Rating: 5
Author: kenzy201

航空会社 TAPポルトガル航空

国: ポルトガル
IATA | ICAO: TP | TAP
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.43 [21件]
アライアンス: スターアライアンス

搭乗レビュー
【機内で席替えｷﾀ―(ﾟ∀ﾟ)―!!】エコはリクライニング無し28インチ…から一転。

航空会社: TAPポルトガル航空
便名: TP1205
エコノミー

搭乗日: 2019/08
路線: ワルシャワ → リスボン

機体記号: CS-TJJ
機材: Airbus A321-251N

総評：5: 5ッ星

機内食・ドリンク: 5ッ星
座席（シート）: 4ッ星

機内スタッフサービス: 5ッ星
エンターティメント: 4ッ星

トイレ・洗面台: 5ッ星
機材コンディション: 5ッ星

地上サービス: 5ッ星

口コミ投稿者: kenzy201さん

アクセス数: 3,328
投稿日: 2020/07/01

搭乗写真

非常口席にアップグレード。この小窓の... 続き
ワルシャワ空港の入国審査場。幸いガラ... 続き
搭乗が始まる頃でした。TP1205便... 続き
最新型のエアバスA321neoです。... 続き
なかなか豪華じゃん！とぬか喜びを味合... 続き
対照的に真っ平でリクライニング無しの... 続き
ピッチは究極の28インチ。小さい子連... 続き
リクライニングボタンも隣人と肘掛けを... 続き
セーフティーカード。LOT同様TAP... 続き
長時間フライトなので離陸前にトイレ。... 続き
最後列6席は使用禁止に。膝上の赤ちゃ... 続き
超薄型ながらコーポレートカラーのステ... 続き
離陸後のポーランドの大地を覗く。この... 続き
機内食はホットミールにサラダにパンに... 続き
コーヒーカップはリスボンのトラムとポ... 続き
フランスかスペインの上空。赤土の大地... 続き
スペインから西に進み紺碧のビスケー湾... 続き
ANAと同じくA321neoでは非常... 続き
欧州大陸の西の果てリスボンに到着。
リスボン空港は伊丹関西空港と同じくV... 続き
手荷物返却は便名がコードシェア便まで... 続き
リスボンウンベルトデルガード国際空港... 続き
治安の悪いイメージの南欧ですが切符売... 続き

総評

鬼の45分乗り継ぎは無事成功。次便の搭乗開始直前でした。航空会社はTAPポルトガル航空。勿論日本未就航のエアラインで国営企業ながらもカラフルな機体デザインが特徴的です。

チケットはリスボンまでLOT便名での発券であり事前座席指定ができなかったのは気になりましたが成田で貰った搭乗券にはTP1205とTAP便名も書かれていたのはわかりやすかったです。

そそくさと搭乗が始まりますがエグゼクティブクラス（ビジネスに相当）が最初でスターアライアンスゴールドはその次のようです。

【座席（シート）】
キャビンに入ると驚き。エグゼクティブクラスは最前列2列がカーテンで仕切られています。欧州あるあるのエコノミーの真ん中空けるやつですね。
3人掛け席も比較的ゆったりしていて可動式ヘッドレストやUSB電源もあります。やるじゃん、と思ったらこれはエコノミーエクストラというクラスJのような中間クラスのようです。

チケットに記された20列目に行くとシートの縁取りが赤から黄緑になり、ヘッドレストがありません。かなり薄型です。まさかと思ったのですがリクライニングボタンもありません。近年Peachが導入したあれです。これで欧州大陸横断5時間となればもう残念を通り越して笑うしかありません。

【機内スタッフ】
が、棄てる神あれば拾う神もありました。
1人の若い女性CAが来て
「失礼します。本日はおひとりで？」
「え。まあそうですが。」
「それでは広い席を用意いたします」

ということで少し後ろの非常口席がアサインされました。ふと見ると機内は小さい子連れでいっぱい。これがスタアラゴールド効果なのでしょうか？

【機内食・ドリンク】
欧州内ではLCC以外でも機内食を有料化する航空会社が増えているそうですがTAPは違いました。ロンドンやパリ線あたりではサンドイッチ1つで済むそうですが、選択肢こそなかったもののパスタにチーズ、サラダと長距離エコノミーの水準。
飲み物も生絞りオレンジジュースにワイン、食後にはコーヒーも出ました。航空業界の競争の激しいEUですが農業の強い国は機内食も違いますね。

【エンターティメント】
シートポケットには安全のしおりがあるだけで機内誌はペーパーレス化、これも欧州らしく合理的です。TAP便名でチェックインすると電子書籍としてダウンロードできるようです。
エアバスA321やA330の非常口の窓は歪曲収差が利いてて特徴的です。一応通路側席だったので離着陸シーンはお預けでしたが、巡航中はフランスやスペインの大地、ビスケー湾が一望できました。

【トイレ・洗面台】
そんなクソ狭い席に押し込まれると判っていたので搭乗開始直後に行きましたが最新型ゆえにきれいでした。200席超えでもトイレは4つしかないので要注意です。

【機材コンディション】
C8席P82席Y112席のエアバスA321neo。ANAも導入する低燃費型で欧州大陸全域を網羅する航続距離があります。TAPではさらに航続距離の長いA321LRを発注しニューヨークやテルアビブまでも飛ばしているようです。

【空港サービス】
通路側ゆえ窓の外からかろうじて見えたリスボンの街並み。予定より若干遅れて到着です。シェンゲン圏内につき入国審査も不要、既にユーロも少し持っていたので、荷物を受け取りあっという間です。
リスボン・ウンベルトデルガード空港は少し前の福岡空港ににた雰囲気でターミナルを出ると地下鉄の入り口とバスタクシー乗り場がある、一国の首都にしては随分コンパクトな空港です。

【総合評価】
成田を出て実に16時間、それでも明るい時間に市街地まで着けるという条件で選んだルートでした。実際8月の日没は21時過ぎ。こうして日が暮れるまで子供のように遊び疲れる夏休みが始まります。