05MCの新型シート座面。
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通路側座席の座面
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通路側座席の背面、シートテレビおよび... 続き
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エアバス製の新造機に特徴的な、丸みを... 続き
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自慢の?コーヒー。砂糖とミルクをリク... 続き
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テーブル、カップ、チョコレートの色が... 続き
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コーヒーに添えられて提供されるチョコ... 続き
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下敷き式ではなく、珍しい折り畳み式の... 続き
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折り畳み式安全のしおりを開いたところ
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折り畳み式安全のしおりがシートポケッ... 続き
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JA05MC以降の新しい機体にしかな... 続き
総評
【機内食・ドリンク】
飛行時間が1時間弱ならば十二分。コーヒーを頼むと一緒に小さなチョコレートが出てくるのでよい。ただし、タリーズと協力して・・・という気合の入れようは感心するが、味や香りが薄く、砂糖とミルクを入れても少し水っぽく感じたのは残念。
おそらくは機内環境下では人間の舌は味が地上より薄く感じてしまい、水の沸点が通常より低いという特殊性を開発者が念頭においておらず、地上と同じ味で出したことが原因ではないかと思われ、コーヒーに気合を入れているというからには今後の改良に期待したいところである。
【座席(シート)】
2011年以降に導入された機体とそれまでの機体では座席仕様が異なり、今回搭乗した機体はSFJの最新型の座席である。機内で違いを判別するには27列目の席があるかないかである(ただし、ANAの座席指定ではこの列の6席は指定済みとされていたが、実際は誰も座っておらず、調整席としてブロックされていたものと思われる。これが関西線だけの特別措置か他の路線でもそうなのかは不明)
座り心地およびシートピッチ(シート端から前のシートポケットまで手による目測で30㎝を若干超える程度とやや広め)については問題ない。ただし、シートの座面のクッションがつるつるで、きちんとしたスーツに合うようなズボンを履いているビジネス客が座るとズボンと座面が滑って安定感が悪そうで、そのような人だと座り心地がいまいちだと感じそうなことが気になる(ビジネス客は上客であることが少なくないわけで)。使い込んでつるつる感が少なくなってくればしっくりくるかもしれないが・・・
【機内スタッフ】
気配りはよく、コーヒーと一緒についていたチョコレートを不意に指につけてしまい、ナプキンで拭こうとしていたのを見て、おしぼりを出してくれたのはさすが。
離着陸時の業務ももれなくきちんとこなしており(英語アナウンスもスムーズ)、安心して搭乗できる。
客室乗務員は男性が1名乗務していた。
【エンターティメント】
短距離フライトの割には番組が多く、Airshowもシートテレビで見られるのはよい。新型機なので画面も綺麗でタッチパネルの反応もまあまあ。
機内の非常用設備の説明ビデオはSFJのキャラクター、″FLYER NINJA”を使って忍者のイメージで作った安全ビデオは日本の会社では珍しく、面白くてインパクトがある。思わず見入ってしまった(もちろん他社でも安全ビデオの内容はもれなく見るようにはしているが・・・)。SFJの会社の特徴を垣間見ることができ(「サービスが充実しているだけではなく安全も抜かりないですよ」というイメージ)、実際その通りのフライトなのでよい。
キャラクターの設定も面白い(特に衝撃吸収姿勢のシーン)が、救命胴衣着用のシーンで実際に膨らませるシーンを映してある会社はあまり多くない(ビデオでも実際に膨らまないデモ用の救命胴衣を使っている場合は少ないので)、この点は大変に評価できる。ただし、スライドの滑り方がイラストを使った説明だけで、実写を使っていない点は、全般的によくできているだけに惜しいところ。
ただし、NZやヴァージンオーストラリアあるいは、バンコクエアウェイズの踊る・・・シリーズほどインパクトや面白さがあると感じるかどうかは見た人次第ではあるが・・・。
東京~福岡あるいは北九州までの飛行時間でおおむね最初から最後まで見られるような放映時間の番組を中心に用意しているものと思われるためか、関空から東京までのフライトで気に入った番組があると、最後まで見切れず、気がついたら着陸直前でエンタメ終了!という困った(笑)ことに。
気に入った番組がなくてもAirshowを見ていれば関空から東京ならば(いわゆるマニア?なら)退屈せずあっという間に過ごせることは請け合いだが・・・
ただし、機外カメラの映像を離着陸時にシートテレビでは見られず、前方にだけある集合テレビモニターでしか見られないのは若干残念。
【トイレ・洗面台】
使用せず
【機材コンディション】
同じCFM56シリーズのエンジンを搭載したANAのA320とはメーカーは同じだが別形式のエンジンであるCFM56-5B4はエンジン音が静かで特に始動時はよく音を聞いていないと始動したのに気がつかないほど静かである。A320の進化を体感できるのがよい(特に2011年以降に増備されたJA05MC以降の機体については)
機齢2年ほどの新造機なので内装など目につくところはきれいだったが、この程度の機齢でエンタメシステムの不調が発生していた点については、予期せぬ初期トラブルの可能性も考えられ、整備状況の問題ではない可能性があるにせよ残念である。
【空港サービス】
保安検査場入口看板の大きな看板では搭乗券または2次元バーコードをご提示くださいとは書いておらず、搭乗券をご用意くださいとしか書いておらず(SFJ便名の乗客はカウンターか機械で搭乗券を受け取ってくださいとは書いてあるが・・・)、「SFJ運航便はANA便名でバーコードを持っていてももカウンターに行かないとダメなの?」と一瞬ひやっとしてしまうような分かりにくい説明になっている点が非常に気になる。
ANAのホームページでも関西発東京行きのSFJ運航ANA便名の場合でもスキップを使って直接保安検査場に行けると明示されている説明が書いていないので(指定席予約決済をすると、座席番号の横にスキップの使える音符マークはでるが・・・)大変わかりにくい。
また、関西~東京の場合SFJ運航でもANA便名で予約している場合は提携(特にスタアラ)他社のマイルを貯められるという説明もANAのホームページにQ&Aの片隅にしか書いていないため、これも大変分かりにくい(スタアラのキャリアのフライトを連続18か月利用がないとマイルが全部消滅という会社でマイルを貯めているなので小生は非常に気になることというのはあるが・・・)
搭乗口の係員はSFJ独自色はないが、ANA系の国内線のハンドリングとしてはごく普通である。
【総合評価】
機内サービスの充実を売りにしているという宣伝文句?通りで、関西から東京までの飛行時間ではSFJの機内サービスを十分満喫できず、もっと長い時間のフライトに乗ってみたいと思うほどだったのは大変によい(JA04MC以前の機体の場合はどうかは不明であるが・・・)。
それゆえ、機内エンタメが不調で一部番組が映らなかったり、あるいは座面のつるつるといった細かい点がかなり気になってしまうのが残念である。
なお、ANA便名で搭乗する場合は、特殊な運航形態ゆえの注意事項が分かりにくいにもかかわらずホームページや空港での説明が不十分と感じてしまうのは、自社便名をSFJ運航便に提供している会社としては責任感が感じられず問題があるように思われる。
このように考える理由として、この手のコードシェアの場合、ANA側でも自社便名をつけてSFJ運航便について自社航空券で発券している以上、航空券の使用に関してANAの責任の下でSFJ運航便を使うという(航空券約款上の)形態のため、そのことに関する責任(いわゆる「運送責任」)はANAが引き受ける必要があるという解釈が一般的なためである(もちろん、ANA便名でもSFJが運航者なので運航に関する責任、すなわち「運航責任」は一義的にはSFJが負うため、ANAが基本的にその部分の責任を負う必要はないという解釈にはなるが・・・)
補足:SFJの安全ビデオをYoutubeで探してみたところ、次のURLで状態の綺麗な物がアップされていたので以下にURLを示しておきます
http://www.youtube.com/watch?v=knN_L62vTIw
飛行時間が1時間弱ならば十二分。コーヒーを頼むと一緒に小さなチョコレートが出てくるのでよい。ただし、タリーズと協力して・・・という気合の入れようは感心するが、味や香りが薄く、砂糖とミルクを入れても少し水っぽく感じたのは残念。
おそらくは機内環境下では人間の舌は味が地上より薄く感じてしまい、水の沸点が通常より低いという特殊性を開発者が念頭においておらず、地上と同じ味で出したことが原因ではないかと思われ、コーヒーに気合を入れているというからには今後の改良に期待したいところである。
【座席(シート)】
2011年以降に導入された機体とそれまでの機体では座席仕様が異なり、今回搭乗した機体はSFJの最新型の座席である。機内で違いを判別するには27列目の席があるかないかである(ただし、ANAの座席指定ではこの列の6席は指定済みとされていたが、実際は誰も座っておらず、調整席としてブロックされていたものと思われる。これが関西線だけの特別措置か他の路線でもそうなのかは不明)
座り心地およびシートピッチ(シート端から前のシートポケットまで手による目測で30㎝を若干超える程度とやや広め)については問題ない。ただし、シートの座面のクッションがつるつるで、きちんとしたスーツに合うようなズボンを履いているビジネス客が座るとズボンと座面が滑って安定感が悪そうで、そのような人だと座り心地がいまいちだと感じそうなことが気になる(ビジネス客は上客であることが少なくないわけで)。使い込んでつるつる感が少なくなってくればしっくりくるかもしれないが・・・
【機内スタッフ】
気配りはよく、コーヒーと一緒についていたチョコレートを不意に指につけてしまい、ナプキンで拭こうとしていたのを見て、おしぼりを出してくれたのはさすが。
離着陸時の業務ももれなくきちんとこなしており(英語アナウンスもスムーズ)、安心して搭乗できる。
客室乗務員は男性が1名乗務していた。
【エンターティメント】
短距離フライトの割には番組が多く、Airshowもシートテレビで見られるのはよい。新型機なので画面も綺麗でタッチパネルの反応もまあまあ。
機内の非常用設備の説明ビデオはSFJのキャラクター、″FLYER NINJA”を使って忍者のイメージで作った安全ビデオは日本の会社では珍しく、面白くてインパクトがある。思わず見入ってしまった(もちろん他社でも安全ビデオの内容はもれなく見るようにはしているが・・・)。SFJの会社の特徴を垣間見ることができ(「サービスが充実しているだけではなく安全も抜かりないですよ」というイメージ)、実際その通りのフライトなのでよい。
キャラクターの設定も面白い(特に衝撃吸収姿勢のシーン)が、救命胴衣着用のシーンで実際に膨らませるシーンを映してある会社はあまり多くない(ビデオでも実際に膨らまないデモ用の救命胴衣を使っている場合は少ないので)、この点は大変に評価できる。ただし、スライドの滑り方がイラストを使った説明だけで、実写を使っていない点は、全般的によくできているだけに惜しいところ。
ただし、NZやヴァージンオーストラリアあるいは、バンコクエアウェイズの踊る・・・シリーズほどインパクトや面白さがあると感じるかどうかは見た人次第ではあるが・・・。
東京~福岡あるいは北九州までの飛行時間でおおむね最初から最後まで見られるような放映時間の番組を中心に用意しているものと思われるためか、関空から東京までのフライトで気に入った番組があると、最後まで見切れず、気がついたら着陸直前でエンタメ終了!という困った(笑)ことに。
気に入った番組がなくてもAirshowを見ていれば関空から東京ならば(いわゆるマニア?なら)退屈せずあっという間に過ごせることは請け合いだが・・・
ただし、機外カメラの映像を離着陸時にシートテレビでは見られず、前方にだけある集合テレビモニターでしか見られないのは若干残念。
【トイレ・洗面台】
使用せず
【機材コンディション】
同じCFM56シリーズのエンジンを搭載したANAのA320とはメーカーは同じだが別形式のエンジンであるCFM56-5B4はエンジン音が静かで特に始動時はよく音を聞いていないと始動したのに気がつかないほど静かである。A320の進化を体感できるのがよい(特に2011年以降に増備されたJA05MC以降の機体については)
機齢2年ほどの新造機なので内装など目につくところはきれいだったが、この程度の機齢でエンタメシステムの不調が発生していた点については、予期せぬ初期トラブルの可能性も考えられ、整備状況の問題ではない可能性があるにせよ残念である。
【空港サービス】
保安検査場入口看板の大きな看板では搭乗券または2次元バーコードをご提示くださいとは書いておらず、搭乗券をご用意くださいとしか書いておらず(SFJ便名の乗客はカウンターか機械で搭乗券を受け取ってくださいとは書いてあるが・・・)、「SFJ運航便はANA便名でバーコードを持っていてももカウンターに行かないとダメなの?」と一瞬ひやっとしてしまうような分かりにくい説明になっている点が非常に気になる。
ANAのホームページでも関西発東京行きのSFJ運航ANA便名の場合でもスキップを使って直接保安検査場に行けると明示されている説明が書いていないので(指定席予約決済をすると、座席番号の横にスキップの使える音符マークはでるが・・・)大変わかりにくい。
また、関西~東京の場合SFJ運航でもANA便名で予約している場合は提携(特にスタアラ)他社のマイルを貯められるという説明もANAのホームページにQ&Aの片隅にしか書いていないため、これも大変分かりにくい(スタアラのキャリアのフライトを連続18か月利用がないとマイルが全部消滅という会社でマイルを貯めているなので小生は非常に気になることというのはあるが・・・)
搭乗口の係員はSFJ独自色はないが、ANA系の国内線のハンドリングとしてはごく普通である。
【総合評価】
機内サービスの充実を売りにしているという宣伝文句?通りで、関西から東京までの飛行時間ではSFJの機内サービスを十分満喫できず、もっと長い時間のフライトに乗ってみたいと思うほどだったのは大変によい(JA04MC以前の機体の場合はどうかは不明であるが・・・)。
それゆえ、機内エンタメが不調で一部番組が映らなかったり、あるいは座面のつるつるといった細かい点がかなり気になってしまうのが残念である。
なお、ANA便名で搭乗する場合は、特殊な運航形態ゆえの注意事項が分かりにくいにもかかわらずホームページや空港での説明が不十分と感じてしまうのは、自社便名をSFJ運航便に提供している会社としては責任感が感じられず問題があるように思われる。
このように考える理由として、この手のコードシェアの場合、ANA側でも自社便名をつけてSFJ運航便について自社航空券で発券している以上、航空券の使用に関してANAの責任の下でSFJ運航便を使うという(航空券約款上の)形態のため、そのことに関する責任(いわゆる「運送責任」)はANAが引き受ける必要があるという解釈が一般的なためである(もちろん、ANA便名でもSFJが運航者なので運航に関する責任、すなわち「運航責任」は一義的にはSFJが負うため、ANAが基本的にその部分の責任を負う必要はないという解釈にはなるが・・・)
補足:SFJの安全ビデオをYoutubeで探してみたところ、次のURLで状態の綺麗な物がアップされていたので以下にURLを示しておきます
http://www.youtube.com/watch?v=knN_L62vTIw
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 26C
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 1815
- 搭乗時刻
- 1803
- 出発時刻
- 1814
- 飛行高度
- 18500
- 到着予定時刻
- 1925
- 到着時刻
- 1925
- 予定飛行時間
- 50min
- 出発空港 風速・風向
- 21
- 離陸滑走路
- 06R
- 離陸時刻
- 1824
- 到着ゲート・スポット
- Spot602
- 着陸滑走路
- 34L
- 着陸時刻
- 1919
- メモ
- 沖止めのため、バスにて出口に移動
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