日本、アメリカ、オーストラリア、インド4カ国の海軍種は、2021年10月11日(月)から10月14日(木)にかけて、演習「マラバール2021」フェーズIIをベンガル湾の海空域で実施しています。海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「かが(DDH-184)」と「むらさめ(DD-101)」とその搭載ヘリ、アメリカ海軍からP-8Aポセイドン、インド海軍のP-8I哨戒機の航空機も参加しています。
「マラバール2021」は8月に実施された際には、フィリピン海で海上作戦、対潜戦、空中戦、実弾射撃訓練、海上補給、搭載機のクロスデッキ、海上阻止作戦を実施。フェーズIIは、海上や空中からの対潜戦、ヘリコプターによるクロスデッキ、水上訓練射撃、洋上補給訓練などを中心に実施します。日米豪印はクワッドを構成し、フィリピン海に続き、インド洋でも多国籍演習を実施し、参加する4カ国がインド太平洋の2つの異なる地域で統合訓練を実施することで、活動を強化します。
フェーズIIには、空母「カール・ヴィンソン(CVN-70)」も参加し、その空母打撃群(CSG-1)と搭載する第2空母航空団(CVW-2)も参加しています。
■「マラバール2021」フェーズII参加勢力
海上自衛隊:ヘリコプター搭載護衛艦「かが」
護衛艦「むらさめ」
アメリカ海軍:空母「カール・ヴィンソン」
巡洋艦「レイク・シャンプレーン」
駆逐艦「ストックデール」
補給艦「ユーコン」
P-8A
インド海軍:駆逐艦「ランヴィジャイ」
フリゲート艦「サツプラ」
P-8I
潜水艦
オーストラリア海軍:フリゲート艦「バララット」
補給艦「シリウス」
※各艦搭載ヘリ、搭載航空機