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ベル505ジェットレンジャーX、エチオピアに初納入

© Bell Textron
エチオピアに初納入されたベル505ジェットレンジャーX

ベル・テキストロンは2021年7月12日(月)、エチオピアに初めてベル505ジェットレンジャーXを納入したと発表しました。アディスアベバのボレ国際空港の拠点に配備されています。アフリカ・中東の6カ国では、これまでに約30機のベル505が運用されています。

納入された機体は、W.A. Oil Factory and Distribution PLC社向けです。同社は鉱業、不動産、輸送事業に加え、パーム油の輸入・販売を手がけています。ベル505の導入で、エチオピア国内で起伏が多い地形、道路のインフラが未整備な地域などへの移動時間を数時間、または数日、短縮につながります。

エチオピアに納入されたベル505は、最終組み立てや試験などを経てパーツを分解。ケニア・ナイロビの施設に輸送され、ベル代理店でベル・カスタマー・サービス・ファシリティ(CSF)の1つで、再組み立てなどが実施されました。その後、ケニア・ナイロビからアディスアベバのボレ国際空港に輸送されました。

ボレ国際空港は、標高2,324メートルの高地にありますが、ユーザーは「十分なパワーあり、問題なく運航しています」とコメントしています。ベル505は巡航速度125ノットと毎時232キロメートル(km)、航続距離360海里の667kmで、安全性、性能、値ごろ感のバランスを重視した機材です。