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ニュージーランド航空、ついに3段寝台が登場!6クラスを擁する機内とは? 2024年9月から

© Air New Zealand
エコノミーでもベッドのように横になれる「スカイネスト」

ニュージーランド航空は2024年9月から就航予定の、ボーイング787-9型機に設置される「スカイネスト」の投入路線や価格帯を明らかにしました。2020年から試作を進めていたもので、ファースト、ビジネスクラスではフライト中にフルフラットで睡眠できますが、エコノミーでも同様になると注目されていました。

まずは、所要時間が17時間を超える超長距離路線であるオークランド発着のニューヨーク(JFK)線とシカゴ線向けの787-9型機に設置。「スカイネスト」を含め、6つの客室タイプを搭載した航空機となる予定です。

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エコノミーでもベッドのように横になれる「スカイネスト」

「スカイネスト」は、機内後部のプレミアムエコノミーとエコノミーの間にある、通常ラバトリーやギャレーが設置される中央部に設けられます。利用イメージは、離着陸時は通常のエコノミーのシートに着席、フライト中に横になれるスペースへ移動し、くつろいだり、睡眠をとるなどして過ごすことが想定されています。「スカイネスト」内は3段ベッド2つの“6ポッド”構造で、利用者同士の視線が合わないようになっているほか、プライバシーカーテンも付いています。ベッド部分は全長200センチメートルほど、肩部分の幅は58センチメートル以上です。それぞれのベッド部分には、フルサイズの枕、シーツ、毛布、耳栓、プライバシーカーテン、睡眠用に設計された照明、個別の読書灯や換気口、USBコンセントなどが用意されています。

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エコノミーでもベッドのように横になれる「スカイネスト」

予約時は通常通り座席を予約し、「スカイネスト」を追加購入する流れで、エコノミーのオプションとして提供されます。価格は、4時間の利用で、約400ドルから600ドル程度。日本路線に当てはめると、日本発、ニュージーランド発とも12時間程度の所要時間で離着陸の時間を除くと、4時間の利用では2巡分、計12名程度が利用できるものと推定。1回4時間の利用時間を迎えると照明が静かに点灯し、寝過ごした乗客は乗務員が丁寧に起こすとしています。また、次の利用者のために30分間の整備時間が設けられ、寝具などが交換されます。乱気流時は、シートベルトを締めてポッドに留まることができるとしています。

リニューアル機は、エコノミーは125席または213席設置のため、エコノミーの12名のみ体験できるプレミアムな追加オプションになりそうです。

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リニューアル機のシートマップ ボーイング787-9型機

なお、「スカイネスト」新設に合わせ、合計6種類の座席が用意されます。ビジネスは完全密閉式のドアと2人で食事ができるスペースを備えた「ビジネス・プレミア・ラックス (8席または4席)」を追加し、現在の「ビジネス・プレミア (42席または22席)」とあわせ2種類。「プレミアムエコノミー (52席または33席)」、そしてエコノミーには「スカイネスト (6ポッド)」に加え、横3席を占領する「スカイカウチ」と、足元が広い「エコノミー・ストレッチ」、そして通常の「エコノミーシート (125席または213席)」です。

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完全密閉式のドアと2人で食事ができるスペースを備えた「ビジネス・プレミア・ラックス」
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「ビジネス・プレミア」
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「プレミアムエコノミー」
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「スカイカウチ」
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「エコノミーストレッチ」

同社が威信をかけ、5年間・17万時間を費やして開発した「スカイネスト」を含んだリニューアル機は、2024年に導入される8機の新造機787-9と、既存機を改修する形で登場します。

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ニュージーランド航空 787
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