余命わずか!?のAvrolinerでスイス国内線を飛ぶ - スイス・グローバル・エアラインズ 口コミ・評価

航空会社 スイス・グローバル・エアラインズ

2017年09月17日に撮影されたスイス・グローバル・エアラインズの航空機写真

© kanade/Ryo@S.O.R.A.さん

2014年、スイス・ユーロピアン・エアラインズから名称変更
...
現在運航されていません。運航していた当時の情報です。
スイス
IATA | ICAO
LZ | SWU

搭乗レビュー
余命わずか!?のAvrolinerでスイス国内線を飛ぶ

航空会社
スイス・グローバル・エアラインズ
便名
LX2813
ビジネス
搭乗日
2015/05
路線
ジュネーブ → チューリッヒ
機体記号
HB-IYZ
機材
British Aerospace Avro 146-RJ100
総評:4
4ッ星
機内食・ドリンク
4ッ星
座席(シート)
3ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
無評価
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
4ッ星
地上サービス
3ッ星
口コミ投稿者
samurai8さん
アクセス数
546
投稿日
2015/05/26

搭乗写真

  • 写真の種類:機内食・ドリンク
     離陸後提供されたコールドミールです... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
     特徴ある翼・エンジン配置は機内から... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
     外観に目が行きがちなこの飛行機です... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
     スイスドイツ国境のライン川上空(奥... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
     LXの機内ではお馴染みミルクチョコ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
     チューリヒ空港には沖止めで到着。タ... 続き

総評

 ボーイングやエアバスが幅を利かせる空港で異彩を放つ高翼4発機。スイスでは「ジャンボリノ」の愛称で親しまれるAvro RJ100(AR1)ですが、スイスインターナショナルエアラインズは2016年春からボンバルディアCシリーズを導入しこれを置き換えることをすでに発表しています。今回はちょっとしたマイレージ修行を兼ねて、ジュネーヴからチューリヒまで搭乗しました。

【機内食・ドリンク】
 ビジネスクラスでは飛行時間の短い便でもコールドミールが提供されます。この便は15時45分発ということで、スモークサーモンのサンド(ワインのアテにぴったり)とバニラ味のババロアがサービスされました。さらに搭乗時にミネラルウォーターが配られます。もちろん、LX名物のチョコレートも忘れずに。
 なお、気流の関係からかホットドリンクは提供されませんでした。

【座席(シート)】
 欧州域内線ではどの航空会社でも同じことですが、ビジネスクラスといえどシートはエコノミークラスのものです。航空会社や機材によっては肘掛けをオフセットして乗客の専有面積を広くとってありますが、AR1ではこれは無し。

【機内スタッフ】
 30分強の短い飛行時間でも、サービスは充分に合格点。新聞雑誌はもちろんのこと、空のグラスを見ればワインのおかわりをすぐに持ってきてくれます。ジャケットも嫌な顔ひとつせず預かってくれました。搭乗時に私がドイツ語で挨拶したこともあってか、ジュネーヴ出発便ながらきちんとドイツ語でサービスしてくれた点も好印象でした。

【エンターティメント】【トイレ・洗面台】
 短距離用機材のためエンターテインメントは無し、トイレ周りも利用せず。

【機材コンディション】
 1998年製造の新しいとはいえない飛行機ですが、座席周りは綺麗に整備清掃されていました。静粛性の高い機内は快適そのものです。

【空港サービス】
 唯一の問題はチェックイン時。国内線のみの旅程だったためパスポートは持って行かなかったのですが、新人らしき係員に呈示を要求されました。最終的にはどこかに電話で確認を取り滞在許可証の呈示でチェックインしてもらえましたが、結局一般カウンターに並んだのと変わらないくらい時間がかかってしまいました。

 存在意義がイマイチわからないLHグループのビジネスラウンジですが、私のようなシルバー会員や平会員にはありがたい存在です。スターアライアンスゴールド会員はセネターラウンジを利用できるため、ビジネスラウンジはいつも空いています。ミールこそあまり充実していないものの、ワインもツマミもそれなり。ジュネーヴではトイレと喫煙室がラウンジ外にしかない点が若干のマイナスポイントでしょうか。

 チューリヒ空港では沖止めとなりましたが、ビジネスクラス旅客は専用のランプバスをあてがわれ迅速に到着口へ出られます。

【総合評価】
 総合的には充分満足できるフライトでした。ジュネーヴ・チューリヒ間は国鉄特急なら2時間40分で到着できますが、乗り継ぎ需要こそあれ(事実チューリヒ空港では7割程の乗客が乗り継ぎ口へ進んでいました)1日11便飛んでいることにも納得です。この区間ではLXの他にエティハドリージョナルが1日2便飛んでいますが、ライバルは専らインターシティでしょう。短距離線専門で離着陸回数の多いAR1にもあと1年頑張っていただきたいものです。

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