搭乗レビュー
#564 (I413) ベトナム航空 B787-9に初乗り (ビジネスクラス編)
- 口コミ投稿者
- westtowerさん
搭乗写真
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夕刻のタンソンニャット空港から帰宅
総評
ベトナム航空の787-9 2号機となるVN-A862は、8月10日にベトナム・ハノイ ノイバイ国際空港に到着しました。
ベトナム航空は東南アジアの航空会社では初めて787-9を投入する会社であることに加え、先にデリバリーされたA350-900も併せて、ボーイングとエアバス両社の最新鋭機をオペレーションする初めての航空会社となりました。
いまベトナム航空が熱い!
ということで、ライン運航が始まったばかりのB789(VN-A862)に早速乗ってきました。同機は9月よりロンドン線投入が予定されており、只今ハノイ-ホーチミン間の国内線で慣熟運航中、善は急げ?です。
【搭乗前】
搭乗予定のVN255便(VN-A862)は、最新鋭機がアサインされることが多い1番スポットから搭乗の予定でしたが、僕がホーチミンから乗ってきたVN236便(VN-A861)の不具合の修理に時間を要し1番スポットが空かなかった影響で、玉突きでオープンスポットに駐機されました。ゲートは1から10に変更となりターミナル内を端から端に歩く破目に。でもシップへのアプローチの際に接近して良い写真が撮れたのは収穫でした。
L1ドアからタラップを使ってビジネスクラスキャビンに入室します。
【機材&コンディション】
搭乗機 VN-A862は、ベトナム航空にデリバリーされて未だ12日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
胴体延長型だけありそのフォルムはB788に比べてかなりスマートになった印象。VNブルーの鮮やかなペイントが流麗な機体に映えます。A350と共に次世代のベトナム航空を牽引するフラッグシップに値する風格と性能を兼ね備えています。
エンジンはGEnxではなくRR Trent 1000を採用。これで雨季のベトナムの積乱雲の空を縫って飛ぶのも安心です。NHのB788搭乗時に経験済で大凡想像はつきましたが、改めてB789の実機に乗ってみてその静粛性を実感しました。最近のエンジンはモーターの感覚に近いですね(個人的には猛々しいエンジン(音)も嫌いではないですが)。
ベトナム航空機内誌「HERITAGE」のB789導入記念特集に記載されたスペックは以下の通りとなっております。
全長:62.82m
ウィングスパン:60.17m
全高:17.02m
キャビン幅:5.61m
自重:181mt
最大離陸重量:274mt
巡航高度:43,100ft
航続距離:15,700km
シート総数:274(C28, PY35, Y211)
また、語り尽くされておりますが、加湿装置により室内空間は大変快適であること、申し添えます。
【座席(シート)】
革張りシートの新車?の香りが残る機内、白い内装色に淡いカーキ色のシート(ファブリック)地により、明るくて開放的なビジネスクラスキャビンに仕上っていました。通路に対し斜め向きに座席を配置するヘリンボーン式の1+2+1のアブレスト。以前利用したCXのタイプは通路に足を投げだす(お行儀が悪い)タイプでしたが、VNの新ビジネスクラスでは窓側席は窓側に向けて、中央席は中央に向けてV字型に配列されており、抵抗感は薄まりました。それでも、ぐぐっと体を乗り出さないと眼下の景色が眺め難かったり、離着陸時(加減速時)に体幹が微かにずれるような感覚があり、個人的にはヘリンボーン式はあまり好みではありません。ビジネスクラスシートの最近の潮流であるスタッガード式を選択しなかったのは何故なのか、理由を知りたいところです。
自席3Aに着座してみす。占有スペースは贅沢に確保されており、シックで落ち着いた良質な空間でした。巡行飛行中は斜め座りでも違和感はあまりありません。オットマン常設で足を伸ばして寛ぐこともできるし、夜行便ならフルフラットシートで安眠が期待できるでしょう。
【トイレ・洗面台】
国内線短距離路線故最低限のアメニティでしたが、非常にシンプルで機能的。レビューで見かけるウォシュレット機能はありませんでした。赤ちゃんのオムツ交換台が設けられていました。
【エンターティメント】
大型のパーソナルモニター装備、液晶もクリアで見やすかったです。但し国内線短距離路線故エンターテイメント・システムは稼働しておらず残念。フライトマップぐらいは提供して欲しかった。機内誌「HERITAGE」はB789導入特集が組まれていました。
【機内食】
食事時から外れたフライトなので軽食のみのサーブ。オープンサンド2種盛りはサラミ&チーズとサーモン。サーモンにはケッパーとディルが添えられており評価アップ。フルーツ王国ここベトナムでは機内食のカットフルーツであってもそこそこ美味しい。ベバレジはペプシライトを選択。コーヒー大国ここベトナムにして食後のインスタントコーヒーの提供は評価ダウン。
【残念なこと】
最新鋭機搭乗を記念して、搭乗の際に男性チーフパーサーにコックピットの見学をお願いしましたが、「何人たりとも入室は許可されていません」と膠も無い返答。先日のA350記念搭乗やその他の搭乗機会の折には快く受け入れてくれたのにと思いながら、お願いベースだからしょうがないと引き退り、席に着きました。するとどうでしょう、ものの5分もしないうちに、(ベトナム人と思われる)他のパックスが見学を申し入れると、その男性チーフパーサーはすんなりとコックピットのドアを開き彼を中に招き入れ、おまけに記念撮影にも応じているではありませんか。許可するならする、しないならしないで、対応を一本化していただきたかったと思います。べトナム航空クルーの中にこのようなsense of discriminationが存在するのは残念なことです。不愉快な思いをしました。
尚、このようなこともあり、機内スタッフの評価は一つ星となっておりますが、CA始め他のクルーは総じてフレンドリーで丁寧な対応であったこと、申し添えておきます。
フライト自体は至極順調でした。ハノイには約10分の延着でしたが、急ぐ旅ではないので問題ありません。
これから世界の空の主役となるであろうこの最新鋭機にいち早く搭乗する恩恵に与り、感謝の念で一杯です。2015年内にベトナム航空では総計5機のB789がデリバリーされる予定。新機材導入意欲旺盛なベトナム航空から目が離せません。
ベトナム航空は東南アジアの航空会社では初めて787-9を投入する会社であることに加え、先にデリバリーされたA350-900も併せて、ボーイングとエアバス両社の最新鋭機をオペレーションする初めての航空会社となりました。
いまベトナム航空が熱い!
ということで、ライン運航が始まったばかりのB789(VN-A862)に早速乗ってきました。同機は9月よりロンドン線投入が予定されており、只今ハノイ-ホーチミン間の国内線で慣熟運航中、善は急げ?です。
【搭乗前】
搭乗予定のVN255便(VN-A862)は、最新鋭機がアサインされることが多い1番スポットから搭乗の予定でしたが、僕がホーチミンから乗ってきたVN236便(VN-A861)の不具合の修理に時間を要し1番スポットが空かなかった影響で、玉突きでオープンスポットに駐機されました。ゲートは1から10に変更となりターミナル内を端から端に歩く破目に。でもシップへのアプローチの際に接近して良い写真が撮れたのは収穫でした。
L1ドアからタラップを使ってビジネスクラスキャビンに入室します。
【機材&コンディション】
搭乗機 VN-A862は、ベトナム航空にデリバリーされて未だ12日しか経過していません。外観、内装、シート、フロア等々全てがパリパリの新品です。
胴体延長型だけありそのフォルムはB788に比べてかなりスマートになった印象。VNブルーの鮮やかなペイントが流麗な機体に映えます。A350と共に次世代のベトナム航空を牽引するフラッグシップに値する風格と性能を兼ね備えています。
エンジンはGEnxではなくRR Trent 1000を採用。これで雨季のベトナムの積乱雲の空を縫って飛ぶのも安心です。NHのB788搭乗時に経験済で大凡想像はつきましたが、改めてB789の実機に乗ってみてその静粛性を実感しました。最近のエンジンはモーターの感覚に近いですね(個人的には猛々しいエンジン(音)も嫌いではないですが)。
ベトナム航空機内誌「HERITAGE」のB789導入記念特集に記載されたスペックは以下の通りとなっております。
全長:62.82m
ウィングスパン:60.17m
全高:17.02m
キャビン幅:5.61m
自重:181mt
最大離陸重量:274mt
巡航高度:43,100ft
航続距離:15,700km
シート総数:274(C28, PY35, Y211)
また、語り尽くされておりますが、加湿装置により室内空間は大変快適であること、申し添えます。
【座席(シート)】
革張りシートの新車?の香りが残る機内、白い内装色に淡いカーキ色のシート(ファブリック)地により、明るくて開放的なビジネスクラスキャビンに仕上っていました。通路に対し斜め向きに座席を配置するヘリンボーン式の1+2+1のアブレスト。以前利用したCXのタイプは通路に足を投げだす(お行儀が悪い)タイプでしたが、VNの新ビジネスクラスでは窓側席は窓側に向けて、中央席は中央に向けてV字型に配列されており、抵抗感は薄まりました。それでも、ぐぐっと体を乗り出さないと眼下の景色が眺め難かったり、離着陸時(加減速時)に体幹が微かにずれるような感覚があり、個人的にはヘリンボーン式はあまり好みではありません。ビジネスクラスシートの最近の潮流であるスタッガード式を選択しなかったのは何故なのか、理由を知りたいところです。
自席3Aに着座してみす。占有スペースは贅沢に確保されており、シックで落ち着いた良質な空間でした。巡行飛行中は斜め座りでも違和感はあまりありません。オットマン常設で足を伸ばして寛ぐこともできるし、夜行便ならフルフラットシートで安眠が期待できるでしょう。
【トイレ・洗面台】
国内線短距離路線故最低限のアメニティでしたが、非常にシンプルで機能的。レビューで見かけるウォシュレット機能はありませんでした。赤ちゃんのオムツ交換台が設けられていました。
【エンターティメント】
大型のパーソナルモニター装備、液晶もクリアで見やすかったです。但し国内線短距離路線故エンターテイメント・システムは稼働しておらず残念。フライトマップぐらいは提供して欲しかった。機内誌「HERITAGE」はB789導入特集が組まれていました。
【機内食】
食事時から外れたフライトなので軽食のみのサーブ。オープンサンド2種盛りはサラミ&チーズとサーモン。サーモンにはケッパーとディルが添えられており評価アップ。フルーツ王国ここベトナムでは機内食のカットフルーツであってもそこそこ美味しい。ベバレジはペプシライトを選択。コーヒー大国ここベトナムにして食後のインスタントコーヒーの提供は評価ダウン。
【残念なこと】
最新鋭機搭乗を記念して、搭乗の際に男性チーフパーサーにコックピットの見学をお願いしましたが、「何人たりとも入室は許可されていません」と膠も無い返答。先日のA350記念搭乗やその他の搭乗機会の折には快く受け入れてくれたのにと思いながら、お願いベースだからしょうがないと引き退り、席に着きました。するとどうでしょう、ものの5分もしないうちに、(ベトナム人と思われる)他のパックスが見学を申し入れると、その男性チーフパーサーはすんなりとコックピットのドアを開き彼を中に招き入れ、おまけに記念撮影にも応じているではありませんか。許可するならする、しないならしないで、対応を一本化していただきたかったと思います。べトナム航空クルーの中にこのようなsense of discriminationが存在するのは残念なことです。不愉快な思いをしました。
尚、このようなこともあり、機内スタッフの評価は一つ星となっておりますが、CA始め他のクルーは総じてフレンドリーで丁寧な対応であったこと、申し添えておきます。
フライト自体は至極順調でした。ハノイには約10分の延着でしたが、急ぐ旅ではないので問題ありません。
これから世界の空の主役となるであろうこの最新鋭機にいち早く搭乗する恩恵に与り、感謝の念で一杯です。2015年内にベトナム航空では総計5機のB789がデリバリーされる予定。新機材導入意欲旺盛なベトナム航空から目が離せません。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 3A
- 搭乗クラス
- C
- 区間マイル
- 720
- 出発予定時刻
- 15:40
- 搭乗時刻
- 15:05
- 出発時刻
- 15:42
- 到着予定時刻
- 17:45
- 到着時刻
- 17:57
- 予定飛行時間
- 2:05
- 出発空港 天気・気温
- ☀
- 出発ゲート・スポット
- 1➢10
- 離陸滑走路
- 29L
- 離陸時刻
- 15:49
- 到着空港 天気・気温
- ☁
- 着陸滑走路
- 25L
- 着陸時刻
- 17:51
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