【惜別747記念】初めて飛行機に乗った時の事を思い出した。変わったものと変わらないもの。 - ユナイテッド航空 口コミ・評価

ユナイテッド航空のボーイング747が日本線から引退と聞いて初めて飛行機に乗った時の事を思い出して書いてみました。何を隠そう初めて乗ったのがそのユナイテッド航空成田～サンフランシスコ線、当時から便名は838便というのも覚えています。
当時は飛行機好きでも何でもなく、勿論海外なんぞ初めて、出発機内からカルチャーショックは始まっていました。

【機内食・ドリンク】
夕食はチキン照り焼きとサラダ、小さいチョコケーキ。朝食はオムレツ。勿論機内食だって初体験だけど案外少なめ、意外とアメリカって大盛りじゃないんだなぁという感想。
飲み物は当時の日本では知る人ぞ知るスターバックス、コーラはペプシ。この辺も今は変わったと聞きます。

【座席（シート）】
何の予備知識もないままだったから普通のエコノミーシートでも読書灯やオーディオがあって驚き。新幹線とは違うなぁと。

【機内スタッフ】
当然ながら機内はもうアメリカ。1人だけ日本人クルーが居たけれどもうアメリカ。座席に置いた荷物を足下や荷物棚に無理矢理収納され、親切のような荒っぽいような…離着陸時ポジションなんぞ知らなかった当時の自分には色々衝撃的。

【エンターティメント】
上述の通りオーディオが新鮮だった…けど何を聞いていたかは覚えていないしとにかく退屈で有人と話をしてほぼ寝なかったかな。前方スクリーンで時たま映画をやっていたけれど退屈。
変わって2010年代は各席ごとにスクリーンがあり映画も各自好きなものを好きな字幕・音声で楽しめるように。ここは劇的に変わった。

【機材コンディション】
当時はボーイング747-200だった模様。その後2名パイロットの747-400になり、グレーの塗装は青白になりその後合併でコンチネンタル色に。この合併・経営再建で大型機の購入が進まずようやく昨年777-300ER導入。747もシカゴ～成田線から撤退しこのたびサンフランシスコ～成田線で日本撤退、台北やソウル線は残るようですが年内完全撤退だそうな。
あれから実に20年、機材も色も随分変わったなぁ。

【空港サービス】
これはあまり覚えていないです。入国審査で手間取った記憶は無く、まだユルかった時代かもしれません。寝不足で日付変更線越えのハードスケジュールを苦にしなかったのは若さゆえ？

【総合評価】
正直当事は良かったフライトとの記憶はありません。飛行機も外国もむしろ怖いものだと思っていたくらい(事実この在米中に大韓航空801便がグアム島に墜落する事故を報道で聞いていたし)、その後当然のように飛行機とも海外渡航とも無縁だったのに、社会人しばらくやって狂ったように復縁。不思議なものです。

その間ユナイテッド航空は経営破綻やコンチネンタル航空合併といった変化を遂げ、ノースウェストもデルタになってしまい、羽田空港からも国際線が多数飛ぶようになって…それでもこの便名のまま747のままでいてくれた。これも不思議な縁かもしれませんね。