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アメリカ海軍、E-6B訓練機として英空軍E-3D早期警戒管制機を購入

© RAF
イギリス空軍 セントリー AEW. Mk1

アメリカ国防総省は2021年6月30日(水)、イギリス国防省からE-3Dセントリーを1機、購入すると発表しました。契約金額は1,500万ドル、日本円でおよそ16.5億円です。この機体は、E-3Dとして運用するのではなく、アメリカ海軍が運用するE-6Bマーキュリーの訓練機として使用されます。

改修はレイク・チャールズのシュノールト国際空港に拠点を置くノースロップ・グラマンが実施。改修作業は2021年9月には完了予定です。アメリカ海軍航空システム・コマンドがこの機体を運用する計画です。E-6Bマーキュリーは、ボーイングによると16機を製造。このため、乗員養成のため実機を使用することで、任務に使用する時間が限られることから、訓練機として改修し、機体は任務のみに使用する体制を整えます。

E-3セントリーは早期警戒管制機(AWACS機)で、ボーイング707-320B型がベース機です。主な任務は、飛行中の航空機の敵・味方を判別だけでなく、早期警戒管制の通り通常時も上空に待機してレーダーで警戒・探知し、防衛の役割も担っています。

外観では、胴体から2本の支柱に支えられた円盤状の大きなレーダードームが特徴的な機体です。イギリス空軍は計7機を導入しており、「セントリー AEW. Mk1」と呼ばれています。機能などはアメリカ空軍が運用するE-3Cとほぼ同じで、エンジンはCFM56を搭載しています。

© U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Jacob Skovo
E-6マーキュリー

E-6マーキュリーは、アメリカ海軍が運用する航空機で、潜航する潜水艦との通信を中継、空中指揮を担う任務があります。この機種もボーイング707-320型がベースで、E-3との違いは胴体上にはレーダードームが付いていません。また、E-6向けの通信機器が搭載、給油機能などはE-3と同様です。