エンブラエル、初期生産のKC-390初号機が初飛行 型式証明取得へ

エンブラエル、初期生産のKC-390初号機が初飛行 型式証明取得へ

ニュース画像 1枚目:初期生産のKC-390が初飛行
© Embraer
初期生産のKC-390が初飛行

ブラジルのエンブラエルは2018年10月9日(火)、開発中のKC-390新型軍用輸送/空中給油機の初期生産の1号機が初飛行したと発表しました。エンブラエルはこの機体を使い、飛行テストを実施する計画で、ブラジル空軍とも合意しています。

KC-390はすでに1,900時間以上の飛行時間を記録しており、2015年に初号機の納入を遅らせると公表されていました。今後は、試験飛行を経て、ブラジル連邦民間航空庁(ANAC)による民間機としての型式証明を取得する予定で、この認証は近く得られる見込みです。

エンブラエルはKC-390の生産に向けた一つの重要な節目を迎えたと歓迎しており、この優れた性能と生産性、優れた柔軟性をアピールしていく方針です。KC-390は、ライフサイクルコストを最小限に抑えることを視野に入れて設計された戦術輸送機です。軍向けの航空貨物輸送、空中給油、捜索救助に加え、空中消火などのさまざまな任務に対応することが想定されています。

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