ボンバルディアは2021年3月29日(月)、グローバル7500型機の50機目を納入したと発表しました。グローバル7500は当初、「グローバル7000」の名称で開発がスタートしましたが、航続距離7,700海里、約14,260キロメートル(km)の航続距離が確認されたことを受け、その距離が反映されたブランド名を冠しています。2019年5月に亡くなられた元F1王者でパイロット、航空会社の経営者・投資家でもあったニキ・ラウダさんが購入した機種でもあります。
2018年12月下旬に運航を開始してから、グローバル7500の就航率は99.7%と優れた信頼性を記録しています。シドニーとデトロイト間のおよそ15,000kmを直行で結び、ビジネスジェットによる最長の都市間ペア飛行をはじめ、速度記録も達成し、さまざまな表彰も獲得してきました。ビジネスジェットとして大型の機材にも関わらず、3年未満での50機納入達成は、各種の信頼性や評価によるものと、ボンバルディアは説明しています。
機内は、4つの異なる居住空間、乗務員専用の休憩エリアが確保され、広々とした空間、快適性、フル装備のキッチンを搭載。中でも、快適性とデザイン性に優れているとの理由から、2018年度にはレッドドット賞のプロダクトデザイン部門を受賞しています。