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共同演習「タリスマン・セーバー」終了

© Photo by Petty Officer 3rd Class Dan Serianni
F-35、MV-22などを甲板に搭載して先頭を航行するUSSアメリカ

アメリカとオーストラリアの共同演習「タリスマン・セーバー21」が2021年7月31日(土)、終了しました。演習に参加したアメリカ海軍、オーストラリア海軍は、海上自衛隊、韓国海軍、カナダ海軍などによる海上の統合演習を実施し、水陸両用、防空統合作戦、海上での戦術機動などを通じ、紛争事態での共同対処行動を実施しました。

オーストラリアの沿岸で実施された演習で、アメリカとオーストラリアの2カ国による最大の軍事演習で、今回は9回目の演習でした。2カ国だけでなく、海自、韓国、カナダの海軍が参加し、海上、沿岸、地上で複雑なシナリオに基づいた高度な訓練が実施されました。

演習に参加した同盟国の戦術を知り、どのように通信するか体験するかを重ねることで、実際に共同で対処する必要がある場合、迅速かつシームレスに任務実施ができるようになります。

© US Navy
駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」が帆走、奥には強襲揚陸艦「アメリカ」

演習に参加した強襲揚陸艦「アメリカ(LHA-6)」などが日本付近にパトロール航海するイギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」との演習実施なども今後、注目されるところです。

■タリスマン・セーバー21に参加した艦艇
<アメリカ海軍>
強襲揚陸艦「アメリカ(LHA-6)」
ドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ(LPD-18)」
ドック型揚陸艦「ジャーマンタウン(LSD-42)」
駆逐艦「ラファエル・ペラルタ(DDG-115)」
補給艦「アラン・シェパード(T-AKE-3)」
給油艦「ラパハノック(T-AO-204)」
<オーストラリア海軍>
強襲揚陸艦「キャンベラ(LHD-02)」
ドック型揚陸艦「チョールズ(L-100)」
駆逐艦「ブリスベン(DDG-41)」
アンザック級フリゲート「パラマッタ(FFH-154)」
フリゲート「バララット(FFH-155)」
<海上自衛隊>
護衛艦「まきなみ(DD-112)」
<カナダ海軍>
フリゲート艦「カルガリー(FFH-335)」
<韓国海軍>
「ワン・ゲオン(DD-978)」

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