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デルタの新造機が成田に!?格納庫で行われている作業とは

© FlyTeam パンダさん
「成田 テクニカル オペレーションセンター」の格納庫へ入る エアバスA330-900neo 「N420DX」 2023年1月5日撮影

2020年3月に成田空港での運航を終了したデルタ航空。運航する日本路線(アトランタ・デトロイト・ミネアポリス・ロサンゼルス・シアトル線)はすべて羽田空港発着へ変更されています。しかし、変更直後から度々、成田空港へ飛来し話題となっています。

同社は太平洋地区の整備拠点「成田 テクニカル オペレーションセンター」として、自社機の整備や、他社委託機の整備などを成田で行なっています。2014年から日本航空(JAL)が使用していたボーイング747用重整備ハンガーを同社仕様に改修。アメリカ連邦航空局(FAA)認定の整備工場として運用しています。2020年3月に同社の定期便が羽田へ移行した後も、変わらずこの機能を維持しています。

2020年9月ごろからは、エアバス・トゥールーズで製造された新造機の「エアバスA350-900型機」と「エアバスA330-900neo型機」を、成田へデリバリーフライトさせ、「成田 テクニカル オペレーションセンター」で新機材の使用前整備を行なっています。

© FlyTeam 雲霧さん
2023年5月13日 トゥールーズからDL9936便として成田空港に到着した エアバスA330-900neo 「N422DZ」

デルタ航空では「成田 テクニカル オペレーションセンター」で、Wi-Fiシステムのインストールなどの使用前整備を行い、その後初めてアメリカへ渡り運航便へ投入されます。フェリー便の経路は様々で、トゥールーズから成田空港へ直行で運航される場合、中部国際空港を経由して成田へ到着する場合などがあります。また整備完了後は、デトロイト、ミネアポリスなどへフェリーされています。さらに、トゥールーズで製造される新造機はすべて成田を経由するわけでもなく、直近ではA330-900neoの「N415DX」「N418DX」「N421DX」は、トゥールーズから直接アメリカへフェリーされています。

© FlyTeam にっしーさん
2022年1月27日 トゥールーズからDL9960便として成田空港に到着した エアバスA350-900 「N516DN」

合併前のノースウエスト航空として1978年に、デルタ航空としても1987年に成田へ就航。羽田へ定期便を移行させた今でも、成田空港の格納庫に整備の拠点を運用しています。成田へお出かけの際、同社の最新型の飛行機が見られたらラッキーですね。

■「成田 テクニカル オペレーションセンター」への飛来実績
2023年5月 A330-900neo 「N422DZ」
2023年1月 A350-900 「N519DN」
2022年12月 A330-900neo 「N420DX」
2022年11月 A350-900 「N518DZ」
2022年9月 A330-900neo 「N414DZ」
2022年9月 A330-900neo 「N413DX」
2022年8月 A330-900neo 「N419DX」
2022年4月 A330-900neo 「N416DX」
2022年3月 A330-900neo 「N417DX」
2022年3月 A330-900neo 「N412DX」
2022年2月 A350-900 「N517DZ」
2022年1月 A350-900 「N516DN」
2021年6月 A330-900neo 「N410DZ」
2021年5月 A330-900neo 「N411DX」
2021年4月 A330-900neo 「N409DX」
2020年12月 A330-900neo 「N408DX」
2020年11月 A330-900neo 「N407DX」
2020年11月 A330-900neo 「N406DX」
2020年10月 A350-900 「N515DN」
2020年9月 A350-900 「N514DN」

© FlyTeam 雲霧さん
2022年9月10日 トゥールーズからDL9936便として成田空港に到着した エアバスA330-900neo 「N413DX」

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