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エアバス・ヘリコプターズ、H160の型式証明取得

© Airbus
H160

エアバス・ヘリコプターズは2021年5月18日(火)、次世代多用途機H160が国土交通省航空局から型式証明を取得したと発表しました。H160の日本初号機は2021年初め、フランスで初飛行に成功しています。今回の認証を受け、日本での運用開始に向けた準備が整います。

エアバス・ヘリコプターズ・ジャパンは、H160日本初号機の運用開始に向けた準備を進め、H160ヘリオニクス・トレーナー(HATS)を神戸の施設に導入、整備士訓練を開始しています。

H160はユーロコプターAS365ドーファン、またはEC155の発展型です。AS365N3+以降の改良が加えられ、高性能化・低騒音化しています。チュルボメカArranoエンジンを搭載し、洋上や医療輸送、ビジネスやVIP向けなど幅広い用途での使用を想定した機体です。

パイロットの操作をサポートする最新のアビオニクス「ヘリオニクス」をはじめ、各種の自動化機能や安全性能を備えています。静粛性を確保する低騒音のブルー・エッジ(Blue Edge)ブレードを搭載し、視界の広いキャビンを採用しています。このため、パイロット・乗客とも快適な飛行時間を過ごすことができます。

H160は2020年7月、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明を取得。国土交通省航空局から型式証明を得て、今後、日本へ輸送されます。オールニッポンヘリコプターへ納入される予定で、エアバス・ヘリコプターズの神戸施設に到着後、報道取材用の機器搭載、カスタマイズが実施されます。