搭乗レビュー
2017年秋の帰国旅行3便目:懐かしいエアラインとの30年ぶりの再会
- 航空会社
- タイ国際航空
- 便名
-
TG941
エコノミー
- 搭乗日
- 2017/10
- 路線
- マルペンサ(ミラノ) → スワンナプーム(バンコク)
- 機体記号
- HS-THE
- 機材
- Airbus A350-941XWB
- 口コミ投稿者
- MaplecroftInnkeeperさん
搭乗写真
総評
ミラノの市内で1泊して、翌朝再び空港に向かいました。今度のタイ国際航空にはちょっとした思い出があります。ちょうど30年ほど前の1987年、初めて全部自分で手配して飛行機の旅をしたときに乗ったのがタイ航空だったんです。アメリカとカナダの友人をあちこち訪ねて回った、1か月余りの長い旅でしたが、当時タイ航空は成田―シアトル便を比較的安い料金で飛ばしていたので、これを利用しました。フライト自体については全く記憶に残っていないのですが、当時残した日記を読むと、機内はガラガラだったと書いてありました。また、不安と緊張で眠れなかったとも書いてありました。
タイ航空は、2005年から2008年まで、A340-500でロサンゼルスとニューヨークに直行便を飛ばしていましたが、燃料費高騰のあおりで採算が取れなかったのか、廃止になり、その後2012年から2015年まで、ソウル経由のロサンゼルス便を運航しましたが、これも廃止になってしまい、アメリカから完全に撤退してしまいました。なのでちょっと遠のいた存在でしたが、今回、その懐かしいエアラインに再会できて、とても嬉しかったです。アメリカ路線を復活させるというような話もあるようですけど、どうなることやら・・・。
昔のことをちょっと思い出すと、あの頃はインターネットなどもちろんない時代で、情報探しはまず本屋に出かけることから始め、航空券の購入は旅行代理店、それもJTBなどの名の知れた大手ではなく、格安航空券を扱う怪しげな小さい会社と、何週間もかけて電話でのやり取りを繰り返して、やっと確定、購入にこぎつけるというような時代でした。アメリカに渡航するにはビザが必要で、その申請も旅行代理店に代行してもらい、パスポートにスタンプが押されて返送されてくるまで、2週間ほどかかりました。飛行機は、機内食などは確か昔の方がずっと良かったですけど、当時は座席に個人モニターなどもちろんなく、大きなスクリーンを下ろして映画を上映したり、オーディオは聴診器みたいなヘッドセットが配られて、聞こえにくい音楽を我慢して聞いたりしていました。喫煙席も機体後方にしっかり存在していましたし。それを思えば、航空券の値段もかなり安くなってるし、座席も自分で事前に選べるし、エンタメはかなり高度になっているし、テクノロジーが進化してよくなった点も多いですね。
今回搭乗したA350-900も、まだ5ヵ月もたたないかのピカピカの新鋭機で、最新のテクノロジーが駆使されている感じでした。空気清浄機能があり、客室内が他機材に比べて20%も静かということで、 長時間のフライトでも疲れないように配慮されています。タイ航空は現在A350-900を7機保有していて、シンガポール、ローマ、ミラノ、ロンドン、フランクフルトなどに飛ばしています。シンガポールは毎日運航していますが、ミラノは週3便だけです。そんなのに当たったのはラッキーだったっていうことですね。
さて、ワクワクしながらその飛行機に乗り込んだ時の第一印象は・・・、なんとド派手な機内・・・でした。シートが赤やオレンジ色・・・。思いっきり明るいのがタイのお国柄なのかもしれませんが、ちょっと派手過ぎて自分にとってはやや落ち着かない感じです。だけど、乗り込んだ時に迎えてくれた乗務員さんたちの輝くような笑顔も印象的でした。やはりタイはスマイルの国と言われるだけのことはあるんですね。
ただ、なるべく窮屈な思いをしないようにと、比較的空いているだろうと思った後ろの方の席をとっておいたのですが、見事に裏切られ、直前までシートマップでがらがらに見えていた最後部は、イタリア人中高年の団体旅行客でぎっしり埋まっていました。やられました・・・。
タイ国際航空は、今年のSkytraxの評価で、エコノミークラス総合部門で1位を獲得しましたし、エコノミーの機内食部門でも1位で、それにふさわしく美味しかったし、窓側席でやや窮屈だったのと、賑やかだったことを除けば、満足するフライトでした。バンコクには1時間近くも早く到着しました。
タイ航空は、2005年から2008年まで、A340-500でロサンゼルスとニューヨークに直行便を飛ばしていましたが、燃料費高騰のあおりで採算が取れなかったのか、廃止になり、その後2012年から2015年まで、ソウル経由のロサンゼルス便を運航しましたが、これも廃止になってしまい、アメリカから完全に撤退してしまいました。なのでちょっと遠のいた存在でしたが、今回、その懐かしいエアラインに再会できて、とても嬉しかったです。アメリカ路線を復活させるというような話もあるようですけど、どうなることやら・・・。
昔のことをちょっと思い出すと、あの頃はインターネットなどもちろんない時代で、情報探しはまず本屋に出かけることから始め、航空券の購入は旅行代理店、それもJTBなどの名の知れた大手ではなく、格安航空券を扱う怪しげな小さい会社と、何週間もかけて電話でのやり取りを繰り返して、やっと確定、購入にこぎつけるというような時代でした。アメリカに渡航するにはビザが必要で、その申請も旅行代理店に代行してもらい、パスポートにスタンプが押されて返送されてくるまで、2週間ほどかかりました。飛行機は、機内食などは確か昔の方がずっと良かったですけど、当時は座席に個人モニターなどもちろんなく、大きなスクリーンを下ろして映画を上映したり、オーディオは聴診器みたいなヘッドセットが配られて、聞こえにくい音楽を我慢して聞いたりしていました。喫煙席も機体後方にしっかり存在していましたし。それを思えば、航空券の値段もかなり安くなってるし、座席も自分で事前に選べるし、エンタメはかなり高度になっているし、テクノロジーが進化してよくなった点も多いですね。
今回搭乗したA350-900も、まだ5ヵ月もたたないかのピカピカの新鋭機で、最新のテクノロジーが駆使されている感じでした。空気清浄機能があり、客室内が他機材に比べて20%も静かということで、 長時間のフライトでも疲れないように配慮されています。タイ航空は現在A350-900を7機保有していて、シンガポール、ローマ、ミラノ、ロンドン、フランクフルトなどに飛ばしています。シンガポールは毎日運航していますが、ミラノは週3便だけです。そんなのに当たったのはラッキーだったっていうことですね。
さて、ワクワクしながらその飛行機に乗り込んだ時の第一印象は・・・、なんとド派手な機内・・・でした。シートが赤やオレンジ色・・・。思いっきり明るいのがタイのお国柄なのかもしれませんが、ちょっと派手過ぎて自分にとってはやや落ち着かない感じです。だけど、乗り込んだ時に迎えてくれた乗務員さんたちの輝くような笑顔も印象的でした。やはりタイはスマイルの国と言われるだけのことはあるんですね。
ただ、なるべく窮屈な思いをしないようにと、比較的空いているだろうと思った後ろの方の席をとっておいたのですが、見事に裏切られ、直前までシートマップでがらがらに見えていた最後部は、イタリア人中高年の団体旅行客でぎっしり埋まっていました。やられました・・・。
タイ国際航空は、今年のSkytraxの評価で、エコノミークラス総合部門で1位を獲得しましたし、エコノミーの機内食部門でも1位で、それにふさわしく美味しかったし、窓側席でやや窮屈だったのと、賑やかだったことを除けば、満足するフライトでした。バンコクには1時間近くも早く到着しました。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 59A
- 搭乗クラス
- エコノミー
- 区間マイル
- 5,620
- 出発予定時刻
- 13:05
- 到着予定時刻
- 5:55
- 予定飛行時間
- 10:50
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