搭乗レビュー
#618 (I468) タイ航空 A350初乗り、ビジネスクラス体感 詳細レポ
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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搭乗機 TG HS-THB A350... 続き
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ドンムアン⇔スワンナ 連絡シャトルバ... 続き
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スワンナ発の乗継便確認後、手首にスタ... 続き
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ドンムアン➢スワンナの移動で汗だく。... 続き
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TG A350 Cクラス キャビンは... 続き
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TG A350 Cクラス シート
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一旦着席してCクラス キャビン全景を... 続き
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TG A350 Cクラス シート
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TG A350 Cクラス シート
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シェルの囲い込みが浅く個室間は薄い。... 続き
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TG C class 機内食
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機内を探検。Yキャビンとシートはこん... 続き
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機内を探検。ピッカピカのギャレー
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TG C class 機内食
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TG C class 機内食
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到着時の一枚@CXN
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到着時の一枚@CXN
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到着時の一枚@CNX
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総評
2016年08月30日(火)、エアバス最新鋭機A350XWBが東南アジアの航空会社ではベトナム航空、シンガポール航空に次いでタイ国際航空にデリバリーされ、(その当時は)09月16日からバンコク/メルボルン線へ投入される予定になっていました。
A350フリークの僕としてはタイ航空のA350もどうしても体感しておきたい、でもメルボルン線に搭乗するにはお金も時間も足りない。では国際線デビューの前に慣熟飛行のため期間限定で投入中のタイ国内線 バンコク/チェンマイ線に乗っておこうと思い立ち、急遽タイ行きを決めた次第です。
尚アジア諸国の先陣を切ってベトナム航空が導入したA350の搭乗レポートを以下ご参考に記しておきます。
【搭乗レビュー】#559 (I408) ベトナム航空 A350 XWBに初乗り (ビジネスクラス編)
http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27915
【搭乗レビュー】#560 (I409) ベトナム航空 A350 XWBに初乗り (エコノミークラス編)
http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27981
注) 事後談として、豪州航空当局の認可の遅れからメルボルン線投入が延期となり、現状A350はシンガポール線とドバイ線へ振り向けられているようです。
【プロローグ】
最終搭乗となるVエアから降り立ったのはタイ・ドンムアン空港。ここから無料のシャトルバスでスワンナプーム空港へ移動しました。しかしこのバス、高速道路を突進するのですが、エンジンを高回転で回し続けるので非常に騒々しい。社内環境、又地球環境の為にも、オーバードライブのギア比設定が必要でしょう。そしてエアコンの効きも悪く、スワンナへ着く間に汗だくになりました。
【チェックイン】
今回は背伸びをして正規のビジネスクラスを驕りました。スケジュールの制約から、A350にはバンコク/チェンマイ線の片道しか搭乗できない為、折角だからCを体感しておこうかと。BアイランドのRoyal Orchid Plusのカウンターでチェックイン、待ち時間ゼロ&丁寧な対応でした。
【ラウンジ】
出発まで国内線のRoyal Silk Loungeで小休止。流石はホームグラウンドのラウンジ、充実していました。フォーマルなスペースとカジュアルなスペースに分かれており、思い思いの過ごし方ができます。ドライジンジャエールで喉を潤した後は、中華風粥とフルーツで小腹を満たしました。
【搭乗】
A350搭乗は3回目なので以前のような興奮は感じないものの、楽しみで早めに搭乗ゲートに赴いてしまいました。搭乗ロビーのガラス越しにA350-941XWB (HS-THB)が待っていてくれて、機材変更がなくてよかったーと安堵しました。A350に乗りに来たのに乗り慣れたB773に変わっていたりでもしたらがっかり感半端ないですからね。
精悍で流麗な機体、凛と伸びた長い翼の先端に緩やかな曲線を描いて立ち上がるウィングレットは健在。追求された機能美とスマートなフォルムに改めて惚れ惚れしてしまいました。
当地タイでもA350の初導入は注目されているようで、搭乗を待つ多くの方が入れ代わり立ち代わり最新鋭機を写真に収めていました。
Cの優先搭乗のコールに誘われて、勇躍機内へと向かいました。
【機材&コンディション】
搭乗機 HS-THB (A350-941XWB)は、TGにデリバリーされて未だ11日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
エンジンはRR Trent XWB X 2、B789に搭載されるRR Trent 1000やGEnxより20%アップの83,000lbsの推力を誇ります。ベトナム航空のA350の試乗時にもエンジン音が非常に静かだったのを体感済みですが、改めてその静粛性には目を見張るものがありました。エンジンと言うよりはモーターの感覚。劇的なパワーは感じさせず、それでも確実に加速しV2に達し、何らストレスなくスムースに上昇していきます。巡行に移ると、キャビンがエンジンの前方に位置していることもありますが、もはやエンジンは微かに唸るのみ、室内に聞こえてくる音は風切り音が中心となります。A380と類似したクルーザーの安定感に加え、運動性能を兼ね備えた躍動感ある乗り味と評することができるでしょう。
A350-900の基本スペックは以下の通りとなっております。
全長:67.00m
全高:16.90m
胴体幅:5.96m
キャビン幅:5.59m
最大離陸重量:268mt
航続距離:15,000km
価格:2.15億㌦
【座席(シート)】
ロイヤルシルククラスのキャビンは、白い内装色にTGのイメージカラー パープルのシート(ファブリック)とカーペット、シートシェルの上部は淡いクリーム色、下部はダークブラウンの配色になっており、タイ航空のオリジナリティが随所に散りばめられた優雅な空間に仕上がっていました。
Cキャビンはスタッガード配列の1+2+1のアブレスト。12~19列が配番されており、8列×4席の全32席。自席18Bは通路に面した窓側、因みに19Aは窓に面した窓側です(イメージ沸きますでしょうか)。シェルの囲い込みが浅く個室間は薄いですが、その分解放感があります。ですが就寝時の通路の往来は少し気になるかも知れません。今どきの大型機Cクラスシートでは当たりとなりつつあるフルフラットシート+オットマン常設で快適そのもの。
因みにYキャビンは3+3+3アブレストの全289席。窓側の3+3席は橙色、ミドルの3席はパープルと、アクセントが効いたこちらは華やぎの空間となっておりました。
【トイレ・洗面台】
国内線短距離路線故最低限のアメニティでしたが、非常にシンプルで機能的。シンクも広く深く、寝起きの洗顔も水の飛び跳ねを気にすることなくできそうです。
【エンターティメント】
大型のパーソナルモニター装備、液晶もクリアで非常に見やすかったです。国内短距離路線ながらフライトマップは提供されておりgood!
機内誌はお馴染みの「Sawasdee」
【機内食】
ウェルカムドリンクはフルーツフレーバー・ティーが提供されました。
メインはカオパット、小一時間の国内線でもHot Mealの提供は嬉しかった。付け合わせできゅうりのスティックが添えられているところなど、無ければ無いで誰も文句を言わないが有れば有るで「おっ」と思わせる小技も効いておりました。いつの日か、国際線のロイヤルシルククラスで本格的な機内食を堪能してみたいです。
【総評】
あまりにも快適すぎて70分のフライトじゃあ物足りない&勿体ない。後ろ髪を引かれる思いでチェンマイで降機しました。お試しで乗ったつもりでしたが、お試しにならなくなりそうで怖いです。国際線での真価を味わうべく、メルボルン行きのチケットをポチってしまいそうで怖いです(そもそも認可が下りれば就航させるのかどうか不明なるも…)。
A350フリークの僕としてはタイ航空のA350もどうしても体感しておきたい、でもメルボルン線に搭乗するにはお金も時間も足りない。では国際線デビューの前に慣熟飛行のため期間限定で投入中のタイ国内線 バンコク/チェンマイ線に乗っておこうと思い立ち、急遽タイ行きを決めた次第です。
尚アジア諸国の先陣を切ってベトナム航空が導入したA350の搭乗レポートを以下ご参考に記しておきます。
【搭乗レビュー】#559 (I408) ベトナム航空 A350 XWBに初乗り (ビジネスクラス編)
http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27915
【搭乗レビュー】#560 (I409) ベトナム航空 A350 XWBに初乗り (エコノミークラス編)
http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27981
注) 事後談として、豪州航空当局の認可の遅れからメルボルン線投入が延期となり、現状A350はシンガポール線とドバイ線へ振り向けられているようです。
【プロローグ】
最終搭乗となるVエアから降り立ったのはタイ・ドンムアン空港。ここから無料のシャトルバスでスワンナプーム空港へ移動しました。しかしこのバス、高速道路を突進するのですが、エンジンを高回転で回し続けるので非常に騒々しい。社内環境、又地球環境の為にも、オーバードライブのギア比設定が必要でしょう。そしてエアコンの効きも悪く、スワンナへ着く間に汗だくになりました。
【チェックイン】
今回は背伸びをして正規のビジネスクラスを驕りました。スケジュールの制約から、A350にはバンコク/チェンマイ線の片道しか搭乗できない為、折角だからCを体感しておこうかと。BアイランドのRoyal Orchid Plusのカウンターでチェックイン、待ち時間ゼロ&丁寧な対応でした。
【ラウンジ】
出発まで国内線のRoyal Silk Loungeで小休止。流石はホームグラウンドのラウンジ、充実していました。フォーマルなスペースとカジュアルなスペースに分かれており、思い思いの過ごし方ができます。ドライジンジャエールで喉を潤した後は、中華風粥とフルーツで小腹を満たしました。
【搭乗】
A350搭乗は3回目なので以前のような興奮は感じないものの、楽しみで早めに搭乗ゲートに赴いてしまいました。搭乗ロビーのガラス越しにA350-941XWB (HS-THB)が待っていてくれて、機材変更がなくてよかったーと安堵しました。A350に乗りに来たのに乗り慣れたB773に変わっていたりでもしたらがっかり感半端ないですからね。
精悍で流麗な機体、凛と伸びた長い翼の先端に緩やかな曲線を描いて立ち上がるウィングレットは健在。追求された機能美とスマートなフォルムに改めて惚れ惚れしてしまいました。
当地タイでもA350の初導入は注目されているようで、搭乗を待つ多くの方が入れ代わり立ち代わり最新鋭機を写真に収めていました。
Cの優先搭乗のコールに誘われて、勇躍機内へと向かいました。
【機材&コンディション】
搭乗機 HS-THB (A350-941XWB)は、TGにデリバリーされて未だ11日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
エンジンはRR Trent XWB X 2、B789に搭載されるRR Trent 1000やGEnxより20%アップの83,000lbsの推力を誇ります。ベトナム航空のA350の試乗時にもエンジン音が非常に静かだったのを体感済みですが、改めてその静粛性には目を見張るものがありました。エンジンと言うよりはモーターの感覚。劇的なパワーは感じさせず、それでも確実に加速しV2に達し、何らストレスなくスムースに上昇していきます。巡行に移ると、キャビンがエンジンの前方に位置していることもありますが、もはやエンジンは微かに唸るのみ、室内に聞こえてくる音は風切り音が中心となります。A380と類似したクルーザーの安定感に加え、運動性能を兼ね備えた躍動感ある乗り味と評することができるでしょう。
A350-900の基本スペックは以下の通りとなっております。
全長:67.00m
全高:16.90m
胴体幅:5.96m
キャビン幅:5.59m
最大離陸重量:268mt
航続距離:15,000km
価格:2.15億㌦
【座席(シート)】
ロイヤルシルククラスのキャビンは、白い内装色にTGのイメージカラー パープルのシート(ファブリック)とカーペット、シートシェルの上部は淡いクリーム色、下部はダークブラウンの配色になっており、タイ航空のオリジナリティが随所に散りばめられた優雅な空間に仕上がっていました。
Cキャビンはスタッガード配列の1+2+1のアブレスト。12~19列が配番されており、8列×4席の全32席。自席18Bは通路に面した窓側、因みに19Aは窓に面した窓側です(イメージ沸きますでしょうか)。シェルの囲い込みが浅く個室間は薄いですが、その分解放感があります。ですが就寝時の通路の往来は少し気になるかも知れません。今どきの大型機Cクラスシートでは当たりとなりつつあるフルフラットシート+オットマン常設で快適そのもの。
因みにYキャビンは3+3+3アブレストの全289席。窓側の3+3席は橙色、ミドルの3席はパープルと、アクセントが効いたこちらは華やぎの空間となっておりました。
【トイレ・洗面台】
国内線短距離路線故最低限のアメニティでしたが、非常にシンプルで機能的。シンクも広く深く、寝起きの洗顔も水の飛び跳ねを気にすることなくできそうです。
【エンターティメント】
大型のパーソナルモニター装備、液晶もクリアで非常に見やすかったです。国内短距離路線ながらフライトマップは提供されておりgood!
機内誌はお馴染みの「Sawasdee」
【機内食】
ウェルカムドリンクはフルーツフレーバー・ティーが提供されました。
メインはカオパット、小一時間の国内線でもHot Mealの提供は嬉しかった。付け合わせできゅうりのスティックが添えられているところなど、無ければ無いで誰も文句を言わないが有れば有るで「おっ」と思わせる小技も効いておりました。いつの日か、国際線のロイヤルシルククラスで本格的な機内食を堪能してみたいです。
【総評】
あまりにも快適すぎて70分のフライトじゃあ物足りない&勿体ない。後ろ髪を引かれる思いでチェンマイで降機しました。お試しで乗ったつもりでしたが、お試しにならなくなりそうで怖いです。国際線での真価を味わうべく、メルボルン行きのチケットをポチってしまいそうで怖いです(そもそも認可が下りれば就航させるのかどうか不明なるも…)。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 18B
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 371
- 出発予定時刻
- 13:10
- 搭乗時刻
- 13:05
- 出発時刻
- 13:23
- 到着予定時刻
- 14:20
- 到着時刻
- 14:50
- 予定飛行時間
- 1:10
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- A3
- 離陸滑走路
- 19L
- 離陸時刻
- 13:48
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 36
- 着陸時刻
- 14:45
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