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ベルーガXL、運航開始 A350主翼は2枚搭載可能で輸送力増強

© AIRBUS
ベルーガXL

エアバスは2020年1月9日(木)から、ベルーガXL初号機の運航を開始しました。この機体の製造番号(msn)は「1853」で、機体番号(レジ)は「F-GXLH」で登録されています。

ベルーガXLは2014年11月にローンチし、これまでに200回以上の飛行テストを通じ、700時間以上の飛行を実施し、2019年11月に欧州航空安全庁(EASA)から型式証明を取得しました。ベルーガXLはA330-200F貨物専用機をベースとしており、長さ63メートル、幅8メートル、最大ペイロード50トン、航続距離4,000キロメートルです。

エンジンはロールス・ロイスのトレント700を搭載し、低い位置に設けられたコクピットや貨物室構造部、胴体後部は新たに開発されました。ベルーガXLは、既存のベルーガSTが片翼しか運べなかったA350XWBの翼を、同時に両翼を搭載し、輸送できます。

ベルーガXLはヨーロッパの11の工場から運航し、エアバスが製造する航空機のパーツ輸送を担います。今回導入されたベルーガXLは、6機導入されるうちの1機目で、残りの5機は2020年から2023年にかけて導入される予定です。

期日: 2020/01/09から