「フレンドシップ・デー(2021年日米親善デー)」は、山口県の海上自衛隊/アメリカ海兵隊岩国航空基地で2021年5月5日(水)、開催されます。20万人を超える来場者を集める人気の催しで、2019年は約165,000人が訪問しました。
***新型コロナウイルス感染症の拡大懸念のため開催中止***
海上自衛隊第31航空群と共催し、ゴールデンウィーク恒例の基地開放行事です。2021年は第45回目のイベントとなります。航空祭には、アメリカ空・海・陸軍に加え、自衛隊から陸・海・空の航空機が参加しています。民間から、レッドブルで年間チャンピオンに輝いた実績のある室屋義秀さん、ウィスキー・パパの内海昌浩さんも展示飛行を披露しています。
展示飛行は、拠点とする第5空母航空団(CVW-5)がその飛行能力を披露しています。主力戦闘機のF/A-18に加え、ブルーインパルスの展示飛行も一糸乱れぬ曲技飛行で、観衆を沸かせます。パイロットたちによるイベント会場でのサイン会も実施されています。
自衛隊は、陸海空がそれぞれ航空機を使用した任務遂行能力の一部を披露します。第13旅団の防府分屯地に所在する第13飛行隊の多用途ヘリコプターUH-1Jを使用したラぺリングでは、上空でヘリコプターがホバリングし、ロープを地面に降ろしてレンジャー隊員が地上に降りる様子、海自はUP-3DとU-36A、US-2と岩国航空基地に所在する3機種3機が地元の空で祝賀飛行します。空自はF-2戦闘機が空対空、空対地能力を披露する機動飛行もスケジュールに組み込まれています。
アメリカ側は、F-35BライトニングIIで短距離離陸・垂直着陸(STOVL)ステルス戦闘機の性能を披露します。恒例になっている近接航空支援、空中給油のシミュレーションのほか、海兵隊の航空機が遠征展開先の環境で実施する海兵空陸任務部隊(MAGTF)デモでは、海兵隊のMV-22オスプレイに加え、F-35Bも参加します。三沢基地を本拠地とするF-16ファイティング・ファルコンによる太平洋空軍デモンストレーションチームは、圧倒的なパワーと機動性能を展示します。
フレンドシップ・デー開催日は、山陽本線、岩徳線で17本の臨時列車が運転、車両増結も実施されています。JR岩国駅と基地内のイベント会場近くまで、有料の臨時シャトルバスの運行されます。
なお、例年は入場時に写真と個人氏名、生年月日、性別と現住所のわかる身分証の提示が求められます。日本国籍以外の方は、パスポート、または外国人登録証のどちらかの持参が必須です。
■過去の来場者数
2021年:新型コロナウイルス感染症の影響で中止
2020年:新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止
2019年5月5日 約165,000人 (晴)
2018年5月5日 約215,000人
2017年5月5日 約210,000人
2016年5月5日 約175,000人
■(参考)海上自衛隊/米海兵隊 岩国航空基地フレンドシップデー2019
<展示飛行>
CVW-5所属飛行隊 (F/A-18E/F)
・第102戦闘攻撃飛行隊(VFA-102)ダイヤモンドバックス F/A-18F
・第27戦闘攻撃飛行隊(VFA-27)ロイヤルメイセス F/A-18E
・第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)イーグルス F/A-18E
・第195戦闘攻撃飛行隊(VFA-195)ダムバスターズ F/A-18E
F-35BライトニングII
MAGTFデモ
・MV-22B
・F-35BライトニングII
ブルーインパルス
陸自ラぺリング
・UH-1J多用途ヘリコプター (第13飛行隊)
祝賀飛行
岩国航空基地所属
・UP-3D
・U-36A
・US-2
機動飛行
・F-2戦闘機
<地上展示>
・アメリカ軍
F/A-18D
F/A-18E
F/A-18F
F-35B
KC-130J
MH-60S
MH-60R
E-2D
C-2
E/A-18G
A-10
・自衛隊
U-36A
MCH-101
SH-60
KC-767
US-2
T-5
TC-90
TH-135
P-3C
AH-1S