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佐世保に前方展開したボノム・リシャール、4月14日に退役式

© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Kyle Carlstrom
2018年1月、佐世保出港時のボノム・リシャール

アメリカ海軍は2021年4月14日(水)、カリフォルニア州サンディエゴで強襲揚陸艦「ボノム・リシャール(LHD-6)」の退役式を行います。LHD-6はサンディエゴで定期メンテナンスとアップグレード作業中の2020年7月、火災が発生。修復費用は総額30億ドル超、完成までに5年から7年の年月がかかるとの結論から、復元に費用対効果が無いと判断され、退役が決まっていました。

ワスプ級強襲揚陸艦として、3番目に建造され、1,100名の海兵に加え、1,900名の海兵隊員が乗船できる船でした。世界最大の水陸両用船としてワスプ級強襲揚陸艦は、海兵隊の任務を支援し、両用即応グループ(ARG)や遠征打撃群(ESG)を構成する旗艦船となっていました。

LHD-6の最後の任務は、2012年4月に「エセックス(LHD-2)」との交代で佐世保の前方展開に配備されました。佐世保到着後は、第7艦隊の水陸両用の前方展開母艦として、岩国航空基地に配備されている第3海兵航空団のF-35BライトニングIIと共に、第7艦隊の担当海域を定期的に巡回パトロールしました。2018年1月には「ワスプ(LHD-1)」と交代し、第7艦隊から離れ、サンディエゴで定期メンテナンスとアップグレード作業が進められていました。

LHD-6の退役は、ワスプ級強襲揚陸艦として最初に建造されたLHD-1から計8隻の中でもっとも早い退役艦となりました。なお、LHD-6は、他のワスプ級強襲揚陸艦に流用できる機器の撤去やシステム・部品を取り外し、テキサス州ガルベストンに曳航され、解体されます。

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