搭乗レビュー
#560 (I409) ベトナム航空 A350 XWBに初乗り (エコノミークラス編)
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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搭乗機 VN-A886 A350-9... 続き -
VN ボーディングパス -
搭乗機 VN-A886 A350-9... 続き -
ベトナム航空のイメージカラーと似通っ... 続き -
壮観、Yにしては可也大型の10インチ... 続き -
自席40K。シート幅は広めの18イン... 続き -
薄型のバックレスト効果もありY席とし... 続き -
Taxing時の機窓から
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VN Safety Instruct... 続き -
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エアボーンしました。A350 XWB... 続き -
VN 機内誌 "HERIT... 続き -
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デリバリー10日後の真新しいギャレー -
ドリンクは水かペプシの選択 -
ハムのバインミーとプディング状のチェ... 続き -
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雨季のベトナム。積乱雲を縫って飛行 -
タンソンニャット空港 25Lにランデ... 続き -
タンソンニャット空港 14番スポット... 続き
総評
2015年6月30日(火)、エアバス最新鋭機A350がアジアの航空会社では初めてベトナム航空にデリバリーされ、7月1日からホーチミン－ハノイ間で定期運用が開始されています。
この日を待ち侘びてホーチミンへ居を移して10ヶ月、漸く搭乗のチャンスが巡ってきましたので、詳細をご報告します。
【出発空港にて】
VN240 SGN 12:10 HAN 14:15 A350のCクラスでハノイ着。
【搭乗レビュー】http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27915
ハノイで1泊したかったのですが、夕刻に所用があるためホーチミンへとんぼ返りです。
復路はVN253 HAN 15:25 SGN 17:30、同日に2回 A350でのフライトを楽しむためには、この便に乗るしかありません。
ハノイ空港での滞在時間は70分のみでしたが、自動チェックイン機を使って待ち時間なく搭乗手続き完了。
【搭乗前】
アジア諸国の先陣を切ってA350がデビューしたハノイ－ホーチミン航路。ベトナム航空はその最新鋭機材のお披露目を兼ねて、ここハノイでも特別なスポット1番を用意していたようです。ノイバイ空港国内線新旧ターミナルを結ぶガラス張りの連絡通路からは、1番スポットに駐機中のシップが目の前に見えて、絶好の撮影ポイントとなっています。
撮影に勤しんでいると、搭乗時刻となったようです。搭乗ゲートへ向かいます。
【機内スタッフ】
A350 XWB導入に合わせてリニューアルされたターコイズ色のアオザイを纏ったCAさんに迎えられて搭乗。実質国営航空の威光から、ちょっとお高くとまった対応もあるベトナム航空のCAさんですが、デビューしたての新鋭機搭乗のための選りすぐりのチームなのか、今回はとてもフレンドリーな対応感でした。
【機材&コンディション】
往路のビジネスクラス編と同様ですが、以下再度記しておきます。
搭乗機 VN-A886 (A350-941XWB)は、ベトナム航空にデリバリーされて未だ11日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
エンジンはRR Trent XWB X 2、B789に搭載されるRR Trent 1000やGEnxより20%アップの83,000lbsの推力を誇ります。パリやシンガポールの航空祭での展示飛行を見学した際に、エンジン音が非常に静かだったのが印象的でしたが、実機に乗ってみてその静粛性を改めて実感しました。エンジンと言うよりはモーターの感覚。劇的なパワーは感じさせず、それでも確実に加速しV2に達し、何らストレスなくスムースに上昇していきます。巡行に移ると、もはやエンジンは微かに唸るのみ、室内に聞こえてくる音は風きり音が中心となります。
A380と類似したクルーザーの安定感に加え、運動性能を兼ね備えた躍動感ある乗り味と評することができるでしょう。
ベトナム航空機内誌「HERITAGE」のA350導入記念特集に記載されたスペックは以下の通りとなっております。
全長：66.80m
ウィングスパン：64.75m
全高：17.05m
キャビン幅：5.61m
自重：120mt
最大離陸重量：275mt
巡航高度：43,000ft
航続距離：14,075km
シート総数：305（C29, PY45, Y231）
今回は短距離フライトだったので実感できませんでしたが、A350は与圧を6,000フィート同様の高い湿度を保ち、また客室全体を7つのエリアに分けてきめ細かく管理できる等、快適性も追求されているそうです。この辺りも今後長距離便搭乗で体感してみたいと思います。
あと特筆すべきは窓が大型（エアバス機比最大）になったこと。僕のような窓側族にはたまりません!
【座席（シート）】
エコノミーシートは、従来のカーキ色から一新、ベトナム航空のイメージカラーと似通った鮮やかなブルーのモケットに変更されました。このことにより、今まで薄暗く野暮ったかったキャビンの雰囲気も見違えるほど明るくなりました。
最近の流行？である薄型のバックレスト効果もありY席としては必要十分なシートピッチを確保。固めのクッションで座り心地も良好です。
3+3+3のアブレスト、シート幅は広めの18インチで快適です。ボディは細身に見えるA350ですが、ダブルバブル構造の採用で広いキャンビンスペースを確保しているとのことで、LCC向けに3-4-3の10アブレストへも対応可能なようです。機材名称のXWB（Extra Wide Body）たる所以ですね。-1000系に至っては3クラスで350席規模を実現、日本航空がB777の後継機含みで大量採用を決めた理由も頷けます。
セットトップボックスが床下に収納されたので、エコ席でも足を伸ばせたり荷物も容易に収納できたりします。
【エンターティメント】
写真をご覧いただくと判りやすいですが、Yにしては可也大型の10インチ級の高解像度パーソナルモニターを装備しています。1世代前のCクラス級ではないかと。コンテンツ次第ですが、これならエコの長距離フライトも楽しくなりそうです。但し今回は国内線短距離路線故エンターテイメント・システムは稼働しておらず...
機内誌「HERITAGE」はA350導入特集が組まれていました。
【機内食】
ハムのバインミーとプディング状のチェー。ドリンクは水かペプシの選択。
味は兎も角、お腹が空いていたので食べました（笑）。
至って順調なフライトでホーチミンには8分の早着。
本邦では日本航空がA350-900を18機、A350-1000を13機 発注しており、2019年の導入予定です。そこまで搭乗を待ちきれない方は（カタール航空、フィンエアー、シンガポール航空も運用中ですが）今のところ日本から一番近くでA350を体感できる当地ベトナムへ是非お越しください。
この日を待ち侘びてホーチミンへ居を移して10ヶ月、漸く搭乗のチャンスが巡ってきましたので、詳細をご報告します。
【出発空港にて】
VN240 SGN 12:10 HAN 14:15 A350のCクラスでハノイ着。
【搭乗レビュー】http://flyteam.jp/airline/vietnam-airlines/review/27915
ハノイで1泊したかったのですが、夕刻に所用があるためホーチミンへとんぼ返りです。
復路はVN253 HAN 15:25 SGN 17:30、同日に2回 A350でのフライトを楽しむためには、この便に乗るしかありません。
ハノイ空港での滞在時間は70分のみでしたが、自動チェックイン機を使って待ち時間なく搭乗手続き完了。
【搭乗前】
アジア諸国の先陣を切ってA350がデビューしたハノイ－ホーチミン航路。ベトナム航空はその最新鋭機材のお披露目を兼ねて、ここハノイでも特別なスポット1番を用意していたようです。ノイバイ空港国内線新旧ターミナルを結ぶガラス張りの連絡通路からは、1番スポットに駐機中のシップが目の前に見えて、絶好の撮影ポイントとなっています。
撮影に勤しんでいると、搭乗時刻となったようです。搭乗ゲートへ向かいます。
【機内スタッフ】
A350 XWB導入に合わせてリニューアルされたターコイズ色のアオザイを纏ったCAさんに迎えられて搭乗。実質国営航空の威光から、ちょっとお高くとまった対応もあるベトナム航空のCAさんですが、デビューしたての新鋭機搭乗のための選りすぐりのチームなのか、今回はとてもフレンドリーな対応感でした。
【機材&コンディション】
往路のビジネスクラス編と同様ですが、以下再度記しておきます。
搭乗機 VN-A886 (A350-941XWB)は、ベトナム航空にデリバリーされて未だ11日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
エンジンはRR Trent XWB X 2、B789に搭載されるRR Trent 1000やGEnxより20%アップの83,000lbsの推力を誇ります。パリやシンガポールの航空祭での展示飛行を見学した際に、エンジン音が非常に静かだったのが印象的でしたが、実機に乗ってみてその静粛性を改めて実感しました。エンジンと言うよりはモーターの感覚。劇的なパワーは感じさせず、それでも確実に加速しV2に達し、何らストレスなくスムースに上昇していきます。巡行に移ると、もはやエンジンは微かに唸るのみ、室内に聞こえてくる音は風きり音が中心となります。
A380と類似したクルーザーの安定感に加え、運動性能を兼ね備えた躍動感ある乗り味と評することができるでしょう。
ベトナム航空機内誌「HERITAGE」のA350導入記念特集に記載されたスペックは以下の通りとなっております。
全長：66.80m
ウィングスパン：64.75m
全高：17.05m
キャビン幅：5.61m
自重：120mt
最大離陸重量：275mt
巡航高度：43,000ft
航続距離：14,075km
シート総数：305（C29, PY45, Y231）
今回は短距離フライトだったので実感できませんでしたが、A350は与圧を6,000フィート同様の高い湿度を保ち、また客室全体を7つのエリアに分けてきめ細かく管理できる等、快適性も追求されているそうです。この辺りも今後長距離便搭乗で体感してみたいと思います。
あと特筆すべきは窓が大型（エアバス機比最大）になったこと。僕のような窓側族にはたまりません!
【座席（シート）】
エコノミーシートは、従来のカーキ色から一新、ベトナム航空のイメージカラーと似通った鮮やかなブルーのモケットに変更されました。このことにより、今まで薄暗く野暮ったかったキャビンの雰囲気も見違えるほど明るくなりました。
最近の流行？である薄型のバックレスト効果もありY席としては必要十分なシートピッチを確保。固めのクッションで座り心地も良好です。
3+3+3のアブレスト、シート幅は広めの18インチで快適です。ボディは細身に見えるA350ですが、ダブルバブル構造の採用で広いキャンビンスペースを確保しているとのことで、LCC向けに3-4-3の10アブレストへも対応可能なようです。機材名称のXWB（Extra Wide Body）たる所以ですね。-1000系に至っては3クラスで350席規模を実現、日本航空がB777の後継機含みで大量採用を決めた理由も頷けます。
セットトップボックスが床下に収納されたので、エコ席でも足を伸ばせたり荷物も容易に収納できたりします。
【エンターティメント】
写真をご覧いただくと判りやすいですが、Yにしては可也大型の10インチ級の高解像度パーソナルモニターを装備しています。1世代前のCクラス級ではないかと。コンテンツ次第ですが、これならエコの長距離フライトも楽しくなりそうです。但し今回は国内線短距離路線故エンターテイメント・システムは稼働しておらず...
機内誌「HERITAGE」はA350導入特集が組まれていました。
【機内食】
ハムのバインミーとプディング状のチェー。ドリンクは水かペプシの選択。
味は兎も角、お腹が空いていたので食べました（笑）。
至って順調なフライトでホーチミンには8分の早着。
本邦では日本航空がA350-900を18機、A350-1000を13機 発注しており、2019年の導入予定です。そこまで搭乗を待ちきれない方は（カタール航空、フィンエアー、シンガポール航空も運用中ですが）今のところ日本から一番近くでA350を体感できる当地ベトナムへ是非お越しください。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 40K
- 搭乗クラス
- Y
- 区間マイル
- 720
- 出発予定時刻
- 15:25
- 搭乗時刻
- 15:06
- 出発時刻
- 15:25
- 到着予定時刻
- 17:30
- 到着時刻
- 17:22
- 予定飛行時間
- 2:05
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 1
- 離陸滑走路
- 29L
- 離陸時刻
- 15:32
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 到着ゲート・スポット
- 14
- 着陸滑走路
- 25L
- 着陸時刻
- 17:15
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