航空会社 ユナイテッド航空
- 国
- アメリカ
- IATA | ICAO
- UA | UAL
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 3.48 [598件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
アップグレードして社会勉強になったツーソンからの帰り1便目
- 口コミ投稿者
- MaplecroftInnkeeperさん
搭乗写真
総評
チケットを予約した際、片道2万マイル+75ドルでアップグレードしませんか、みたいな画面が出てきて、航空券がタダで手に入った喜びで調子に乗って復路をアップグレードしちゃいました。しかし、クリックしちゃってから、あっ、失敗したかな、とちょっと後悔。だって、まず復路の1便目はそもそも飛行機が小さすぎてエコノミーしかないんです。せめてエコノミー・プラスに座れるのかと思ったら、それもダメ。それに、よく見るとファーストクラスに座る残り2便はどちらも食事の時間帯から外れてて、2時間そこそこでは大したサービスは期待できないし、シートもちょっとした国際便のプレミアムエコノミーの方がよっぽど広いくらいだし…。せっかく汗水流してためたマイルもお金も無駄遣いしちゃったかな…。でもまあそう言っても手遅れなんだからと素直にあきらめ、これも社会勉強だと思ってせいぜいエンジョイすることにしました。
さて、1便目がエコノミー席でもアップグレードはアップグレードなので、まず荷物をタダで預けられ、しかもプライオリティーのタグまでつきました。しかし、優越感はそこまでで、優先搭乗権もなく、あとはごく普通のエコノミーでした。この便は50人乗りのエンブラエル145で、今回の旅で一番小さい機材。CAさんの最低人数は乗客50人当たり1人なので、この便はCAさんは一人だけです。自分は身長180センチですが、乗り込んだら天井が低くて真っ直ぐ立てません。座席は横3席のアブレストで、今回選んだA席は一人掛けです。機内は狭いですけど、隣がいないっていうのは気が楽ですね。頭上に荷物棚がないのが玉に瑕ですけど。ところでエンブラエルって、ブラジルの国営企業だったんですね。経営不振で莫大な損失を出し、ほとんど絶望的な状態だったのが、94年になんと民間の金融企業に買収され、そのころ開発が進められていたEMB145の販売開始に踏み切ったのが大成功を収めて、救われたんだそうです。この機材はいわば救世主だったんですね。そのおかげで、今ではエンブラエルは世界4位の航空機製造会社で、3位のボンバルディアを抜く勢いだとか。なんとなくかわいい飛行機ですよね。
思えば、初めて乗ったアメリカの国内線がユナイテッドで、1983年秋のことでしたけど、ファーストクラスなんて自分にはまったく縁のない雲の上の世界のことで、ただ飛行機に乗れるだけで嬉しかったものです(今でもそうですけど)。ただエコノミーでも十分サービスは手厚かったと思います。83年といえば、ユナイテッド初の国際線として東京-シアトル便が就航した年です。その後85年にパンナムの太平洋航路を買収して、次々と国際線市場を拡大していきましたね。ユナイテッドの起源は大変古く、1926年にウォルター・ヴァーニーがエアーメール便を飛ばし始めたのが始まりといわれていますが、翌年ウィリアム・ボーイング(そう、あのボーイングです)がやっぱりエアーメールサービスを開始、ヴァーニーら他の航空会社を買収して、1931年にユナイテッド・エアラインとなりました。34年に、航空機製造業と空輸業の同一会社運営が禁止されたため、ボーイング航空機とユナイテッド航空が分かれてそれぞれ独立したわけです。2001年の911事件後、ユナイテッドは会社更生法適用で、立ち直りまでずいぶん長い道のりでしたけど、何とかつぶれずに存続してくれて、こちらもめでたし、めでたしです。
昼食の時間帯に当たる便でしたが、機内サービスはスナック類の販売もなく、ソフトドリンクのみ。でも下請会社の運航なので、多くを期待しちゃいけませんよね。1席分オーバーブッキングで、後の便に変更してくれる人を探していましたけど、満席状態で、前の方で赤ん坊が泣いていたくらいで、平和なフライトでした。
さて、1便目がエコノミー席でもアップグレードはアップグレードなので、まず荷物をタダで預けられ、しかもプライオリティーのタグまでつきました。しかし、優越感はそこまでで、優先搭乗権もなく、あとはごく普通のエコノミーでした。この便は50人乗りのエンブラエル145で、今回の旅で一番小さい機材。CAさんの最低人数は乗客50人当たり1人なので、この便はCAさんは一人だけです。自分は身長180センチですが、乗り込んだら天井が低くて真っ直ぐ立てません。座席は横3席のアブレストで、今回選んだA席は一人掛けです。機内は狭いですけど、隣がいないっていうのは気が楽ですね。頭上に荷物棚がないのが玉に瑕ですけど。ところでエンブラエルって、ブラジルの国営企業だったんですね。経営不振で莫大な損失を出し、ほとんど絶望的な状態だったのが、94年になんと民間の金融企業に買収され、そのころ開発が進められていたEMB145の販売開始に踏み切ったのが大成功を収めて、救われたんだそうです。この機材はいわば救世主だったんですね。そのおかげで、今ではエンブラエルは世界4位の航空機製造会社で、3位のボンバルディアを抜く勢いだとか。なんとなくかわいい飛行機ですよね。
思えば、初めて乗ったアメリカの国内線がユナイテッドで、1983年秋のことでしたけど、ファーストクラスなんて自分にはまったく縁のない雲の上の世界のことで、ただ飛行機に乗れるだけで嬉しかったものです(今でもそうですけど)。ただエコノミーでも十分サービスは手厚かったと思います。83年といえば、ユナイテッド初の国際線として東京-シアトル便が就航した年です。その後85年にパンナムの太平洋航路を買収して、次々と国際線市場を拡大していきましたね。ユナイテッドの起源は大変古く、1926年にウォルター・ヴァーニーがエアーメール便を飛ばし始めたのが始まりといわれていますが、翌年ウィリアム・ボーイング(そう、あのボーイングです)がやっぱりエアーメールサービスを開始、ヴァーニーら他の航空会社を買収して、1931年にユナイテッド・エアラインとなりました。34年に、航空機製造業と空輸業の同一会社運営が禁止されたため、ボーイング航空機とユナイテッド航空が分かれてそれぞれ独立したわけです。2001年の911事件後、ユナイテッドは会社更生法適用で、立ち直りまでずいぶん長い道のりでしたけど、何とかつぶれずに存続してくれて、こちらもめでたし、めでたしです。
昼食の時間帯に当たる便でしたが、機内サービスはスナック類の販売もなく、ソフトドリンクのみ。でも下請会社の運航なので、多くを期待しちゃいけませんよね。1席分オーバーブッキングで、後の便に変更してくれる人を探していましたけど、満席状態で、前の方で赤ん坊が泣いていたくらいで、平和なフライトでした。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 10A
- 搭乗クラス
- エコノミー
- 区間マイル
- 639
- 出発予定時刻
- 10:57
- 到着予定時刻
- 12:56
- 予定飛行時間
- 1:59
コメントする
ユナイテッド航空の搭乗レビューを投稿・公開しませんか?
FlyTeam(フライチーム)では、搭乗レビューを投稿・公開するブログ機能を提供しています。すでに、44,749件の搭乗レビュー(搭乗記)が投稿されています。
コメントを書くにはログインが必要です。
ログイン・会員登録はこちら